子育て情報『「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!』

「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!

スピードで引き離されることは分かっている相手なので、それにどう対応するか。選手たちに準備をさせ、意識するよう指示しました。前半(0-1)は、うまく戦えていたのではないかと思います。

――ビルドアップから前進の場面で剥がされたり、ついていけない場面もありました。ある程度、やむを得ないところもあったのではないでしょうか?

そうですね。体格や筋力ではかなわない相手ですから。全国大会のように、予選を勝ち上がってくるチームは、体格のしっかりした選手が多いです。小柄な選手もいますが、チームに2、3人という感じです。
そういった選手とは戦えても、女子の場合、大きな選手と戦うのは難しかったです。

――今回、女子選抜チームという、大会初の試みでしたが、どのような感想をお持ちですか?

普通に生活していたら、バルサと戦うなんてありえないですよね。この大会はフェスティバルとはいえ全国大会で、みんな優勝を目指して真剣勝負をしています。女子は年齢が上がるにつれて、女子だけのチームに入ったり、女子としかトレーニングマッチをしなくなります。その意味で、男子のトップレベルと戦う機会は、この年代がラストチャンスかもしれません。彼女たちにとって、自分がどこまでやれるかを試す、いいきっかけになったと思います。

「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!


■この衝撃を忘れないでほしい

「普通では絶対にできない経験ができた」初の女子選抜チームが、バルセロナ相手に健闘!

バルサの戦い方は女子にも参考になると監督は言います写真:新井賢一

――この試合で感じたことを、選手たちにどう活かしてほしいですか?

昨日、ジェフと試合をしたのですが、選手たちは「ジェフよりもバルサの方が戦いやすかった」と言っていました。ここが世界との差なのかもしれませんが、ジェフは点を取るために、強引に突破してきたりと、フィジカルの差を使ってきました。でもバルサは丁寧で「ここは五分の状況だ」と思ったらそこは使わず、ポゼッションをして相手を集めて、優位な状況を作ってから突破してきました。こちらとしても、やられている理由は分かっているんだけど、そこに行かざるを得ない場面を作り出してきます。そして、きれいな形で崩されてしまいました。

選手たちにも伝えたのですが、これは女子でもできることだと思うんです。ポジション取りなどは、男女関係なくできる部分です。だからこそ、絶対に持ち帰ってほしいし、この衝撃を忘れないでほしいですね。


■普通ではありえない経験

――監督として、この大会で得たもの、今後の指導に活かしていきた部分はありますか?

私自身もバルサアカデミーでコーチをしてるので、バルサと戦えたのは大きな経験です。

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