「プレーにダメ出しをしたくなる」「他の子と比べてしまう」サッカー少年の親に聞いた、ついついやってしまうこと サカイク本音調査
というお母さんは、こんな話をしてくれました。
「練習後に『今日はどうだった?』と聞いて、子どもが『自分的にはこうだった』という話をするので、『ママはこう思ったよ』と言っています。うちの子はパスを出したがるので、『自分で行けるところもあったよね』とか『もうちょっと相手を引きつけてからパスした方がいいんじゃない?』などと言うのですが、わりと素直に聞いてくれますね」
父親は土日に仕事があるためノータッチだそうです。「小さい頃は見に来ていましたけど、子どもが自分の思うように動かないことにイライラして、見に来なくなりました(笑)」とのことでした。
■父親からのプレーの指摘は......
なかには、こんなご家庭もありました。
「パパはサッカー経験者なので、昔はプレーに関して意見を言っていましたが、息子が5年生になって自我が出てきたので、あまり言わないようにしているみたいです」
「私がいい場面だと思ってお父さんに映像を見せると、ダメ出しが来ることがあります。違うところが気になるみたいです」
別のお母さんは、こう話してくれました。
「私自身、サッカーを知らないのもあるのですが、学年が上がるにつれて、考えてサッカーをするようになるので、低学年の頃ほど言えなくなりました。
高学年になると、子どものサッカー観が出てきますよね。それも成長なのかなと思います」
ほかには「私が言ったことにうんうんと返事しているけど、その場から逃れるために返事しているんだなと思う」「コーチに任せると決めているので、一切口出ししません」という保護者もいました。
高学年になるにつれて、子どもたちの自立心が高まっていきます。それに応じて、コミュニケーションの仕方や距離感を変えるのがポイントのようです。
■つい他の子と比べてしまう
他の子と比べてしまったり、集中力の欠如が気になるお母さんも多いようです。
「低学年の頃はサッカーというよりも、遊んでふざけていることが多かったんです。他の子みたいに、ちゃんとやりなさい! という気持ちになっていました(笑)。最近は見ていると口出ししたくなるので、あまり見ないようにして、遠目から見ています」
ふざけているように見えても、子ども自身は楽しんでサッカーをしているケースもあるので、一方的に決めつけるのはよくないのかもしれません。
さらに、こう続けます。
「子どもに『練習どうだった?』と聞くと、『楽しかった!』と返ってきます。