花粉症の場合もアリ!? 長引きやすい“秋風邪”の症状と予防法
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
気温の寒暖差や気圧の変化を強く感じることで、体調を崩すことが多い季節になりました。
長く続いた夏の暑さから、急激な寒さと乾燥といった気候の変化に体がついていけないことがあります。
そうすると、さまざまな症状を引き起こすだけでなく、風邪などの疾患を起こしやすくなるのです。
●秋風邪の原因と症状
秋風邪をひいてしまう原因は、寒暖の差が大きく関係しています。それが体温調節に影響し、自律神経のバランスを崩してしまうことにつながるのです。
自律神経のバランスが崩れてしまうと、ゆっくり睡眠がとれない、体力低下、だるさなどといった症状を起こします。
そこに日常生活で起こるストレスが影響し、免疫力が低下してしまうという状態が起こってしまうのです。
症状は、
・発熱(38度を超えることもあります)
・呼吸器系のトラブル(咳・鼻水・痰・喉の痛みなど)
・頭痛やめまい
などです。
この中でも特につらく感じるのが、発熱と喉の痛みと咳ではないでしょうか。
晩秋になると、気温が下がります(日によって気温の差が激しく変わることも関係)。また、空気も乾燥してきます。
免疫力が低下しているときに冷たく乾燥した空気を吸うことで、喉にウイルスが定着しやすく、炎症を起こしてしまうのです。
ひどいと、気管支炎などにかかってしまうこともあります。
●花粉症との違い
この時期、咳や鼻水といった呼吸器系のトラブルが出るため、「風邪をひいたかも?」とすぐに思ってしまうかもしれません。
しかし、自己判断は危険です。風邪ではなく、花粉症である可能性もあるからです。
花粉症というと、春のスギを思い浮かべる人が多いかもしれません。けれど、秋になるとブタクサ、ヨモギ、カナムグラといった植物が花粉を飛ばします。
これらの植物に対してアレルギー反応を起こしてしまう人もいます。症状が強いと微熱を出す人もいるくらいです。
秋風邪と花粉症の違いは、目のかゆみと高熱です。
花粉症の場合は、目のかゆみと共に呼吸器系のトラブル が出ます。
熱は出たとしても微熱程度です。
秋風邪の場合は、呼吸器系のトラブルと高熱 が出ます。目のかゆみはありません。
この2点に気をつけて、秋風邪なのか花粉症なのかを仮判断し、早めに医療機関を受診することをお勧めします。