子育て情報『公式戦が終わって卒団まで6年生にどんな指導をすればい? 中学以降の準備はどれだけしておけばいいか教えて』

公式戦が終わって卒団まで6年生にどんな指導をすればい? 中学以降の準備はどれだけしておけばいいか教えて

それまで取り組んできた技術の向上や戦術理解、視野の確保、応用力など、より向上できるよう練習すればいいと思います。

いただいた内容に「3月までに中学以降のサッカーに対応できるような準備をしたい」と書かれていますが、中学で対応する準備は小学1年生から始まっています。それを継続すればいいだけです。

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■必ずしも11人で大きなゴールを使った練習が必要なわけではない

6年生の指導者から「中学では8人が11人になるので慣れておかないといけませんか?」「ゴールが大きくなるから慣れさせないとですよね?」という質問をよくいただきます。とはいえ、11人で大きなゴールでやる必要があるかと言えばそうではありません。

8人制の試合で、8人がしっかりつながっている。チームとして動ける。そんなふうになっているのなら、問題はありません。
中学生になって入ったチームでは、それぞれがそれまでとは違うサッカーを経験することになるでしょう。その際、どう対応したらいいのかを自分で考えトライできる。そういう子に育てておけば良いかと思います。

■「じゃあ、誰がディフェンスするの?」と考えるのは中学になってからでいい

小学生の間はみんなで守って、みんなで攻めることが重要です。例えば、ディフェンスの子がボランチとワンツーでゴール前に上がっていく。それがいけないことだと誰も思っていない。そんな状態でいいと私は思います。

みんなが上がっていくと、途中でボールを奪われてカウンターを受けたときに困ります。
そこで初めて「じゃあ、誰がディフェンスするの?」と考えればいいのです。そういったことは中学生で学べばいいのです。

そうではなく6年生で中学以降のサッカー、良く言われる「大人のサッカー」をやらせてしまうと、チャンスなのに攻撃参加できない子どもになります。チームがピンチなのに、ただ見ているだけで守備に参加できません。つまりは、しっかりパスをつなぐ。スペースに飛び込んでチャンスをつくる。そんなサッカーを小学生の間にやっておくことです。そうでなければ、中学以降の成長が望めません。


■欧州では7歳から17歳まで年齢別で育成指針を提示している

欧州では、育成指針を7歳から17歳までの年齢別で、やれるようにしておくべきことが書いてあります。ところが日本はそこが繋がっていません。

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