サッカーも学校の準備も毎日怒りっぱなし......。「褒めるのが苦手」な親御さんに、今日からできる簡単な褒め方を伝授
学校も体罰や暴言指導には昔に比べてかなり気を付けていますし、コロナ禍で家族以外との接触が減ったこと、オンラインゲームの普及など、自宅にいながらインターネットで誰かとつながることができるなど、人との関わり合いの部分が、親世代が子どものころとは変わった事が大きいと思います」
そして、1番悩んでいるのはお子さんなので、自分や誰かのせいでそうなったと考えて落ち込むより、本人の気持ちに寄り添うことが大事だとアドバイスを送りました。
「サッカーも無理して行かせる必要はなく、行ける日があれば行って、ゲームに参加できそうなら入れてもらう、などいろいろな人に協力してもらいながら子どもに合ったペースで進んでいけると良いと思います」
それを聞いてカワハラさんは、「褒めなきゃ、褒めなきゃって思っていたけど、日常の中で自分の思いを伝えるとか、そういう小さい積み重ねで良いんだってわかって良かったです」と明るい声になり、心が軽くなったことを教えてくれました。
■「みんな同じような悩みを抱えてるんだ」と分かり、心が軽くなった
これまで3人のエピソードを紹介しましたが、座談会の最後に参加した皆さんに感想を聞いてみると「悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだなと心が軽くなりました」「親も人間だし、完璧じゃないって改めてわかりました」「もう少し気を楽にして子どもにかかわれそう」など、みんな同じようなことで悩んでいるってわかってなんだか安心した、とみなさん明るい表情で教えてくれました。
普段はなかなか人に相談できないことですが、今回の座談会を通じて事前に抱えていた悩みや不安が軽くなったようです。
「すぐに完ぺきに実践できるものではないけど、子どもの様子を見ながらもがいていこうと思いました」という言葉に参加者一同うなずいて座談会を終了しました。サカイクが開催している「サカイクキャンプ」では、子どもたち一人ひとりを尊重し、チャレンジしたことなど褒めるべきところはしっかり褒め、人として良くないことをした時にはきちんと叱る、という接し方をしています。
サッカーの技術だけでなく、ピッチ外の人間性が大事だということも学べるサカイクキャンプ、この冬も開催予定です。ぜひお子さんを参加させてみませんか?
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正解がないからこそ悩む「褒める」「叱る」のさじ加減 悩める保護者に7,000人以上指導してきたサッカーコーチが回答