子育て情報『スタメンorベンチ、チームレベル 他人との比較ではなく自分自身に矢印を向けることがサッカーの成長にもつながる』

2023年12月27日 20:00

スタメンorベンチ、チームレベル 他人との比較ではなく自分自身に矢印を向けることがサッカーの成長にもつながる

福富さんはウサギの考え方について「他人との比較の中でしか、自分の存在価値を見い出せていなかったのではないか」と分析します。

「カメは評価軸が他人(ウサギ)ではなく、自分の中にありました。自分が見据えたゴールを目指し、ウサギの存在に気を取られることなく自分のペースで進んで行った。結果的にウサギを追い抜く形でゴールにたどり着くことができたのです」

■他人と比較して自分はダメだ、下手だと思わない

ここで福富さんは「他人と比較して、自分はダメだとか、下手だとか思わないことが大事」とメッセージを送ります。それこそが、自己肯定感を育むために、大切なことと言えます。

「他人と比較したり、他人の望む人間になろうとしたりするのではなく、まずは自分がどうなりたいのかが大事。他人の評価ばかりを気にしていたら自分の人生ではなくなってしまいます。理想に向かって自分はこんなに変わってきた、将来はもっとこうなりたい、でOK。
他人からの評価を無視していいとは言いませんが、自分の人生なのである程度は自分の軸を大切にしていいと思います」

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■スタメン、ベンチ、レベルの上下他人との比較ではなく、自分自身と向き合うことが大切

サッカーや勉強など、学生時代は何か他人と比較されることが多いもの。スタメン、ベンチだ、飛び級、選抜、チームレベルなど、比較しようと思えばきりがありません。

「他人との比較の中でしか自分の存在価値を確認できないのは寂しいこと。チームの方針を尊重しながらもどうしたら自分の強みを発揮できるか模索し続けることが大事。
それこそが、自分を大切にしている姿でしょう」

■他人の評価に振り回されない

サッカーが上手い、下手は、意外と曖昧なもの。見る人によって基準が変わり、監督が変われば、試合に出られる選手も変わります。それほど、評価は人に依存するものと言えます。

「他者からの評価で自分自身を見失ったり、自己肯定感を下げたりすることがいかにもったいないことか。そこに気がついてほしいです。クラブを選ぶときも、『強いから』という理由だけでなく『自分に合っている』『ここでやりたい』と思えるようなクラブが見つけられるといいですよね」
大豆戸FCは「一人ひとりが主役、いつでもどこでも誰とでも」をコンセプトに、自分が主体となり、サッカーに取り組むことを後押ししています。

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