女児のオムツ替えはNG!? 男性保育士に対するママたちの本音6つ
近ごろ、男性保育士問題が盛んに取り沙汰されているのをご存じですか?
きっかけは、千葉市長の熊谷俊人氏によるSNS投稿でした。2017年1月末に、男性保育士に女児の着替えを担当させないことを望む保護者に対して「差別です」などの発言をして波紋を広げたのです。
千葉市では『男性保育士活躍推進プラン』として、男性保育士も女性保育士と同じように、保育全般を行うこと、子どもの性別に関わらず業務を行うことをすすめています。
それを踏まえての発言だったのですが、このつぶやきは図らずも「男性保育士に娘のオムツ替えや着替え介助をされたくない 」と思っている親たちの姿を浮き彫りにしてしまったようです。
さて、実際に保育園にお子さんを通わせているママたちは、男性保育士に対してどのような印象を持っているのでしょうか。
インタビューしてみるとやはり、お子さんの性別によって思いの形は違うようでした。それぞれご紹介していきましょう。
●男の子のママたちの声
多くの男の子ママたちは、“頼れるお兄さん”的存在の男性保育士に好意的な印象を持っていました。
『年中さんも後半くらいになってくると、男の子たちはかなり体力がついてきます。特にうちの子は体力があり余っていて、担任の女性保育士の遊び方じゃ全然物足りなかったようです。非常勤の男性保育士さんが出勤する日は、たくさんの男子をひとまとめにしてサッカーのミニ試合を行なってくれていました。
息子はその日が大好きで、ほんとにいつも心待ちにしていましたよ。男性のダイナミックな遊び方って、男の子にとっては絶対必要 。男の子ママはみんなそう思ってるんじゃないかな』(30代女性/6歳男の子のママ)
『内気で繊細な息子。年長になってから急に、女の先生に対して「トイレに行きたい」と言えなくなってしまったんです。だからといって黙って教室を出てはいけない。
苦悶のすえ、漏らしてしまって叱られ、友だちからもからかわれ、登園拒否寸前……ということがありました。
そんなときに力になってくれたのが男性保育士でした。息子がトイレに行きたいようなタイミングで、さり気なく声をかけてくれ、息子も「お兄さん先生になら言えるんだ」と安心していました。男の子のことは、男性に任せたほうがいいときもある と痛感した一件でした』(40代女性/6歳男の子、3歳男の子のママ)
●女の子のママたちの声
では、女の子のママたちはどうでしょう。