最近は学校でもスポーツの現場でも、子どもを理不尽に怒る場面は減っています。子どもが尊重されて、良い時代になったと実感する一方で、「甘やかしすぎでは?と感じる」、「ぬるい環境で育って将来社会で生きる耐性がつくの?」という不安もある、という親の声も聞きます。褒めるだけでなく、時にきちんと叱ることも大事なのでは。と感じている親御さんは多いと思いますが、「叱る」と「怒る」の違いがわからなかったり、感情的に怒ってしまっていませんか?そこで今回、サカイクアンバサダーにご参加いただき、サカイクキャンプやスクールで何千人もの子どもたちに接していて自身もサッカー少年の父親である菊池健太コーチに「怒る」と「叱る」の違いや、「褒める」との使い分けなどを伺いました。今回は、小5の我が子についつい感情的になってしまうお母さんの相談。100%の正解があるテーマではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>サカイクキャンプやシンキングサッカースクールで7,000人以上の子どもたちに接してきた菊池健太コーチ<<「褒める」も「叱る」も大事サッカーで子どもを伸ばすために必要な「叱る」の定義や適切な声掛けは?■自分が疲れていたりすると、叱るときに感情を乗せてしまうこともカジさん(仮名)は、もともと「褒める」も「叱る」も大事にしたい方針で、今回のテーマに興味を持ってご参加いただきました。前編で菊池コーチが伝えた、「叱る、は未来に向けての言葉」に大いに共感したと言いつつも、サッカーをしている小5のお子さんに対して「普段は意識しているんですが、疲れていたりすると、自分の感情を乗せて言葉を発してしまったりするんですよね」と、褒めると叱るのバランスを大事にした子育ての難しさを明かしました。気持ちと体力に余裕があれば、冷静に対応できることも、疲れているとできないこともありますよね。少年サッカーのイメージサッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>■サッカーに悩むわが子を叱咤した方がいいのか悩んだ時もカジさんは、最近までお子さん自身がサッカーで悩みを抱えていたそうで、体にも症状が出るほどだったそう。サッカーが好きで高い意識を持ち、頑張っているのに苦難するわが子を見て、サッカーから離したほうがいいのか悩んだ一方で、叱咤したほうがいいのか悩んだこともあったと言います。■悩んだ経験を持つ子はほかの子に優しくできる子に育つそんなカジさんの悩みに菊池コーチはこう答えます。「うまくいかない時は誰にでもありますが、カジさんがお子さんのことをしっかり観察して寄り添っているので、話し合いをしながら必ず乗り越えられると思います」そしてこう続けます。「小学生の時にそういった悩む経験をした子は、自身の経験により他の人に優しくできる子になったり、アドバイスできる子に育つと思います。大きく成長する時ととらえることもできます」と、お子さんに寄り添う姿勢を称えました。■正解がないから悩む少年サッカーのイメージ菊池コーチの話を聞いて、カジさんは力強く「ありがとうございます」というと、少しすっきりした表情でこう語りました。「小5でこんなに悩んでいるのは心配でしたけど、自分より頑張っているんじゃないかと思う部分もあるんですよね。だから、これからも一人の人間として接してあげようと思いました」そのうえでこのような本音も。「でも、親の立場として悩みますね。『正解』がない分、その子によっても受ける影響は違うでしょうし、自分の選択があっていたか確認する場もない。だから、このような座談会でほかの人の話を聞いて『そっか、そういう考えや方法もあるんだ』と知れることはありがたいです」子どものことを思って言っていても、子どもによっては受け取り方が違うこともあったり、万人に合う「正解」がないから親は悩むのですよね。それでも、たくさんの子どもたちに接してきたコーチのお話やほかの参加者のお話を聞いて、安心をすることができたことは大きな収穫だったといえるでしょう。■褒める、叱るは両方大事前回の記事でもお伝えしましたが、褒めることはもちろんとても大事です。子どもたちだって褒められたら嬉しくなって、もっとやってみよう、と挑戦する子も多いものです。サカイクキャンプやシンキングサッカースクールで7,000人以上の子どもたちに接してきた菊池健太コーチただし、何でもかんでも褒めていればいいものではなく、選手として人間としてもっと伸ばすためには、「未来の話」を多くしないといけません。褒めるばかりではなく、よくないことはしっかり叱り、改善と成長を促すこともこの先伸びるために大事だと、これまで7,000人以上の子どもたちを指導してきた菊池コーチも念を押します。サカイクが開催している「サカイクキャンプ」では、子どもたち一人ひとりを尊重し、チャレンジしたことなど褒めるべきところはしっかり褒め、人として良くないことをした時にはきちんと叱る、という接し方をしています。サッカーの技術だけでなく、ピッチ外の人間性が大事だということも学べるサカイクキャンプ、この冬も開催予定です。ぜひお子さんを参加させてみませんか?次回は、いつも怒ってばかり、そもそも褒めるのが苦手なんです......。というお母さんの相談をお送りします。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>
2024年10月23日最近は学校でもスポーツの現場でも、子どもを理不尽に怒る場面は減っています。子どもが尊重されて、良い時代になったと実感する一方で、「甘やかしすぎでは?と感じる」、「ぬるい環境で育って将来社会で生きる耐性がつくの?」という不安もある、という親の声も聞きます。褒めるだけでなく、時にきちんと叱ることも大事なのでは。と感じている親御さんは多いと思いますが、「叱る」と「怒る」の違いがわからなかったり、感情的に怒ってしまっていませんか?そこで今回、サカイクアンバサダーにご参加いただき、サカイクキャンプやスクールで何千人もの子どもたちに接していて自身もサッカー少年の父親である菊池健太コーチに「怒る」と「叱る」の違いや、どんな点に注意しているのかを聞いてみました。第一回目は、褒めると叱るの両極端なチームに子どもを通わせているお父さんの相談内容です。100%の正解があるテーマではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>サカイクキャンプやシンキングサッカースクールで7,000人以上の子どもたちに接してきた菊池健太コーチ<<脳を研究する大学教授も証言「褒める」と「叱る」の両立が子どもの自己肯定感を育む■とにかく褒めまくるチームと厳しい口調のチーム、両方に通わせてるけど......エンドウさん(仮名)は小2のお子さんを持つお父さん。お子さんは、お父さんコーチが始動する少年団と元プロが指導する街クラブに所属しています。2つのチームは空気が全く異なり、少年団は絶対に怒らず、聞いていてむず痒くなってしまうほどとにかく褒めまくる方針、クラブチームのほうはかなりのスパルタで、厳しい口調で始動されるのだとか。少年サッカーのイメージそういった真逆の環境の子どもを置く親として、褒められてばかりだと満足して向上心がなくなるのではないか、かといって怒られてばかりだとサッカーが嫌いになってしまうのでは......。と葛藤を抱えているそう。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>■コーチの回答「叱るというのは未来に向けて言葉を発すること」それに対して菊池コーチは、「僕たちもこれまでサカイクキャンプで7,000人以上の子どもたちに接してきて、普段もスクールで週に約200人近い子に教えていますが、万人に当てはまる『正解』はないなと感じています」と答え、こう続けます。「叱るというのは未来に向けて言葉を発することだと思うんです。例えばサッカーの話をすると、原理原則があって、その原理原則から少しはみ出してしまうと、改善するために話をしてく。その子が今後困らないように話をしてあげるっていうのが、どちらかというと『叱る』かなと思います。それがプラスの言葉であることが前提だなという風に思ってます。一方で怒るっていうのは、真逆の行動で、自分の感情や欲求が満たされない時に言ってしまうことかなと思います」と、「叱る」は、未来に向けて成長を促すための行為だと語ると、質問者のエンドウさんをはじめ、参加者のみなさんは頷いていました。=================================<怒る、叱るの違い>怒る ―― 感情的に自分のイライラや怒りをぶつけるもの叱る ―― 相手の非を指摘し、説明し、きびしく注意を与えるもの。腹をたてているわけではない、相手の成長を促すための行為=================================■親としてのリアルな話に参加者も共感いっぽうで菊池コーチは、指導現場では意識しているものの家庭では中々難しい......