子育て情報『わざとやってる? “人の意見を聞かないリーダー”の心理と対処法』

わざとやってる? “人の意見を聞かないリーダー”の心理と対処法

新体制の下でみんな一丸となって頑張ろうとしているときに、きみはこの部署の将来についてどう考えているのかね?」などと詰問する。

こういったケースもそれに当たるでしょう。ストレートに「私のやり方の批判ともとれるようなことを言うな」とは言われなくても、呼び出された方は「クビにでもなったらマズいな。次からは今の部長に逆らわないでおこう」と考えるものです。

こうして“自分のやり方に対する異論は存在しない ”という、リーダーにとって“思うつぼ”の空気が醸成されて行くわけです。

●親が肝を据えて“意見を聞かないリーダー”と闘わないと子どもが大変

さて、パピマミライターである筆者にとって気になるのは、わが子がこういった“人の意見を聞かないタイプ”の指導者にあたってしまった場合です。

もっとも、このタイプの指導者は特定の分野について自分の指導方針に絶対的な自信を持っていることが多いため、とくにスポーツの世界などで一流になりたいとき、とても頼りがいのある存在になるというケースもあります。

ですから、そこはパパやママがわが子を指導する人の人格と実力をよく見極める眼力と、問題がある場合にはおそれずに闘う胆力が必要になります。


そうでないと最悪の場合、しばしばニュースで耳にするようないわゆる“虐待”や“しごき”といった事故につながっていってしまう おそれがあるのです。

●わが子が“意見を聞かない指導者”にあたってしまったら

それでは最後にT先生からいただいた、“わが子が人の意見を聞かない指導者にあたってしまった場合の対処法”をご紹介いたしましょう。

『お子さんに対する指導方針が「おかしい」と感じたら、まずは思い切ってそう切り出し、話し合いをしてください。直接話し合うことによってその指導者が、一定の合理的な理由をもって意見を聞かないのか。とにかく生徒を“支配したいだけ”の人なのか。あるいは人の話を“聞けない”人なのかが、パパやママであれば感覚的にわかるはずです。

最初の“根拠があって異論を受け付けない”場合のみ、根気よく対話を続けることでお子さんの成長にプラスの効果を期待することもできなくはないと思います。しかし、“支配したいだけ”の人、“人の話を聞けない”人と感じた場合 には、その指導者からは距離をおかれた方がいいでしょう』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)

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