過剰反応はNG!? “お友達トラブル”で落ち込む子どもへの接し方
ここは、“オロオロお母さん”から“ニコニコお母さん”になることが大事。話を十分に聞いてあげたら、ぱっと気持ちを切り替えて「好きな本を読んであげようか」「おいしいハンバーグを作ったよ」などと、子どもの暗い気分を変えてあげる のです 。
そのほかにも普段から、母親は視野を広げることが大事です。仕事でも趣味でもなんでもいいので、自分のやりたいことを楽しくやってみる。
そんな母親を見ていると、子どもも少しぐらいの人間関係でいちいち気にせず、「自分の好きなこと、楽しいことに目をむけよう」と世界を広げ前向きになれるのです。
●“いつもどおりの家”がわが子の気持ちを救う
あるアンケート調査で、自殺を思いとどまった理由の断トツ1位が、『自分をかわいがってくれたお母さんに申し訳ないから 』というものだそうです。
いじめや受験、その他多くの失敗……これから先も子どもたちはさまざまな挫折や苦労を経験することになります。
時には、死にたいと思うぐらいつらいことが起こるかもしれません。
でも、母親の顔を思い出して思いとどまる……そんな存在になりたいものです。
そのためには、どうすればいいのでしょうか。とても簡単です。子どもが安心できる家を作ること が大切です。それは、いつもどおりの日常を大切にするということです。
子どもに困ったことがあれば、話を聞いて共感してあげる。母親は楽しそうに自分のやりたいことをやって生活を楽しんでいる。学校や外で傷ついても家で癒される。
そんな“この家にいれば安心”という感覚、いつも通りの家をキープしてあげることが、少々のことなら乗り越えられる強い子どもに成長させるコツなのです。
もちろん、子ども間の意地悪がいじめなどの深刻なレベルになれば学校への相談をすべきだと思います。
でも、それ以前のものであればドッシリと母親がかまえて、少々のことではへこたれないお子さんに育てることも大切なのです。
【参考文献】
・『伸び続ける子が育つ お母さんの習慣』高濱正伸・著
●ライター/aki(中高英語教員)
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)