子育て情報『暴言で受けた脳ダメージはリカバリーできる! 傷ついた子どもに親ができること&すべきこと』

暴言で受けた脳ダメージはリカバリーできる! 傷ついた子どもに親ができること&すべきこと

「褒めるべきところでは思いっきり褒める」を両立することが最適解だと瀧先生は言います。

子どもにとって最も辛いのは暴言ではなく「無関心」。褒めるだけではなく、適切な場面ではちゃんと叱ることで「自分のことを見てくれている、構ってもらえている、大切に育ててもらっている」、つまり愛情をかけてくれていると感じられることは、褒めるだけの育児よりも自己肯定感を伸ばすことだと脳科学的にも言われているそうです。

家に帰れば共感してくれる家族がいる。自宅がそんな安心できる安全地帯であれば、学校やチームでどんなストレスを受けようと自己肯定感が損なわれず、いつでも自分らしくいられます。

「あんなこともしてみたい」といった積極性もそこから生まれますし、いわゆる「非認知能力」も高まります。それは幸福感につながり、よりよく生きる土台になることでしょう。

■海馬の隣にある「扁桃体」にも影響が

脳の中で海馬がある部分の隣には、「扁桃体」という部分もあります。
海馬と密接な関係があり、海馬の萎縮により扁桃体が過活動してしまうという相関性があります。

そうなると、不安が高まる傾向にあることがわかっています。

本来であれば扁桃体が得た不安を海馬が沈めてくれる関係性でもあるのですが、海馬が萎縮して働きが鈍くなるとそれができなくなることが原因です。

不安は誰しもが持つ感情ですが、鎮めるものがないとどんどん膨らんでいく傾向にあるため、海馬の役割は大切なのです。

■大人が大切にするべきなのは「一貫性」だけど......

暴言で受けた脳ダメージはリカバリーできる! 傷ついた子どもに親ができること&すべきこと


褒めると叱るのベストバランスに大切なのは、親のスタンスがブレないこと。

「前回はこれをしても叱られなかったのに、今回は猛烈に怒っている(そして暴言とも取れることを言われる......)」ということが起こったら、子どもは困惑し、信頼関係が揺らぐことにも繋がりかねないのが怖いところです。とはいえ、私たち保護者も1人の人間ですし、悩みやストレスもたくさん。時には思わず子どもに八つ当たりするような言葉を使ってしまったり、余計なことまで入ってしまったりということもあるはずです。


親の海馬もストレスや加齢によって萎縮して、感情コントロールが難しくなっている可能性だってあり得ます。

子どもの海馬の大きさを心配するなら、自分の海馬もキープしなくてはならないことに気づきませんか。

■ストレスには有酸素運動と、人との会話

「慢性的なストレスを受けない」

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