スタメンorベンチ、チームレベル 他人との比較ではなく自分自身に矢印を向けることがサッカーの成長にもつながる
そのクラブを選んで来た彼らにとって、非常に響く話になったのではないでしょうか。
「僕はJリーグの監督さんたちともたくさん付き合いがありますが、彼らはものすごいプレッシャーの中で仕事をしています。あれだけのプレッシャーの中で仕事をする上で、自分の軸やフィロソフィ(哲学)が、プレッシャーから守るシェルターになっています」
■自己理解できていると目標達成が近づく
大豆戸FC代表末本亮太さん
「周りからあれこれ言われたとき、すべて取り入れようとして混乱する選手がいます。しかし、『自分はこういう選手になりたい』『自分の強み(弱み)はこれだ』と自己理解できていれば、周囲からのアドバイスを"必要に応じて"取り入れることができるはずです。まずは自分自身に対する深い理解が必要です。周囲からのアドバイスでそれがどんどん上書きされていくのはいいですが、自分の軸がないまま色々なアドバイスを取り入れたら混乱するのは当然です」
「大豆戸の選手たちは、近い将来、社会に出ていきます。様々なプレッシャーやストレスがかかることもあると思いますが、そんな外的要因と上手に付き合えるといいですね。ストレスがかかったときに、すべてを受け止めようとしたら耐えきれずに折れてしまうでしょう。
軸は持ちつつも柔軟な考え方でいなせる、まるで柳の木のようなしなやかさが必要だと思います」
次回の記事では、自分の軸を持つために、自己肯定感を高めるためにできること。そして選手たちの声を紹介します。
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