親子の絆も深まる! 赤ちゃんの言葉を育てるコミュニケーション術4つ
パラレルトーク:平行して気持ちを代弁してあげましょう
ごはんを一緒に食べて赤ちゃんがにっこり微笑んだら、「おいしいね」と言い、熱いものに触ってしまったら、「アチチだったね」など、まだお話しできない赤ちゃんの気持ちを代弁してあげましょう。
たとえば、頭をぶつけて「大丈夫、痛くないね!」と励ますのではなく、「痛いね」と、子どもの気持ちを声に出してあげること。
このように、子どもと並行して気持ちを言葉にすることを『パラレルトーク 』と言います。
ママやパパは自分の気持ちを一番に理解してくれている という安心感は、子どもの一生を支える宝物になるそう!
●(4)セルフトーク:自分の行動を口に出して聞かせてあげましょう
おむつを替えるときに、「あれ、おむつどこいったかな?」と子どもに話しかけ、子どもがお話ししているママに注目し始めたら、「おむつを探しているんだよ」とにっこり。
そして、「あった!さあ、きれいにしようね」と語りかけながらおむつを替える……。
このように、ママ自身の行動を口に出して言うことを『セルフトーク 』と言います。
まだ小さな赤ちゃんのころには反応がなくても、繰り返し行うことによって、赤ちゃんは次第に「おむつ」や「探す」といったことばの意味を知る ようになってきます。
----------
親子で楽しい時間を過ごして、よりよいコミュニケーションを取っていくことが、ことばを育てる助けになります。
焦らずゆっくり、“ことばを育てる特別な時間”を楽しめるといいですね。
【参考文献】
・『ことばが伸びるじょうずな子育て』中川信子・著
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●モデル/神山みき(れんくん)