、という父の顔ものぞかせます。「我が子もサッカーをしていて、先日テストの結果を持ってきた時『なんでこの点数なんだ? YouTubeばっかり見て勉強してないからこうなるんだよ』と、叱るじゃなく怒る方の言い方をしてしまいました」とご自身の体験を語ると、参加者たちからも共感の声が上がりました。■褒めると叱るはバランスが大事子どもに伝え、諭すイメージサカイクキャンプやシンキングサッカースクールでは、褒めることも大事にしていますが、子どものサッカー経験値によっては求められるものが異なります。サッカー歴が長く経験のある子たちには、経験値の浅い子たちと同じ内容のトレーニングをしていても、「よかった、素晴らしいよ。でも次はこういう風にしてったらいいよね」と、未来の話につなげていくことも必要なのだそう。そういった「褒める」と「叱る」のバランスを取ることが大事なのだと教えてくれました。■褒められるために大人の目を気にした行動をとるようになる懸念もそのうえで、「褒める」だけの懸念点も伝えます。「褒めるばかりだと、それが当たり前になってしまうと思っています。何か指摘されたときに『俺はダメなんだ』と感じてしまったり『今日は褒めてもらえなかった』と、必要以上に落ち込んでしまうんです」褒められるだけの環境にいると、褒めてくれる人の前でお利口さんでいようとするので、チャレンジしなくなるのだそう。上手できれいなサッカーをするけど、子どもらしい自由な発想やプレーがなくなってしまうので、指導者は、子どもたちがコーチの機嫌をうかがわず伸び伸びできるよう工夫したほうがいいと語ります。そのためには、子どもたち一人ひとりの背景にも目を向けて、褒めると叱るのバランスを見てあげてほしいと自身の考えを伝えると、相談者のエンドウさんも大きく頷いていました。■わが子のことになると、ついつい......とはいえ、わが子となると、抑制が効かない時もあるそうで「色々偉そうに語ってしまいましたが、僕自身わが子にはどうしても『怒る』が優先しちゃうんですよね」と苦笑すると、相談者のエンドウさんだけでなくほかの参加者たちも頷き、共感していました。それでも「怒る」と「叱る」の違いを理解して、念頭に置いておくだけでも子どもたちへの接し方が変わるはずです。感情に任せて怒るのではなく、改善し成長に導くために叱る。ぜひ心得ておいてください。次回は、サッカーに迷っている小5の子どもについつい感情的になってしまうお母さんの相談をお送りします。サッカー少年少女が自ら伸びる親のかかわりかたLINEで配信中>>
2024年10月17日「優しいだけより…」男性が彼女からの怒られたい瞬間って?男性から見て、本当に心から愛している彼女だけができること、それは彼を叱ることです。なぜなら、彼を叱ることは深い愛情と理解を示す行為だからです。彼を本気で思うからこそ、彼の行動を思いやりながらもときに叱ることができます。では、男性はどのようなときに彼女から叱られることを望むのか、詳しく見ていきましょう。仕事の愚痴を言ったとき「あるとき、仕事が大変で休みたかったんです。それをデート中に彼女に話したとき『でもバイトじゃないし、働けることに感謝すべきじゃない?』と叱られました。当然のことを言われてしまい、彼女の言葉で、また頑張ろうと思えました」(36歳/男性)彼が「もう疲れた、休みたい」と言っているとき、それは本当に休息が必要なサインかもしれません。しかし、単に我慢がきかなくなっているだけであれば、大切な彼女からカツを入れてもらうことも必要かもしれません。夢を断念しようとしているとき「キャリアとプライベートのバランスを取りながら、自分の夢を追いかけることは難しくて。『無理かな』と思って何も行動を起こさなくなっていたとき、彼女から『君の夢はどうなったの?努力しないで諦めるの?』と叱られました。彼女の一言で自分の甘えを痛感しました」(30歳/男性)彼が自分の夢を諦めようとしているとき、現状を聞き、さりげなく叱ることも愛情の表現です。自信を喪失したときプライドが傷つけられると、すべてを投げ出したくなることもあるでしょう。ある男性は「自分への自信を失ったときに彼女に叱られ、再び前を向くことができました」と述べています。自信を失って落ち込んでいるときに、そっと背中を押してくれるのが彼女なのかもしれませんね。愛情の証言葉による愛情表現の一つとして、叱ることも重要です。まだ叱ったことがないという人もいるかもしれませんが、叱ることも一種の深い愛情表現なのです。「今こそ私が彼を叱るべきだ」と感じたら、愛情を込めて彼を叱ってみてください。(愛カツ編集部)
2024年06月01日誠文堂新光社は2月14日、怒らずに済むコミュニケーション術をまとめた『小学校教師のための言いかえ図鑑』を発売しました。■「アンガーマネージメント」のメソッドやテクニックを紹介発売するのは、“うまく子どもを叱れるようになりたい” “管理職や保護者にうまく言葉で伝えたい”といった悩みを持つ小学校の教諭を対象とした書籍。学級経営や職場の人間関係、保護者との関係において、怒りをコントロールしたり、相手に伝わるコミュニケーションを取ったりするための一冊となっています。同書では、「アンガーマネージメント」のメソッドやテクニックを用いた方法を紹介。1970年代にアメリカで生まれたメソッドで、怒る必要のある時に上手に怒る事ができ、怒る必要のない時には怒らなくて済むようになることを目指すための心理トレーニングとなります。さらに、学校の先生が実際に直面している「怒りがわく場面」の事例集ごとに、具体的にどのように怒りを処理し、どう言えば上手にコミュニケーションがとれるかといった「言いかえ」の提案も掲載しています。つい怒ってしまうことに悩んでいる先生は、同書を手に取ってみてはいかがでしょうか。■書誌概要書誌名:小学校教師のための言いかえ図鑑著者:戸田久実価格:2,200円発売日:2024年2月14日(フォルサ)
2024年02月20日今回のお仕事ハックは「一度怒られると相手のことを嫌いになってしまう」とのお悩みに、コラムニストのヨダエリさんがアドバイス。一度怒られると相手のことを嫌いになってしまう私は一度何かのミスをして怒られると、もうその人のことが苦手になってしまいうまく話せなくなってしまいます。ミスをした私が一番悪いのは分かっていますが、注意をされているうちに「どうしてこの人にこんなことを言われなければいけないんだ!」と考えるようになりその人のことが嫌いになります。苦手な人がどんどん増えてしまうと自分自身も働きづらく、悩む日々です。こんな私に何かアドバイスをください……。(営業職/20代)怒られるのって凹みますよね。……と、自分が叱られた時を思い出しながら、改めて思います。特にあなたは、「叱られる」や「注意される」ではなく、「怒られる」という言葉を使っている。相手のイライラやムカムカなど負の感情が自分に向けられているのを感じているから、相手を嫌いになってしまうのかなと推測します。ただ、ちょっと立ち止まってみてください。仕事で怒られるのには理由があります。「ミスをした私が一番悪い」とあなたも分かっているように、何の脈絡もなくイチャモンをつけられているわけではないのです。つまり、怒られると相手を嫌いになってしまう↓苦手な人が増えると、働きづらくなる↓どうすれば?……と、自分のつらさに焦点を当てるのではなく、怒られると相手を嫌いになってしまう↓怒られないためにはどうすれば?……と考えた方が、シンプルで建設的。「どうすれば?」の答は「仕事のミスを減らす」ですね。特に同じミスを繰り返した時、相手の行動が「叱る」や「注意する」から「怒る」に変わりやすいと思います。「あれだけ言ったのにまた!?」みたいな。なので、教えてもらった仕事や怒られた内容は必ずメモを取る。これは死守してください。相手が人格を否定したり八つ当たりをしてきたりするのであれば問題ですが、純粋に仕事について冷静さを保ちながら怒られるのであれば、仕事で努力することが一番の解決策です。と、ここまでは行動についての話。続いて、こういうケースの考え方について。「言われるうちが華」という言葉がありますよね。20代だとあまりピンと来ないかもしれませんが、ホントにそうなんです。怒られるのは、相手があなたのことを「言えば伝わる人」「きっと改善してくれる人」と思っている証拠。少なくとも「怒るエネルギーを使う価値がある」と思われているから、あなたは怒られるのです。これが30代や40代になると、そうはいきません。「この年でこのミス」「この年でこの配慮のなさ」「今まで誰からも指摘されなかったのかな」「指摘されても反省せずにここまで来たのかな」「そんな人を叱るのは面倒だな……」などと思われてしまう。つまり、反省せず改善もせず、ただただ年だけ重ねてしまうと、誰からも叱られなくなり、学びや改善の機会すら与えられなくなるのです。恐怖じゃないですか……?(ガクブル)そうならないためにも、若いうちに叱られることって本当に大事なんです。あなたは今すごく大事な日々を送っているんです。もちろん、何歳になっても叱られて学ぶことはあります。仕事の話ではないですが、1年ほど前、銭湯で常連らしきおばあちゃんに「立ったまま体を流しちゃダメだよ!」と叱られました。「すみません」と謝り一瞬凹んだものの、「確かに立ったままだとお湯や水がはねて周りの人に当たるな……」と深く納得。こんなこと誰も教えてくれないので、おばあちゃんに感謝しています。叱られるのは学びのチャンス。もし今後叱られるようなことがあったら「わざわざ叱ってくれてありがとう!」「学ばせてくれてありがとう!」とポジティブ変換していきましょ!Point.・怒られて嫌いになる相手が増えているなら、まずは仕事のミスを減らそう・怒られるのは、改善や成長を期待されている証拠・今、反省や改善をせずに年だけ重ねると、誰からも怒られなくなってしまう・怒られるのは学びのチャンスだと捉え、ポジティブに受け止めよう(文:ヨダエリ、イラスト:黒猫まな子)
