幸せなのはどっち? 乳幼児ママが働くかどうか迷ったときの心得3つ
と言われると、どうしても迷ったり不安になったりするのが普通です。
しかし、何が「かわいそう=デメリット」なのかをママ自身がハッキリさせることによって、預けることのメリットも明確に見えてきます。
周りの意見に左右されないで、正しく情報収集することがポイントです。
●(2)ママ自身の心の声を聞いてみて
「子どもが3、4歳から幼稚園や保育園に入園するまでは、母親が家庭で育てた方がいい」と考える人はたくさんいますし、特に年配の方の考えでは、それが「普通」「常識」となっていることも多いです。
しかし教授のお話によると、実際は“専業ママで子育て”するか、“預けて働くか”のどちらかが問題なのではなく、ママが今の生活に満足しているか?という“ママの心の幸福度 ”がポイントなのだそう。
専業ママでも、子どもと24時間一緒で小さな不満が積もり始め、やがて大きなストレスとなることも。
つい子どもにきつく当たってしまったり、時には手を挙げてしまったり……と、子どもが幼いうちは、ママの心の状態が大きく子育てに影響します。
●(3)ママが望んでいる生活が、子育てにプラスになります
いつも幸福に満たされて、生活に100%満足していると言える人はまずいませんし、望んでいる生活ができていても、さまざまな苦労を経験した上で成り立っているものです。
もし、「家庭で落ち着いて生活するのが好きだから、専業ママでいる」という選択肢と、「仕事をすることによって社会と繋がりを持ち、収入も増えて充実するのでワーキングマザーでいる」という2つの選択肢から選べる環境であれば、“ママの望む生活 ”に少しでも近づけることで、結果的に子育てにとって最大のプラスになるのです。
ママがハッピーであれば自然と子育てにも力が入り、子どもにもよい影響を与えます。
「専業ママ」と「ワーキングマザー」のどちらが子どもにとってよいのかという比較ではなく、自分自身の目と心でベストな選択ができるといいですね!
【参考文献】
・『げんき2016年9月号/こんなときどうする?「ママが働くのは子育てにマイナス? やはり専業がいいの?」法政大学文学部心理学科教授・渡辺弥生(監修)』講談社・発行
【参考リンク】
・女性の活躍に関する調査 2016 | ソニー生命保険(http://www.sonylife.co.jp/company/news/27/nr_160317.html)
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●モデル/倉本麻貴(和くん)