邪道じゃない? 勉強しない子どもをヤル気にさせるご褒美制度のススメ
【ママからのご相談】
小学校4年生の息子のことです。学校の宿題になかなか手を付けず、翌日に学校でテストがあるとわかっていても、勉強に身が入りません。
「なんで一生懸命勉強しなきゃダメなの?」「テストでいい点をとりたいと思ってない」などと言って、ダラダラ過ごしている姿を見ると腹立たしいです。
「勉強しないと将来困るよ」とか「学校で習ったことをしっかり覚えるためにテスト勉強が必要よ」などとさまざまな説明をしていますが、全く心に響かないようです。どうしたら息子をやる気にさせられるでしょうか?
●A. ご褒美制度でモチベーションをアップさせるのも手!
ご相談ありがとうございます、ママライターのパピルスです。
「次のテストでは100点取りたいから頑張るね!」「大人になったら○○になりたいから、一生懸命勉強する!」というような、絵に描いたように素直なお子さんもいらっしゃるでしょう。
けれど、「勉強するイミがわからない」とか「テストの点数なんてどうでもいい」などと投げやりな発言が飛び出して頭を抱える……というご家庭も多いのでは?
わが家の高学年の息子もこうした発言が増えてきた気がします。
低学年までは親や先生に言われた通り、素直に「やれと言われたことはやる」という態度だった子も、高学年以上になると簡単に従ってはくれなくなります。
もともと、知的好奇心が高く、難しい問題に挑戦することが好きで、課題をクリアすることに楽しさを覚えるタイプのお子さんは別として、多くの子どもは「勉強よりも自分の好きなこと(遊びなど)を優先したい」という気持ちが強いものです。
その気持ちを我慢して机に向かう“自己抑制”ができるかというと、なかなか難しいのが子どもです。
「勉強しないと将来困る」「自分のために勉強は必要」「習ったことの定着のためにテスト勉強が大切」という“正論”で納得するお子さんもいれば、これらの正論が全く心に響かない(ように見える)お子さんもいるでしょう。
後者のタイプのお子さんは、“遠い将来の話では危機感が持てない”、“将来の話ではイメージがしにくい”のではないでしょうか?
大人と違って、子どもはまだ世の中を知らないのですから、「将来のことを想像しなさい」と言ってもなかなか難しいですよね。そういったタイプのお子さんには、「今頑張れば、近い将来に楽しみがある 」と思わせる方法が合っているのかもしれません。