2024年01月30日お付き合いは難しいかも…怒ると別人になる男性の特徴普段は優しいけれど、怒ると一変する男性に遭遇したことはありませんか?今回は、カッとなる男性の特徴を紹介します。言葉遣いがきつい友人や恋人との会話の中で、カッとなると厳しい言葉を使う男性がいますよね。例えば「あとで覚えとけよ?」や「逃げられると思うなよ」といった言葉です。冗談めかしているかもしれませんが、実は相手を支配したり、自分の主張を押しつけたりする意図があるのです。笑顔で言っていても、怖い目つきをしている場合もあります。物の扱いが荒いイライラすると物に当たる男性や、物を大切にしない男性も注意が必要です。例えば、怒ってペンで机を叩くような仕草や、帰宅してすぐにスマホをソファに投げるなどが挙げられます。このような男性は、自分の怒りをコントロールできない傾向があります。そのため、怒りが最高潮に達した時には、物に当たって大きな音を出したり、壊したりすることもありますよ。相手が謝らないと気が済まない仲の良いカップルであっても、時には口論になることは避けられません。その際、自分の非を認めずに相手に謝らせようとする男性が存在します。そして相手が謝るまで、相手を追い詰めることもあるのです。また、その際には人格を否定するような言葉を投げかけることもあります。こうした男性は、普段優しくても要注意です。異変に気づいたら…このような男性は、意見が衝突した時に異変を感じるはずです。その際、自分自身の感覚を無視せずに、はっきりとした態度をとることが大事です。付き合ってから後悔するのは遅いかもしれません。(愛カツ編集部)
2023年12月26日たくさんの動物がいる動物保護施設では、里親募集中の犬や猫の写真をSNSで紹介しているところがあります。写真を見れば動物の顔立ちや表情から「元気がよさそうだ」「恥ずかしがり屋なのかな」など、なんとなく性格が分かる気がしますよね。そのため施設では、動物たちのかわいらしさが伝わるような、いい表情の写真を使うようにしていることが多いようです。怒っているような表情の猫。実際は…?アメリカのジョージア州にある動物保護施設『ハラルソン郡アニマルシェルター』のFacebookに投稿された、1匹の保護猫が話題になりました。野良猫として保護されたイゴールくんというその猫は、あるユニークな特徴をもっています。それは…イゴールくんの顔立ち。イゴールくんの顔は、目元がまるで怒っているように見えるのです。目がやや吊り上がり、不機嫌そうに見えるイゴールくんですが、これは視力に問題があるからだということ。投稿によると、イゴールくんは恐らく白内障を患っていて、それが原因で近視になっていると思われるそうです。そのため、ものにぶつかったり、近寄られたりするとやや神経質になることがあるといいます。そんなイゴールくんですが、実際はとても愛情深くて人にくっつくのが大好きな性格なのだそう!施設は「この不機嫌な老人のような外見に騙されないで。彼はいつもあなたと一緒にいたいだけの、とてもかわいらしい子です」とイゴールくんを紹介。不機嫌そうな顔立ちと愛らしい性格のギャップに、多くの人たちがメロメロになりました。・すごく怒っているように見える。そこが大好き!・この顔を見てよ。とてもハンサムな猫じゃないか。・不機嫌そうなところがたまらなくかわいい!そしてこの投稿が注目されたおかげで里親希望者が続々と現れ、まもなくイゴールくんに里親が決まりました!イゴールくんは目に痛みなどは感じていないと思われるそうですが、里親になった人が念のため、目の検査をするつもりだということです。一見すると気難しそうな性格にも見えてしまうイゴールくん。目についての説明がなかったら、彼の性格が誤解されていたかもしれません。機転の利いた紹介文のおかげで、イゴールくんにすぐに家族ができてよかったですね。[文・構成/grape編集部]
2023年10月12日チワワのミニちゃんと、柴犬のすずちゃんと暮らしている、飼い主(@RKfWUAQ1xbOEEAp)さんがX(Twitter)に投稿した動画をご紹介します。すずちゃんにとって、ミニちゃんは1個年上の先輩犬です。ある日、すずちゃんは、おもちゃを持って歩くミニちゃんに構ってもらおうとした様子。ミニちゃんが口にくわえていたおもちゃを奪おうとしました。すると…。ミニ先輩に怒られると、もれなく言いつけに来るすず余計なことするから怒られたんだよ pic.twitter.com/22rmGzpj2q — ミニすず (@RKfWUAQ1xbOEEAp) September 5, 2023 突然おもちゃを奪おうとしたからか、ミニちゃんに怒られてしまったすずちゃん。ミニちゃんは、おもちゃをその場に放置し、立ち去ってしまいました。きっと、すずちゃんもミニちゃんを怒らせるつもりはなかったのでしょう。「怒られちゃった~」と、飼い主さんのそばに寝そべるすずちゃんは、ちょっぴりさびしそうな顔をしていますね…!すねながらも甘え上手なすずちゃんの姿に、「人間の子供みたい」「笑った」「甘え上手」といったコメントが集まりました。飼い主さんいわく、すずちゃんはミニちゃんに怒られた時、決まって飼い主さんに甘えにくるのだとか。今日もめげずに、ミニちゃんに突撃し、怒られている…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年09月18日今回は、自分の非を認めようとしない同僚のエピソードを紹介します。ある日、主人公が仕事をしていると他の同僚が係長から怒られていました。怒られたのは、今回が初めてではないようです…。また怒られてる…?係長のことが苦手なようで…自分の意見に強く同意してほしい…業務の改善を指示されると…考えが非常識…?強く怒られてしまうと、少々落ち込んでしまうかもしれませんが…。係長のことを非難し、周囲にも非常識だと言ってくる同僚。これには主人公たちも、言葉を失ってしまいますね。はたして、この後どうなってしまうのでしょうか。作画:chiro原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年08月30日子供は大人にはない視点やひらめきを持っています。時には「そんなやり方があったか」という予想外の返しをくらうことも…。Instagramで3歳児との日常を投稿する、お空(sorairo0385)さんもそんな経験をした1人。ある時、息子のきゅーたんがはしゃいで布団の上をぐるぐると走り回り始めました。お空さんは「走らないで」と怒鳴ってしまうのですが…。走らないでと怒られると、そろりそろりと歩き出したきゅーたん!なるほど、この考えがあったか…。一休さんのトンチ話に「このはしわたるべからず」と記されたお札のかかった橋を、端ではなく真ん中を歩いたというものがありますよね。彼の行動はまさに一休さんと同じような返し方です。とっさに怒鳴ったことで反省していたお空さんも、「そうなんだけど、そうじゃない」と拍子抜けしてしまったのでした。投稿のコメント欄には、さまざまな反応がありました。「賢いね。一本とられました!」「確かに間違っていない…。走っていないもんね」「見事なトンチだ。これは怒れないわ」やはり、みなさん「やられた」と感じたようです。いやはや、大人も見習いたい頭のやわらかさですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月17日幼い頃、バスに乗った時に「降車ボタンを押したい!」と思いませんでしたか。自分がバスを降りる時にしか押してはならず、また、ほかに降車する客がいたら、その人よりも先に押す必要があります。あまりバスに乗る機会のない子供にとっては、降車ボタンを押すことは特別なイベントですよね。降車ボタン押し放題のバスが登場!2023年2月11日より、『降車ボタンを押し放題』のバス『レジャーバスポット』が運行を開始しました。これは岡山県岡山市にある、5つのバス会社で構成されているバスユニット『両備グループ』による取り組み。次代を担う子供たちへ、「バスをもっと身近に感じてもらいたい」という思いから生まれた企画なのだそうです。