子育て情報『小学生で「サッカーに向いていない」「プロになれない」の判断は早すぎ! ゴールデンエイジに伸びるために経験した方がいいこと/U-19影山監督インタビュー後編』

2020年12月14日 13:18

小学生で「サッカーに向いていない」「プロになれない」の判断は早すぎ! ゴールデンエイジに伸びるために経験した方がいいこと/U-19影山監督インタビュー後編

その中で、僕が住んでいるエリアではサッカーをやっている子が一番多かったかもしれません。

『改めてサッカーはすごい』と感じましたが、コロナ禍でステイホームを余儀なくされたので、子どもたちは外で遊びたいという欲求が出たと思います。これまでのように思い切りスポーツができない時期があったことで、よりスポーツへの欲求は高まったのではないでしょうか」

■サッカー強国スペインでは12歳までクラブ所属禁止のチームも。その理由とは

こうした状況に置かれたからこそ、親が子どもとどのように関わるかは重要です。では、親御さんはどのように向き合っていくべきなのでしょうか。影山監督は言います。

「サッカーだけやって英才教育をしてうまくなることを肯定する人もいます。

しかし、子どもたちはいろんな可能性を秘めています。
様々な研究により、いろんなスポーツをやっている子どもの方が最終的に一流の選手になる傾向があるそうです。

今年1月にU‐18日本代表でスペイン遠征を行なった際に、私はリーガエスパニョーラのレアル・ソシエダで研修を受けました。そこで多くの事を学んだのですが、バスク地方では12歳までクラブに所属することを禁じていました。

いろんなスポーツをやってほしいという観点から、クラブに所属するのは13歳からというバスク独自の法律があるそうです。サッカーを本格的に学ぶのは13歳からと決まっているのは、本当に素晴らしい考えだなって思いました」

様々な競技にもトライさせることで、子どもたちの運動に関係する神経が刺激されます。バレーやキャッチボールをすれば落下地点や空間把握能力が高まりますし、他のスポーツから得られる学びはたくさんあります。

積極的に子どもたちにスポーツに触れさせることは健やかな身体の発育にも繋がり、サッカーを上達させる一因になるのは間違いありません。

■小学生年代でサッカーに向いていない、プロになれないの判断は早すぎる

プロ選手になるためには幼い頃からその競技に触れていた方がいいのかもしれませんが、あくまで一例です。
サッカーでも、中学校からキャリアをスタートさせてプロの世界へ飛び込んだ選手もいます。だからこそ、影山監督はゴールデンエイジという言葉に対し、必要以上に影響されて欲しくないと言います。

「中学年ぐらいだとまだ発育的にも将来どんな選手になるのか分かりません。ゴールデンエイジという言葉を勘違いされる親御さんも多いのですが、12、3歳ぐらいでその年代のトップレベルにいないからプロになれないということはありません。

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