何が正解なの? 電車やバスで優先席をスムーズに譲るコツ
日頃から電車やバスを利用する方は多いと思いますが、公共交通機関には大体“優先席”が備え付けられていますね。
皆さんもご存じの通り、優先席は高齢者や妊婦、体の不自由な人などが優先的に座れる席のことです。
逆に言えば健常者の方でも近くに優先すべき人がいない場合には座ることができるのですが、なんとなく罪悪感を抱いて座らないという人も少なくないのではないでしょうか。
また、座ったら座ったでどのタイミングでどのように譲るのが正解なのか、いまいち分からないという人もいると思います。
今回は、優先席の譲り方やルールなどについてお話ししていきます。
●世間は優先席に座る若者に厳しい!?
冒頭でも説明した通り、優先席には基本的に誰でも座ることができます。健常者が座ったらダメ!という法的義務もありません。
しかし、世間は優先席に座る健常者に対して厳しい目を向ける傾向にあるようです。
たとえば、SNS上ではこのようなコメントが多く見られます。
『なんで若者が優先席に座ってんだよ 。優先席は必要になる人のために空けとけよ』
『優先席でイチャイチャするカップルに唖然。日本の教育はここまで落ちたか』
『他の席が空いてるのに率先して優先席に座る若者ってなんなの?』
おそらく多くの人が“優先席=健常者が座るものではない ”という認識を持っており、とくに体力が有り余っているイメージの強い“若者”が座っていると不快に思うことが多いようです。
ただ、何回も繰り返しますが、周囲に優先すべき人がいない限りは健常者の人が座っていても文句を言われる筋合いはありません。
むしろ混雑時の場合、目の前の席が空いているのに座らないと、その分のスペースがムダになってしまうこともあります。
●スマホに夢中で妊婦を無視!? マナー違反だと感じた優先席の乗客エピソード
一方で、目の前に高齢者や妊婦などが立っているのに席を譲らない人もたしかにいます。
ここでは、周囲の主婦やママに聞いた“マナー違反”な乗客のエピソードについてご紹介します。
●(1)スマホに夢中で席を譲らない
『別に優先席に座ること自体はいいんだけど、目の前に妊婦さんが立ってるのにスマホゲームに夢中になっているサラリーマン とか見ると悲しい気持ちになる。しかもあれ、本当は妊婦さんが立っていることに気づいているんじゃないかなぁ』(38歳女性/販売)