【レポート】サッカーノートの書き方講座 開発者の藤代さんから直接指導を受けた子どもたちの反応
と言い、子どもたちが本音を出せる環境を周りの大人が作らなければならない、と語りました。
■実際受けてみた子どもたちの反応
3人とも書き続けたら成長しそうだと語ってくれました
実際今回のセミナーを受けた子どもたちに話を聞いてみました。
せなくん(4年生)
「試合でどんなことがあったかノートで思い出せるから、次はこうしよう、って考えられる。サカイクサッカーノートを書き続けたら判断力のレベルが上がりそう」
そうしくん(4年生)
「今日の試合では周りを見てパスをすることが目標だったけど、自分だけでドリブルしちゃうことも多かった。サカイクサッカーノートは出来てないことを振り返って練習できるから、書いていればもっと上手くなると思う」
ことさん(4年生)
「セミナー参加して書くといいことがあるって思った。サッカーノートを書くときは、自分が『良いところ』だと思うところに丸をつけたり、分かりやすく書くようにしています。そうすると後で振り返りやすいから」
藤代さんのセミナーを聞いてみて、それぞれが手ごたえを感じたようです。
■練習で接していても見えない選手の考えが分かるようになった
日々の練習で接していても、1人ひとりの考えを全て把握するのは困難なもの
。大東JFCの横山さんも「実際こちらが思ってたのと違うことを書いてくることって結構あるんです。
あ、こんなこと思ってたんだ、とか。それに気づけるだけでもノートを使っててよかったと感じる部分です」と言います。
口頭のやり取りだけでは伝わらない考えや気持ちが分かることで、練習のアプローチも変わります。
■まずは楽しく続ける!学年が上がったら徐々に具体的なアドバイスを
書いたノートを見てもらいアドバイスを受ける四絡FCの選手たち
サッカーノートを書くにあたって一番重要なのは「楽しく続けること」と藤代さんは断言します。
サカイクサッカーノートでは楽しく目標を立てて、楽しく振り返ることを提供しているので、楽しみながら続けて、高学年になったらより具体的にアドバイスをするのが良いそうです。
フィードバックの内容も、「うまくなるために努力しよう」などの抽象的な表現ではなく、どんなこと努力しようかとか、どれくらいやろうかとか、いつやろうか、といった形でより具体的にイメージできるように質問形式で選手に伴走することが大事だと語ってくれました。