福岡の強豪サルツFCが取り組む技術向上とフットサル。大切なのは上に進むための「ベース作り」
そのため、午前中の時間の使い方が難しかったです。一昨日は昼に到着し、夢フィールドでカップ戦に参加しました。翌日の日中はホテルの近くにあるアウトレットに行かせて、1000円ずつ渡して、昼食も自分たちで取らせました。今日は近くの海浜公園の芝生で、昼にトレーニングをしました。
普段なら朝から夕方までゲームをするのですが、ここでは時間の使い方に戸惑いました。時間がありすぎて、いざ試合に向かう時に、準備ができていなかったり...(苦笑)。このような経験も、今後重要になってくると思います。特に、上のレベルでプレーする選手たちにとっては、このような状況での対応力が求められるようになると思います。
――これまで指導してきた中で、プロなど、上のカテゴリーで頑張ってる選手はいますか?
サルツではないのですが、私が以前指導してたチームでは、藤川虎太朗(ジュビロ磐田)が教え子でした。私は現在サルツでは、ジュニアとジュニアユースのフットサルを指導していて、九州リーグのフットサル社会人チームでも監督を務めています。
■フットサルを取り入れる
――フットサルはジュニアの育成に良い影響がありますか?
そう思います。ボールに触れる機会が多く、マークの受け渡しやグループ戦術も学べます。技術だけでなく、状況判断能力も向上するので、ジュニアの子たちも、週1回、自由参加でフットサルをやらせています。
――今後の選手たちに期待することを教えてください。
サッカーの技術面も重要ですが、それ以外の面でもしっかりできるようになれば、サッカーの部分もさらに向上すると思います。日常生活も含めて、話し方などにも気をつけるよう指導しています。
また、「できないからやらない」ではなく、「できないからこそチャレンジする」という姿勢を大切にしてほしいと伝えています。
■人間的に成長できる環境を作りたい
2024年8月より、サルツフットボールクラブのオーナーに就任した、元Jリーガーの馬場憂太さんにも話を聞きました。
馬場憂太さん(C)新井賢一
馬場憂太さん
――サルツのオーナーになったそうですが、どのような経緯があったのでしょうか?
私が九州でサッカースクールをしていた会場で、サルツもトレーニングをしていました。その縁で代表の谷岡さんと知り合い、一緒に取り組むことになりました。オーナーになったのは最近のことで、8月からです。