このバスでは、本物の降車ボタンとはほかに、押し放題の降車ボタンが設置されています。押し放題の降車ボタンを押すと「にゃ~お!」と鳴るのだとか!本物の降車ボタンとは違う音が鳴るため、運転手が戸惑うことはありません。また、降車ボタンを押し放題であるほか、『整理券出し放題』といった、バス好きにはたまらない仕様になっています。さらに、最前列の座席には本物のハンドルを使用した、運転手体験ができる座席を設置。ウインカーのほか、メーターや操作ボタンなど、整備士が細部までこだわって運転席を再現しているそうです。大人でも座って運転手体験をしてみたくなりますね。そのほかにも、バスの中には児童書や絵本が用意されているなど、楽しさいっぱいの『レジャーバスポット』。ネットからは「乗ってみたい!」の声が多く上がりました。・普段はバスに乗らないけれど、これは乗りに行きたい!・大人でも楽しいだろうね。バスに親しみを持ってもらうための取り組みとして素晴らしい。全国で走ってほしい。・うちの息子たちが大喜びな企画だ。絶対に連れて行かなくちゃ!・面白いことを考えて、実際に行える企業って素敵。応援したい。『レジャーバスポット』は岡山県の運行エリア『岡山-西大寺線』を走行。運行スケジュールは同社のウェブサイトのほか、Twitterでも確認することができます。お子さまはもちろん、大人も童心に帰ってお楽しみいただける「レジャーバスポット」は明日2月11日より運行直近の運行予定は投稿の画像をチェック #バス #岡山 #子どもとお出かけ #子供 #イベント #レジャー #ガチャガチャ #bingo pic.twitter.com/CztVIfPDTL — 両備グループ公式 (@GroupRyobi) February 10, 2023 気になった人は『レジャーバスポット』に、一度乗車しに行ってはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2023年02月11日各大学にある全国大学生活協同組合連合会(通称:大学生協)は、大学生活をサポートするほか、大学生からのさまざまな質問に回答する取り組みも行っています。ねふ(@kagakuc6h6)さんは、1人の女子大学生が抱く悩みに対する、九州大学の大学生協からの回答を目にし、「役に立ちそうだ」と思ったそうです。女性の悩みは、以下のようなものでした。最近、恋人に「『LINE』の返信が遅い」と怒られました。ちなみに丸一日、放置しました。正直、『LINE』を開くこと自体が面倒です。何かよい対処法があれば、教えてください。女性が抱いた悩みは、恋人から指摘された、『LINE』の返信に関すること。これに対し、同大学の生協からの回答は…。クリックすると画像を拡大しますギリギリの方法になりますが、『LINE公式アカウント』です。『LINE公式アカウント』は個人でも利用でき、その中に『自動返信』という機能があります。この機能に『さしすせそ』、「さすが」「知らなかった」「すごい」などを設定しておけば、ほとんどの場面を乗り切れると思います。これで後は「『LINE』では話が通じないけど、電話だと常人」というキャラを確立できれば、『LINE』を開かなくてよくなるかと思います。応援しています。頑張ってください。これ微妙に役に立ちそうなのおもろい pic.twitter.com/K1jV286ppP — ねふ@化学 (@kagakuc6h6) December 6, 2022 同大学の生協が送ったアドバイスは、女性が『LINE公式アカウント』を設定すること。主に企業や著名人などが使っており、アカウントを登録した個人に対し、自動でメッセージの送信や返信をする機能があるものです。企業や著名人に限らず、個人でも利用することができます。恋人からのメッセージに対し、とりあえず褒めることを心がける言葉を送り返す設定をすれば、怒られる問題は小さくなるはず…同大学の生協は、そのように考えたようです。『LINE公式アカウント』を個人で設定している人は、多くはないでしょう。そのため、このやり方に感心する声が上がるとともに、笑った人も続出しています。・個人でも公式アカウントって設定できるんだ!知らなかった。・「ギリギリの方法になりますが」の言葉に、じわじわくる!・地味に使えそうなやり方に、朝から笑った!・こんな方法をひらめくなんて…。さすが九州大学だわ。このやり方を個人で実践した場合、決まったパターンしか返信が来ないため、届いた相手がモヤモヤをすることはありえます。それでも、『LINE』で返信をせず、放置しているよりはマシ…なのかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年12月08日相手が気付くように、アピールしているにもかかわらず、無視されれば誰だっていじけたくなるもの。それは猫も同じようです。猫「怒ってます…」猫のチャチャちゃんは、飼い主(@KOHAKU_CHACHA)さんに対して、かまってほしそうな視線を送っていました。しかし、その時、飼い主さんは動画の視聴に夢中。チャチャちゃんの姿はもちろん視界に入っていたものの、あえて気付かないふりをしました。すると、自分のアピールを無視されてしまい、チャチャちゃんはこの表情!かまって欲しそうなのを気づかないフリしてネトフリ見てたらイカ耳になってた pic.twitter.com/x8Cg8AJu3G — コハちゃん (@KOHAKU_CHACHA) December 5, 2022 目つきは鋭く、耳の形が変わってしまうほど、全身から怒りのオーラが…!しまいには、そっぽをむいてしまい、チャチャちゃんは相当お怒りのようです。あー、、、 pic.twitter.com/57ukf9dufx — コハちゃん (@KOHAKU_CHACHA) December 5, 2022 猫にとっては、飼い主の状況など二の次。飼い主が仕事をしていようが、ほかのことで手一杯だろうが、自分の「遊びたい」という気持ちが一番なのです!また、怒っている時でさえかわいいチャチャちゃんに、写真を見た人からは「抱きしめてあげたい」「なんて分かりやすい」とのコメントが。猫の飼い主の中には、自らを「猫の下僕」と語る人もいます。たしかに、こんなに愛らしく怒られてしまったら、自分のことよりも、愛猫を優先したくなるものですね!きっと、この後、チャチャちゃんは飼い主さんに思う存分遊んでもらったことでしょう。だから、機嫌をなおしてね、チャチャちゃん![文・構成/grape編集部]
2022年12月06日今回はいつしか「夫に怒られないこと」を意識するようになったときのお話です。心身ともに疲れきっていたさやこさんは、夫に怒られることをいつしか恐れるように……。家の中を見渡し、「片付けないと怒られる」という志向が強まり、いつしかそのような基準に変わってしまって……!?疲労からか、”夫に怒られたくない”という気持ちが強くなり… 心身ともに疲れ切っていたことで、いつしか夫に怒られること対して拒絶反応が出てきてしまったさやこさん。 「ここ、そのままだと怒られる」「片付けないと怒られる」 そんな風に意識するようになっていきました。 そして、生活の基準が、”夫に怒られないようにする”ことに変化していってしまったのでした。 このころのさやこさんは、娘が散らかしたおもちゃや紙クズなども、とにかく片付けるようにしていたそうです。夫が怒りそうなきっかけを消そうと、常に頑張っていたそうですが、家にいるのに気が休まらないのはつらいですよね。皆さんはこのような経験はありますか?著者:マンガ家・イラストレーター さやこ娘と夫の3人暮らし。自閉症スペクトラムの娘との日常を中心に色々と過去の出来事などエッセイ漫画を描いてます。
