速く走れるようになり、キック力も高まる! 子どものポテンシャルを引き出す「正しいシューズの選び方・履き方」
■スパイク、トレシューの正しい履き方
靴の正しい履き方は、大人でも意外に知らないものです。今回箕形さんが教えてくれた、正しい履き方は以下の通り。大事なのは履く時だけでなく、脱ぐ時も一緒です。
スパイクやトレーニングシューズのフィット感を高めるだけでなく、靴を傷めにくくし、長持ちさせるためにも大事なことだそうです。
<正しい履き方>
1.一番前まで靴ひもを緩める
2.座ってかかとをトントンして足とシューズを合わせる
3.座って、もしくは片膝をついて靴紐を締める
4.脱ぐときも一番前まで靴ひもを緩める
5.脱いだ靴は直射日光が当たらない、風通しのいいところで乾かす
教えてもらった履き方を実践。いつもよりフィット感が高まったことを実感していました
この時、持ち込んだスパイクやシューズを実際に履いてみる時間が設けられ、子どもたちは、早速教えてもらった通りの履き方を実践しフィット感の高まりを実感していました。
履く時は、まずはかかとを合わせてから紐を締めるのが重要なのだと箕形さんは言います。
この履き方の特長は、かかとの衝撃吸収効果が高まること。
かかとには骨の周りにクッション材の機能として脂肪がついているのですが、かかとの部分で足と靴がぴったり合うことで、かかとの脂肪の衝撃吸収機能が活かされるのだそう。
成長期の足は柔らかく不安定な状態であるため、かかとを正しく成長させることが、かかとの上についている身体全体を支えるために重要なのだそうです。そのために、かかとをしっかり保持する靴の芯材の効果を活かすためにも、かかとを合わせる履き方が大事なのだと教えてくれました。
小学生年代の子どもたちが抱えるケガ、痛みの箇所でよく挙がるのが「かかとの痛み」ですが、靴の選び方と履き方で予防できるそうなので、ぜひ今後の靴選びの参考にしてみてください。
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■子どもたちが一番「教えて!」となったのは、ほどけない靴ひもの結び方
イベント終了後に行われた「ほどけない靴ひもの結び方」レクチャー
イベント終了後には、質疑応答で声が上がった「ほどけない靴ひもの結び方」をレクチャー。箕形さんに結び方を間近で見せてもらえることになり、イベントに参加したすべての子どもたちが「教えて、教えて!」と集まり、夢中でその手元を見て学んでいました。
小学生年代だと靴ひもを結ぶ作業に慣れていないこともあるため、試合中に紐がほどけても上手く結べなかったりするようで、レクチャーを受けた後は会場に敷かれた人工芝のカーペットの上で何度も練習するなど、「紐の結び方」