野菜の摂取量がカギ? 平均寿命1位の長野県に学ぶ“長生き”する秘訣
こんにちは。いよいよ年の瀬ですね。今年の仕事は今年のうちに片付けたいと奮闘している、フリーママライターの横山かおりです。
寒い季節、子どもの健康には気をつけていると思いますが、ママやパパは自分の健康にも気を使っていますか?
今回は厚生労働省が発表している都道府県別の平均寿命ランキングをもとに、参考にしたい健康法をご紹介します。
●男女共に平均寿命1位の長野県
なんと男女共に平均寿命ランキングで1位なのが長野県!
2位は男性が滋賀県、女性が島根県。3位は男性が福井県、女性が沖縄県となっています。
なぜ長野県はそれほどまでに寿命が長いのでしょうか?
じつは、かつては脳卒中の死亡率が全国でトップクラスだった長野県。それを払拭するため、県が主導して野菜の摂取量を増やし、減塩することを勧めた のだそうです。
たしかに長野といえば新鮮な野菜のイメージがありますよね。
野菜の摂取量を増やすというのは、私たちの日常生活でもぜひ意識したいことですね。
●男女共にワースト1位の青森県
一方で男女共に平均寿命ランキングで最下位をとってしまったのが青森県。
1位の長野県との差は男性で3.6歳、女性で1.84歳です。青森県では他の県と比べて塩分摂取量が多く、喫煙率も高い そうです。
どちらも健康には良くないと言われていることですよね。
食事では塩分を控えめにして、禁煙を心がけることが必要なようです。
●塩分をとるなら野菜もしっかりとろう
ただ、塩分の摂取量が一番多いのは男女共に山梨県。
しかし、山梨県は野菜の摂取量が全国で男性6位、女性2位と高くなっています。
「塩分を多く摂りすぎたな」というときは、一緒に野菜もたくさん食べるようにするといいでしょう。
国立がん研究センターによると、塩分のとりすぎは胃がんのリスクも上がるという結果が出ているそうです。いずれにせよ良いことはないので、健康のためには薄味を心がけたほうがいいですね。
【参考リンク】
・食塩・塩蔵食品摂取と胃がんとの関連について | 国立研究開発法人 国立がん研究センター(http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/260.html)
・平成22年都道府県別生命表の概況 | 厚生労働省
・国民健康・栄養調査 | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kenkou_eiyou_chousa.html)
●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)