2022年06月11日性格にもよりますが、お風呂を嫌う犬や猫もいます。トイプードルのリクくんは、お風呂が苦手なのだそうです。この日、飼い主(@athina_2021)さんの手によって、体を洗われたリクくん。お風呂から上がった姿をご覧ください! #リク シャンプーされた。ニンゲンユルサナイ。byリク pic.twitter.com/GzwbKIjltt — ステネコ成長日記 (@athina_2021) April 4, 2022 ユルサナイ…。ニンゲン、ユルサナイ…!目元が毛でおおわれているからでしょうか。リクくんの表情からは、「どうして、こんなに酷いことをするんですか?」と、飼い主さんに対する恨み節が聞こえてきそうです!リクくんの姿には「笑ってしまった」などの声が寄せられています。・悲しみや怒りが伝わってきて、申し訳ないけれど笑っちゃう!・洗ったことで、フワフワでかっこよくなったから、怒らないで…!・リクくん、静かに怒るんですね!「ゴゴゴゴゴ…」っていう効果音が似合う。静かに怒りながらも、お風呂を頑張って耐えたリクくん。この後、飼い主さんにたくさん甘やかしてもらったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月05日親が、愛娘のウェディングドレス姿を見れば、めでたい門出に胸がいっぱいになるもの。しかし、Nam(@namake_ut)さんは、母親に晴れ姿を披露したところ、怒られてしまったそうです。その理由がこちら。じつは結婚式したのですが 広背筋きたえすぎてドレス映えました(笑)お母さんには怒られましたが、式場のスタッフさんには締まってる!!ってたくさん褒められました☻ #筋トレ垢さんと繋がりたい #筋トレ好きと繋がりたい #筋トレ女子 #ボディメイク女子 pic.twitter.com/LhwRBJVnRx — Nam (@namake_ut) March 11, 2022 ドレスから出ている背中や腕の筋肉が、ムキムキです!Namさんがウェディングドレスを着た際、母親は鍛え抜かれたその筋肉に驚き、とっさに怒ってしまったのでしょう。母親には怒られたものの、式場スタッフなどには「身体、締まってますね!」とたくさん褒めれらたのだとか。Namさんの見事なドレス姿に「かっこよすぎ!」などの声が寄せられています。・すっごくかっこいいです!憧れる~!・これも美しさ!細さだけが美しさの基準ではないですよね。・お母さんへ。娘さんのドレス姿、とてもかっこいいし美しいですよ。・美しい背中、大いに見せびらかしてください!ムキムキの筋肉は、コツコツと努力を続けてきた証。Namさんの美しいウェディングドレス姿に拍手を送りたいですね![文・構成/grape編集部]
2022年03月13日シベリアンハスキーのユキちゃんと、猫のサンちゃん、レンちゃんと暮らす、かもしか(@b09a2032c)さん。3匹が見せる仲むつまじい様子をTwitterで発信しており、多くの人が癒されています。ある日、いつものように、ユキちゃんとサンちゃんはべったりと体をくっつけて仲よしな姿を見せていました。サンちゃんが、ユキちゃんのお腹に顔をうずめたところ…。怒られてるやんけ… pic.twitter.com/ScjwT7OSSC — かもしか (@b09a2032c) February 6, 2022 「ワウッ!」と鳴いたユキちゃんに、ビクッと驚くサンちゃん。サンちゃんの爪が痛かったのか、それとも甘噛みのつもりが少々強くかみすぎたのでしょうか。ユキちゃんの勢いに、サンちゃんは紙袋の中に入り込むのでした…。怒る様子を見せたユキちゃんと、「シュン…」と小さくなるサンちゃんの姿に、さまざまな反応が上がりました。・見ていた私もビクッとなった。すみません…。・「やばい…」となってるサンちゃんの表情がかわいい。・目線を外して神妙な顔つきに…。自分でもこうなりそうだ。予想外のタイミングで怒られてしまったサンちゃん。今後、じゃれつくタイミングを見計らったり、控えたりするかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2022年02月07日「ああ、今日も怒ってしまった……」と自己嫌悪に陥っていませんか。冷静に何が悪いのか説明してしかりたいのに、ついつい感情に任せて怒ってしまう。もしかしたら、世間の目にストレスを感じてしまっていることが、原因の1つかもしれません。 周囲からのプレッシャーから怒ってしまう電車に乗せたら静かにさせなければならない、レストランにはうるさくて連れていけない、外でお行儀よくしてもらうためにしつけをしっかりしなければならない。そう思っているママやパパは多いと思います。でもちょっと待ってください。それは本当に子どものためでしょうか。 もちろん、大人になって将来子どもに恥ずかしい思いをしてほしくないという親心も多分にあると思います。けれどそれよりも、きちんとしつけなければダメな親と思われてしまう、と自分を追い込んではいないでしょうか。 「ほめて育てる」に追い込まれないまた最近よく言われる「ほめて育てましょう」というのを実践しようと頑張っているママやパパもいると思います。けれど、現実問題としてはなかなか難しいことです。 ほめることより、しかることのほうが多いのが子どもですから、そうそうほめてばかりでは育てられません。そして、ほめずに怒ってしまう自分を責めてしまっているのではないでしょうか。 「ほめて育てましょう」といっても、ほめるべきときにほめるようにするというのが大切なのであって、なんでもかんでも「ほめましょう」という話ではありません。怒りたいときは怒ってもいい、と割り切るのも1つの手です。 自分の考え方を見直してみる生活している以上、世間の目は避けられませんし、むやみに怒るのは子どもにとっても自分自身にとっても良いことではありません。怒りの感情は、自分がこうだと思っていることに当てはまらない場合に起こります。怒ってばかりと思ったら、何に対して怒りの感情が湧きやすいのか考えてみることをおすすめします。ダメな親と思われたくないという感情が自分に強いと感じたら、それによって子どもに弊害がないのか、その弊害と自分の感情のどちらを優先すべきなのか、冷静に考えられるときにじっくり考えてみることで、怒りの感情を抑えられることがあります。 子育てには「世間の目」はつきものです。しかし、情報が多いゆえに、これをしなければ、あれをしなければと知らず知らずのうちに、子どものことよりも「世間の目」が基準になってしまっているかもしれません。そうすると、本質的にものごとを見られなくなり、自分を追い詰めてしまう状況をつくり出しやすくなります。世間の目のストレスが自分にないか整理してみるだけでも、自分が何に怒っているのかがわかるかもしれません。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2021年08月06日傷つきやすい男性は、年々増えているようです。相手に対して「できるだけ優しくいよう」「怒らないようにしよう」という心構えも素敵ですが、バシッと言うべきタイミングもあるでしょう。とくに、「彼女への手抜き」とも捉えられる、男性の言動には注意した方が良さそうです。幸せな恋のために、怒った方がいい彼の振る舞いについて解説していきます。■ からかうつもりで失礼なことを言う「彼女がケーキを食べている顔があまりにも嬉しそうで、からかうつもりでつい『食べたら太るのに、嬉しいの?』って言っちゃったんです。彼女はスッと無表情になって、『人が傷つくことがそんなに楽しいの?』って。謝ったけどその日は機嫌直してくれませんでしたね」(23歳・男性)明らかにあなたが気分を害しているのにわざと失礼なことを言い続ける彼には、優しい顔をしなくてOK。「悪気はないんだ」と彼は言うかもしれません。でも「悪気がない」とは、いい大人なのに善悪の判断がつかないということ。その言い訳は恥ずかしいことだと指摘してかまいませんし、「悪気がないなら許さなきゃ」なんて思う必要もありません。こればかりは、男性に対するフォローは不要です。■ 記念日をスルーされる「仕事が忙しく、彼女の誕生日をちゃんと祝える心の余裕がなく、『仕事が落ち着く来月やろう』と言ったら渋々OKしてくれました。でも、誕生日当日もおめでとうのLINEを忘れてしまい、めっちゃ泣いて怒られた。反省してます」(25歳・男性)誕生日やクリスマスも「ただの1日」と捉える人もいますが、恋人が「大事な日。祝ってほしい」と言っているのにスルーする彼は考えもの。普段は友達優先・仕事優先な彼に理解を示すのもよいですが、さほどの理由もなく「あなたの特別な日」をスルーされてしまうようなら、抗議するのもアリです。察してもらうことを待たず、「こうしてほしい」を、前もってストレートに伝えておくのが一番です。■ 先約のデートの約束を破る「彼女とデートの日、既婚の友達に『嫁が実家に帰って、今日は外で飲める。飲みたい!」と誘われ、そっちを優先しちゃいました。『そうやって友達ばかり優先するならどうぞ。私とは一生会えないかもね』と言われて、ほんとに別れるピンチだった」(29歳・男性)仕事ならまだ納得できるけど、軽い気持ちのドタキャンは考えもの。男性は見栄っ張りなので、いつも彼女の言いなりと思われたくなく、友達を優先することも。でも、彼の見栄のしわ寄せを毎度かぶる必要はありませんよね。「約束は守って」とちゃんと伝えましょう。なんでも彼優先にせず、「彼女にも予定がある。自分の会いたいときにいつでも会えるわけではない」と分かってもらうのもひとつの手です。■ 悪意の感じる嘘をつかれる「ちょっとした嘘や隠し事が、彼女にバレたことがなかったんです。それで『バレないだろ』と思って浮気をしたらバレて……。今までの嘘も、全部気づいてたけど悪気はなさそうだからスルーしてただけだって言われ、ふられました。大失敗です」(26歳・男性)見栄やプライドのためにちょっと話を盛ってしまったり、他愛のない嘘をついたりすることは誰でもありますよね。でも、明らかに彼の悪意を感じる噓は別。浮気を隠すための噓、あなたとの約束をドタキャンするための噓など、あなたを騙して傷つけるための噓をつく彼には、忠告すらムダです。気づいたら即刻別れてもよいでしょう。