サッカーキャンプ参加後大好きなゲームをスパッと辞められるようになった子、キャンプで起きた意識改革の理由
と、なんとも優等生的な返答が!そう答えるジュンヤくんの横で、ニコニコとしているお父さんの表情が印象的でした。
ゲームやスマホの使い過ぎに頭を悩ませている親御さんも多いはず。サカイクキャンプでは、それらは期間中スタッフが預かります。3日間のデジタルデトックスができるという意味でも、キャンプは子どもたちにとって貴重な体験になるでしょう。
■子ども扱いせず、一人ひとりと本気で向き合う
ジュンヤくんがサッカーを辞めようと思っていた理由は、自分のプレーに自信が持てなかったことや、チームメイトとのコミュニケ―ションに悩んでいたことなどがありました。
できないことやうまくいかないことは、まわりの人や環境のせいにして諦めてしまいがちな性格でもあったため、所属チームで孤立することもあったようです。
そんなところはキャンプ中も見られましたが、コーチたちはジュンヤくんに本気で向き合い、時間をかけて話すことを根気よく続けました。
キャンプに帯同した菊池コーチは、こう話します。
「チーム活動をする少年団やクラブチームでの活動は、勝つことや技術の習得など、サッカーそのものがメインです。対してサカイクキャンプは心の成長やピッチ外での行動も重視しているため、子どもたち一人ひとりの内面としっかり向き合います。子ども扱いせずに真剣に話します。そして、その後の行動が良い方向に変わればちゃんと認める。そういったことの繰り返しで、ジュンヤくんもだんだんどうしたらいいかを理解してくれたように思います」
キャンプ中、ジュンヤくんは5つのライフスキルのうち「コミュニケーション」をしっかり理解し、大きく伸ばすことができました。苦手だった気持ちのコントロールもできるように。サッカーではチームメイトとともに協力し合い、3日目の試合では勝利。ジュンヤくんがキャンプで一番嬉しかったのは「試合で勝ったこと」とのことですが、その勝利の裏側には、ジュンヤくんの変化が大きく影響したといえそうです。
「親が言ってもなかなか受け入れてもらえないので、第3者のプロのコーチが本気で向き合ってくれたことで、素直に受け入れることができたのだと思います」と、お父さん。キャンプ参加の一番の目的であった心の成長を実感してくれていました。
自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>
■心の成長がプレーにも現れる好循環に
諦めない姿勢、人や環境のせいにしないこと、仲間とのコミュニケーションなど、3日間で伸ばしたこれらのスキルを味方に、サッカーでは「自信」