アレルギーの原因にも!? 窓の結露対策に有効な方法と注意点
こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。
寒い時期に起きるのが“結露”。窓の結露でカーテンがびしょびしょになってしまうこともありますね。
放っておくとカビの原因にもなり、アレルギーを起こしてしまう可能性もあります。
また、壁際のコンセントに結露がついてしまうと火災が起こってしまう危険性もあります。
●結露は70%の家で発生
2016年1月に、『ケルヒャージャパン株式会社』が結露に関するアンケート調査を行いました。
その結果、「ご自宅の窓は結露しますか?」という質問に「ほぼ毎日する」「ときどきする」と回答した人が合計で70%でした。
また、「ご自宅の窓の結露が嫌な理由はなんですか?」という質問に「カビや雑菌が発生するから」と回答した人が最も多い結果が出ました。
このことから、多くの人の家で結露が発生し、カビや雑菌が発生することが嫌だと考えていることが分かります。
●結露対策は“換気”が重要
結露は、家の中でも特に寒い部屋に起こりやすいです。また、どちらかというと北側の部屋の窓に起こります。
結露予防には換気が重要です。寒い冬でも窓をあけて空気を入れ替える ようにします。一日中あける必要はありません。5分でも窓をあけて換気をするようにしましょう。
また、どうしても窓があけられないときは扇風機などを利用して空気を循環させる方法も有効です。
●結露が起きてしまったらすぐに拭く
しっかり換気をしていても、結露が起きてしまうこともあります。その場合は、すぐに拭きとるようにしましょう。
そのうち乾くだろうと放っておくとカビの原因になります。気がついた時点ですぐに拭きます。
このとき、水に中性洗剤を少し混ぜた洗剤液に雑巾をひたし、かたくしぼって拭きます。中性洗剤には窓ガラスに水滴をつきにくくする 界面活性剤という成分が入っています。
また、カビが生えてしまっている場合はエタノールで拭きます。
雑巾にエタノールを吹き付けて拭くだけです。アルミなどの金属を傷めることなく殺菌することができます。
●結露予防と対策で安全・健康・美容に良い住まいを作ろう
結露は寒い時期に起こりやすい現象です。あらかじめ換気に気をつけ、結露ができない工夫をしましょう。換気のほか、結露防止のシールが販売されています。窓に直接貼れ、水分を吸収してくれる優れモノです。結露防止のシールも有効に活用すると良いですね。