■ 不満はこまめに共有して人に優しくできるのは、自分が満たされているのが前提です。無神経な言動をする彼には自分の辛い気持ちを伝えないと、気持ちがすり減ります。また「彼女がなにも文句を言わないから、我慢しているとは思わなかった」という素直な男性も多く、言えばあっさり改善されることも。不満は小さいうちに、その場その場ではっきり、ただし優しく伝えることがすれ違いを防ぐでしょう。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年05月28日アメリカ・オハイオ州にある動物保護施設『リッジ・レスキュー』にオスの野良猫が保護されました。Facebookにその猫の写真を投稿したところ、多くのメディアでも紹介されるほど話題になったのです。その理由は猫の顔。『ギグルス』と名付けられた猫の写真がこちらです。Posted by Riggi Rescue on Saturday, November 7, 2020Posted by Riggi Rescue on Saturday, November 7, 2020何見てんだ、コラァ?まるでそんなことをいいそうな表情のギグルス。しかし実は彼はこの時、とてもご機嫌だったのだそう。ギグルスはもともとこういう顔なのです。 この投稿をInstagramで見る Giggles(@gigglestheangrycat)がシェアした投稿 『リッジ・レスキュー』の投稿によると、ギグルスはこんな顔ですが性格はとても人懐っこくてハッピーな猫なのだそう。「もしギグルスが不機嫌だとすれば、それはあなたが彼をなでてあげないからです」と紹介しています。そんなギグルスはすぐに猫好きの人たちのハートを鷲づかみにしました。投稿はあっという間に1万件以上シェアされて、里親希望者が殺到したのです。 この投稿をInstagramで見る Giggles(@gigglestheangrycat)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Giggles(@gigglestheangrycat)がシェアした投稿 たちまち人気者になったギグルスは、保護されてから約半月後にはあっさりと里親が決定しました。今では優しい家族と先住猫と一緒に毎日楽しく暮らしています。ギグルスのInstagramには「怒った顔がかわいすぎる」「恋に落ちた」などのコメントがいっぱいです。不機嫌に見える顔と愛らしい性格のギャップが魅力的なのでしょう。「人は見かけによらない」などといわれますが、猫も顔だけで性格を決めつけてはいけませんね![文・構成/grape編集部]
2020年12月02日「性格の治し方を教えてください(辛口求む)」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。自分の思い通りにならない事があるとすぐ腹を立てる性格が原因で、毎回恋愛が上手くいかず失敗し、そのたびに後悔している……というトピ主さん。「自分の性格が嫌いで治したい」ものの、「ただ我慢するだけでは長続きしないとも感じている」と語り、アドバイスを求めています。人に怒りをぶつける際には、なんらかの「目的」がある何度も反省を繰り返してきたにも関わらず、大切なパートナーにイライラや怒りの感情をぶつけてしまう行為がやめられない。まずは、その心理的理由を探っていきましょう。人が怒りの感情を発露する際には、以下に挙げられるような、色々な「目的」があると言われています。(1)自分の思いどおりにするため、相手に言うことを聞かせるため(2)言うことを聞かない相手を「罰する」ため、上下関係を思い知らせるため(3)自分の「メンツ」や「プライド」を保つため(4)相手の攻撃や傷つけられることを予知し、先んじて回避するため(5)別のところで溜まったストレスやフラストレーションを解消するため(1)のように自分の主張を通すために声を荒げたり、威嚇したりして怒るようなケースもあれば、(2)のように「次からは反抗するなよ」といった脅迫にも近い感情表現をする人もいる。あるいは、コンプレックスや気にしていることに触れられたときに、急にカッとなる(3)のようなケースや、(4)のように相手の攻撃を避けるために先に攻撃する、“逆ギレ”に近い怒り行動もあります。さらに、普段から満たされない感情や不満があり、正当に見える攻撃理由を見つけたときにそれを発散する(5)のような例も。八つ当たりに近く、相手側からすれば理不尽極まりないですが、こうした不満解消の目的で怒る人は意外に少なくありません。職場や学校などで承認欲求や自己実現欲求が満たされず、イライラして恋人や家族、年下の相手に当たり散らす……といったケースは大変よく見られます。「怒りをぶつける効果」を、育つ過程で学んできた可能性もトピ主さんが(1)〜(5)のどの傾向が強いのか、投稿内容だけでは判断できませんが、もしも仕事やキャリア、家庭環境など恋愛以外での悩みや不満があるならば、そちらの解決に努めることが性格面に変化をもたらす可能性もあるでしょう。また、「幼い頃から甘やかされて生きてきた」のが原因かも……という記述もありますが、確かにこれは大きな原因のひとつと考えられます。「怒ったりイライラしたりすれば、相手に言うことを聞いてもらえる」という経験を積み重ねてきたのかもしれません。のちの投稿では「喜怒哀楽すべての感情が激しいタイプ」という自己分析もされていますが、もしかしたら両親や祖父母、兄弟姉妹などにも、そのような性格の方がいたのではないでしょうか。ご自身を含め、怒ることで主張を通す家族の姿を見るなかで、そうした行動が有効であると無意識に学んできたのかもしれませんね。「視点を変えてみる」習慣を付け、「許す心」を磨いていこう行動の目的や性格形成要因を探ることも改善の一歩ですが、最後に、具体的な「怒りをぶつけないためのコツ」についても触れたいと思います。色々な方法がありますが、個人的には「相手の視点に立って、その出来事を捉え直すこと」+「必ずひと呼吸置いてから、対応する癖をつけること」が最も有効と考えます。怒りを感じたら、一旦、目線を相手側に移して「彼は今こういう状況だから、ああ言ったのかもしれない」等々と、想像を巡らしてみる。その上で「どう対処するのが最善か」を決め、それから落ち着いて行動に移す――。よければ、ぜひ試してみてください。また長期的には、「許す心を磨くこと」も肝要です。ここでは『内観法』と呼ばれる方法をご紹介しますね。定期的に「相手にしてもらっていること、してもらったこと」を振り返り、それに対して「自分は相手に何をしたか」「どんな迷惑を相手にかけたか」を考察します。その結果、「何事も“お互いさま”だな」という境地に至ることができれば、許しの心につながるはずです。我慢するくらいなら別れた方がマシだと思ってしまう……という記述もありますが、彼の側だって同じように、何か我慢していることがあるかもしれない。そのように視点を変えて考えてみる習慣を付けると、感謝の気持ちも生まれやすくなるでしょう。人と一緒に生きる上では意見が食い違うこともあるでしょうが、「怒りをぶつける」以外のコミュニケーション方法を少しずつ体得していけるといいですね。一番近くにいる相手と敵対するのではなく、“許しあえる関係”を築ければ、それはとてもかけがえのないものになると思います。応援しています。(外山ゆひら)
2020年05月25日【今週の悩めるマダム】私のママ友に、仏様のように怒らない人がいます。子どもの学校関係や町内会でいろいろとトラブルが起きていても、いつもニコニコしていて冷静です。私には真似できません。ほんの少し悪口が聞こえてきただけで、何日も何日もそのことを考えて落ち込んでしまうのです。人間の器が小さいからでしょうか?(福岡県在住・50歳主婦)感情を表に出さない人っていますよね。悪口を言われているのに平気な人が、僕の周りにもいます。だれかが事故にあって大変なことになっているのに普通にしている人とか……。昔、僕の知り合いにそういう人がいて、「あんなこと言われても平気なの?」と、尋ねてみたことがあるんです。すると彼は「全然平気。そもそも誰にも期待したことがないから、失望することもないんだ。僕には関係ない世界なので、何を言われても気にもならないし、へっちゃらだよ」と言いました。強がっていたのかもしれませんが、とにかく図太い。誰にも期待をしないということは、つまり彼は最初から誰も信じてないのだな、と思いました。僕のことも、信用してくれていなかったのかもしれませんね。僕の個人的な意見ですが、そのママ友さんよりも奥様のほうがよっぽど人間的で、健全だと思います。怒りの感情を表に出さないのは、人間ができているからではないのです。そういう人は、人徳者であったり、優しい人ではないというのが僕の持論です。この前の大晦日のミサで、ローマ教皇が信者の女性に手を摑まれ、危険だからとっさにその女性の手を叩いてしまった、というニュースがありました。その直後、教皇は謝罪したうえで「女性に対するいかなる形の暴力」も非難する演説を行ったそうです。