35歳からはシビア!? 年代別に見る“自然妊娠”の確率と平均初産年齢
筆者の周囲でも40代で初産というママが珍しくありません。職場や友だち同士で不妊治療や妊活の話題がのぼることも多く、不妊治療を受けるという障壁は低くなった のかもしれません。
「年齢があがっても何とか妊娠・出産したい!」という期待の高まりも感じます。
年齢があがることで、不妊症や赤ちゃんの先天異常のリスクなどが心配されることはあり、赤ちゃんに先天異常がないか出生前診断を受けるという妊婦も増えています。
2013年からは、これまでの出生前診断とは別に、日本医学会のもと『新型出生前診断(NIPT)』がスタートしています。
倫理的な問題が懸念されてはいますが、出生前診断の認知度は飛躍的にあがり、対応する施設、利用者も増加しています。
さまざまなリスクは想定されますが、トータルでみても、以前と比べると医療技術は進化し、高齢出産も比較的安心してできるようになったといえるのではないでしょうか。
【参考リンク】
・出産希望年齢と妊よう力知識の関連(p181図) | 日本子ども家庭総合研究所(PDF)(http://www.aiiku.or.jp/~doc/houkoku/h24/19019A130.pdf)
・平成26年人口動態統計月報年計(概数)の概況(p5) | 厚生労働省(PDF)(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/gaikyou26.pdf)
●ライター/佐藤理香(株)