どんなに徳のある人でもこうした行動が人間的であり、何より事後の対応が素晴らしいと思いました。何をしても怒らない人は優しい人だと思われがちですが、実はその逆。そういう人は、世界を遮断しているだけなのです。自分には関係ないと、すべてをブロックしているので平気で微笑んでいられるわけです。怒ること自体が時間の無駄だと思っている人。「へ~、そうなんだ」で、すべてを終わらせて何事もなかったかのように振る舞っている人。まぁ、これだけ複雑な世界になると、そうやって割り切って生きていくこともひとつの方法かもしれませんが、僕は正反対の考え方を持っています。嫌なことがあったら、苦しくても抱えながら生きていいんじゃないでしょうか?そのことで腹を立てたり、悶々としたり、疲れたりしていいんです。でも、それで自分があまりにも苦しくなったら、「すでに過ぎたことだから、これ以上抱えてもどうにもならない!」とようやく割り切って、苦しみを薄めればいい。そうやって日々と折り合いをつけながら生きていきましょう。どうしようもないこともありますし、最後はいい意味で開き直るしかありません。怒ることや苦しむことは、とっても人間的なことなんですよ。他人に期待も興味もいっさい持たないという生き方は楽かもしれませんが、奥様がそうする必要はないでしょう。悪口が聞こえてきたら、怒りましょう。それでいいんです。【JINSEIの格言】僕もそんなに大した人間じゃないので、いつもカッカしています。でも、それってとても人間的なことなのです。奥様も悪口を言われたら怒りましょう。ただし、あまり引きずらないで。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2020年02月18日「毎日、子どもを叱ってばかり」「こんなに叱ってばかりで、子どもをダメにしちゃう」内心、そんな心配をしているママは多いはず。コツを知って、「叱るエネルギー」を「子どものレジリエンスを育てる機会」にしてみませんか?レジリエンスとは、英語で「回復力」や「弾力性」を意味する言葉です。専門に研究されている東京学芸大学教授の藤野博先生にお話しを伺ってきました。前回の記事 「『どうせムリ…』あきらめがちな子どもが陥っている悪循環とは」 では、レジリエンスを育てるための第一歩は、生活習慣を整えることだと学びました。今回は、その先のステップ「人を頼って成功する体験」「家庭内で役割を持つ」について考えてみましょう。<レジリエンスを育てる3つのステップ>【家庭内での役割を持つとは】その子の長所や興味がいきるような役割を設定し、子どもに選んでもらう。本人の選択を尊重し、その役割を果たせるように手助けをするそもそも、ママ自身、人に頼ることが苦手な人も多いかもしれません。そこで、家庭のなかで「人を頼って成功する体験」を、どんなふうに作り出すかを具体的に考えてみます。■レジリエンスを育てるコツ1「やらなければいけない」に焦点をおかない人には、その人なりのペースがあります。ですから子どもも、その子なりのペースで育っているんです。ここで大切なことは、「やらなければいけないこと」に焦点を合わすのではなく、「この子が、いま、できることは何か?」という子どもありきの目標を設定することです。たとえば、頭ごなしに「明日の時間割をそろえなさい! 毎日、言わないとできないんだから」ではなく、まずは、その子にとって「言われなくても、時間割りをそろえること」の難易度がどれくらいなのかを、次のようにピラミッドを使って考えてみます。 仮に、「時間割りをそろえること」が、ピラミッドの「2、もう少しでできること・大人のサポートを受けたらできること」だとします。ここで、「時間割をそろえるとき、ママが声かけをするようにしようか?」と、提案します。もしくは、「ママに時間割をそろえるように、声かけしてねと頼めると素敵だね」と、伝えてみます。つまり、子ども目線にたってToDoをスモールステップに分けてみるのです。■レジリエンスを育てるコツ2親に頼ってできたことも認める子どもから「声がけをして欲しい」という依頼があって、親が声掛けをして、時間割をそろえられたのなら、「すごいね! できたね」と、伝えます。これでひとつ、「人に頼って成功する」という体験を作ってあげられましたね。重要なのは、スモールステップを設定して、成功体験を積み重ねることです。ほぼできていることを目標にして練習していくと、その活動がたしかな生活習慣として定着します。「そんなこと?」と思われるほど、小さな歩みです。けれども、子どもにとってはこれくらいのペースで、着実に成功していくことの方が自信になるのです。■レジリエンスを育てるコツ3子どもの苦手克服より「好き」を伸ばす次に、「家庭内で役割を持つ」について考えてみましょう。「子どもに家庭内での役割を与えてあげると、子どもは役割を果たして達成感を得られ、レジリエンスも高くなっていきます」(藤野先生)「少しくらいお手伝いしなさい!」とイライラする気持ちをいったん横においておいて、「どの家事だったら、この子が楽しくできるかな?」という視点を持ってみます。「子どもの苦手なことを支援し失敗を減らすのも大切ですが、その子の得意なことを理解し、伸ばしていくことも重要です」(藤野先生) その子の好きな家事を見つけてあげられると良いですね!●小学校低学年までの役割の例□新聞を新聞受けからとってくる□朝、起きたらカーテンを開ける□食事の前に、テーブルを拭く□食事が終わったら食器を台所へ運ぶ□衣服を脱いだら洗濯かごに入れる出典: 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 より抜粋■レジリエンスを育てるコツ4、「できない」より「できた」を見るお手伝いメニュー(選択肢)が決まったら、どれにするかは子どもに選ばせます。「自分で選んで決めたことで、決断をした責任を持つという経験が自己形成に繋がっていきます」(藤野先生)子どもが家事ができたら、うれしい気持ちを伝えます。役割を果たせなかった場合も、「新聞をとってくるのは忘れちゃったけれど、カーテンは開けられたね」と、できた部分はきちんと褒めます。「『できたこと』に焦点をあてて声かけをすると、子どもは『自分のことをちゃんと見ていてくれているんだな、気にかけてくれているんだな』と感じます。メッセージは言葉にして、ちゃんと伝えてあげましょう」(藤野先生)●叱るではなく、褒めるメッセージの見つけ方たとえば、作業が多少粗くても、それは言葉にせず、よくできたところを褒めます。『洗濯物をとりこむのが早くて助かるわ』。また、いつもは5分しか集中できない子が、10分集中して宿題をできたなら、『いつもより5分多く集中できたね』と、そこを褒めます。「早く宿題を全部しちゃいなさい!」ではなく、です。●ママにできるレジリエンスを育てるポイント1)目標設定はスモールステップに。小さな成功体験を積み重ねることが大切2)お手伝いは選択肢を示し、子供に選ばせる3)「できたこと」という実績に焦点をあてて褒める次回は、「そもそも褒めることが苦手な場合はどうしたらいいですか?」。そんなママたちのあるある疑問を考えます。■今回、お話を伺った藤野博先生の著書 『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 (藤野 博, 日戸 由刈 (監修)/講談社 本体1,300円(税抜き))「レジリエンス」とは心の回復力であり、立ち直り力のこと。自分の思い通りにいかず、落ちこんだときに、気持ちを切り替え、またがんばろうと思える力をいいます。書籍では道具の管理や家事の手伝いといった、子どもにとって身近なことを例として挙げながら、レジリエンスの育て方やポイントをイラスト図解で徹底解説します。藤野博先生東京学芸大学教職大学院教授 博士(教育学) 子どものレジリエンスを育てる研究をしている。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。とくに発達障害の子のコミュニケーションやソーシャルスキルにくわしい。言語聴覚士、臨床発達心理士スーパーバイザー。特別支援教育士スーパーバイザー。
2019年10月14日子どもに社会できちんとした振る舞いをしてほしい、正しい対応をしてほしい、と親なら思うもの。それゆえ悪いことをしたら、親としてはきちんと叱らなければならないとも思いますよね。 けれど、それ、本当に叱っていますか? 怒っていませんか? 「怒る」と「叱る」の違いママが言ったとおりに動かない、ママの言うことを聞かない……など、「ママ」が主語になっていたら要注意です。ママの思う通りに子どもが動いてくれないことで感情的になって怒っている可能性があります。一方、冷静に、何が悪くてどうしてそれをやってはいけないのか、きちんと説明できていたら叱っていると思っていいでしょう。 それは本当に「子どものため?」とはいえ、「怒る」と「叱る」の境界線は日々の中ではかなり曖昧です。たとえば、電車の中で騒いでしまったわが子に「静かにしなさい」と言ったとき、人に迷惑をかけるのが悪いこと、と思う前に、ママが車内の人の目が気になって「早くやめさせなければ」という気持ちが先走り、怒り口調で言ってしまうということも多々あるかと思います。 ママが感情をぶつけてしまうと、子どもは反省する前に「怖い」という感情を持ってしまい、結果、なぜ悪いのかの根本を理解できないままになってしまう原因にもなります。 怒りが出てきたときの対処法怒りをコントロールするスキル「アンガーマネージメント」によれば、怒りの感情がピークにあるのは6秒程度と言われています。まず、“子どもが悪いことをしている“と感じたら、1、2、3……とゆっくり6まで数えてみましょう。それから、子どもにどう言えばわかってもらえるか考えて、ことばを発してみましょう。 感情に任せて怒ってしまうと、子どもにとって悪い影響になりかねないだけでなく、ママにとっても気持ちのよいものではありません。怒らなければ、と思ったら、子どもにことばを発する前に、6秒間待ってみてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年06月02日子どもが小さいうちに大変だった事を挙げると色々あるのですが、その中でも「何をするにも時間がかかる」これが地味にじわじわとストレスをもたらすんですよね。 特に次男が生まれた年、長男3歳・次男0歳のころは身動き取りにくかった記憶があります。 自分1人なら10分で行って帰ってこれるところが子ども2人連れていると30分以上かかるんですよね。そもそも家を出るだけでも戦争です。次男が生まれるまでは長男に対してゆったりとした気持ちで待てていたのに、次男が生まれると時間的にも限界があるし、気持ちの余裕もなくなってくるんですよね。 本当はもっとゆっくり待ちたい気持ちはあるし、優しいお母さんでいたいのに、どうしてもイライラしてしまって…この頃はしょっちゅう夜な夜な落ち込んでいました。その中でもひとつ、今でも覚えているエピソードがあるので、過去の記録を掘り起こして書いていきたいと思います。 長男3歳、次男0歳の頃のお話です。 ■なかなか言うことを聞いてくれない長男今年は「怒らない育児」を目標としていたのにさっそくやってしまいました…。 なぜあんなに頭に血がのぼったのか、1日が終わり夜になった今では分かりませんが、後から考えたら些細な事なのにその時はイライラが抑えられなかった。たいていそんな事の繰り返しです。 今日は月曜日。 月曜日にしかやっていない保健センターの体重測定に次男の体重をはかりに行きたかったんですよね。15時までしかやってないから、そろそろ行かなくては…と思って家をでようとした14時。 そしたら長男が昨日に引き続き今日も「いたない(いかない)!」とか言い出すんです。 あーーー…またか…。 ブーたれる息子をあの手この手で説得してなんとか車に乗り込んだもののいざ保健センターに着いたら、「たーーえーーーる! たーーえーーーる!」の帰るコール。なんで行きたくないの?? 長男:「だってー、じかんかかるから!」 時間なんてかかんないってば。すぐに終わるから。長男:「たーーーえーーーる! たーーーえーーる!」 じゃぁ、車で待っとく!? 「たーーーえーーーる! たーーーえーーーる!」×30回。 車から先に下りて保健センターの中に入るフリをしたらなんだかんだでついて来るかな? と思って、先に車から降りてみたものの、大泣き号泣大音量の雄たけびで、 「たーーーーえーーーーるーーーー!!!! たーーーえーーるーー!!」」 帰るの一点張りで絶対に車から降りてくれません。あーーーー…もうっ!この押し問答してる時間がもったいない!パッと行けばすぐ終わることなのに!! プチッ。 どごごごごご…… どっかーーーーーーーん!!!(噴火) いい加減にしてーーー!昨日からギャーギャー文句ばっかり!ワガママ言うのもたいがいにしなさいっ! この時点でも私の血管は3本は切れていました。般若のような顔をして、角をはやし、頭から湯気まで噴いて怒り狂っておりました。でも長男、本当にしつこくて。あんまりにも帰る帰ると言い張り、意地でも車から降りてくれないのでどうすることも出来ず渋々家に帰ることになりました…。 「下の子が生まれたら、まずは上の子をなによりも優先しなさい」と言われてきたけれど、上の子の気持ちを優先する事と日常生活を送る事はまた別なんですよね。 上の子も大事にしたいのはしたいけれど、下の子だってずっと泣かせっぱなしは気が焦りますし(2人目の余裕はありますが、やはり泣かれると焦ります)、写真や発育の記録を取ってもどうしても上の子より少なくなりがちです。 私からしたらどちらも大事な息子なので出来るだけ平等にしてあげたいと思うものの、小さい長男の相手をしながらの次男のお世話は本当に思うように進まない事が多くて。この日はただでさえ少ない次男の発育記録をどうしても取りたかったんです。長男がいるとどうしても行けなくて(平日の15時からなんですよね)。 たったこれだけの事がスムーズにいかないことにものすごく悲しくなってきて、「もう!! おうちで1人で待ってなさい!!」とめちゃくちゃ怒ってしまいました。長男:「いーーやーー。ママもーー!」 もーーー、ワガママばっかり! 長男:「たーえーる! たーえーる!」 あれ嫌これ嫌って!!たまには我慢して付き合ってよーーー!! 怒怒怒。 もはや「怒る」とか「叱る」ってもんじゃなくって完全にキレていました…。 マンションの駐車場まで戻ってきたところで、「やっぱりいちゅ。泣」 かーーーー!!でた! 「やっぱり行く」発言!! どうせ行くって言うんやったら最初っからおとなしくついてきてよー! どごごごご…… どっかーーーーーーん! バリバリーー! ってことでさらに血管追加で2本切らしながら、もう一度保健センターへ舞い戻りまして、プンプンキレる母親となんで怒られてるのかイマイチわかっていない息子、なんとかギリギリで体重測定に滑り込みました。 はーーーー…。どっこいしょ。。ここにたどりつくまでにすったもんだがあったけど、無事次男の計測を済ませてもらいまして…。 ピピピ。はい、6925グラム。 よしよし、増えてるね!……たったこれだけのために。たった、この10分のために……なぜあんなにモメたのか。 朝は平和だったんですよ?午前中は地区の公民館で開かれていた「おひなまつり」と称した育児サロンに行き、とっても楽しい紙芝居やら手遊びやらを見せてもらってとても和やかだったんです。それなのに……それなのに……まさか次男の体重測定でもめることになるとは。そして、毎度のことながら、こうして振り返ってみると、なんってしょうもないことでキレてしまったのかと反省しました。 ■なぜこんなに怒ってしまうのか…後悔する日々一体何回同じことをやっているのか自分よ。「いく」「いかない」なんていつもの事じゃないの。 だいたい体重測定なんて長男からしたら面白くないことなんだし、どうしても今日絶対に行かないといけないものでもないんだから、もっと長男の思いを汲んでやってもよかったんじゃないか。 子どもは親の所有物じゃない。親が行きたいと思うところに子どもは行きたくないと思うことだってあって当然のこと。子どもには子どもなりの思いがあるのだから…。 後になったらいつも思うのに。 分かっているのに…どうしてあの時の自分は感情を抑えられなかったんでしょう。 彼よりも10倍も長く生きてるというのに…。こんな1メートルにも満たない小さな生き物に本気で腹を立ててしまうなんて… 疲れてたのかな。ホルモンバランス崩れてるのかな。 あぁ、いっそホルモンのせいにしてやりたいです。■当時の私と同じように悩むママたちに伝えたいこと はい!! 今の私から一言。 めーーーーちゃくちゃよく頑張ってますね! 私! 1日中未修園の子どもを2人見るってすごく大変です。何をするにも時間がかかるし、スムーズにいかないし、アクシデントは起こるし二言目には「やだ」だし。そんな中で朝からあちこち遊びに連れていって、よく頑張っていたと思います。 事象だけを見れば些細なことだけれど、日頃小さなつまづきが重なりあって爆発したんだと思います。 だから今同じように些細な事で怒ってしまうことに落ち込んでいるママ達。あなたの器が小さいわけではないです。誰にでも同じように葛藤する時期があると思います。優しそうに見えるあのママも、たくましそうに見えるそこのママだって同じような気持ちを抱えていると思います。 切り替えてはうまくいかないという毎日を続けていくかもしれませんが、その繰り返しをしていくうちにいずれ状況が少しずつ変わっていきます。あまり自分を責めすぎず、責めている時間があればサクッと眠って明日に備えてください。 フレフレー!【お知らせ】 第109話 の記事下アンケート「Q1. 断乳・卒乳時、苦労をしましたか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「“授乳はつらかったけど大好きな時間だった”そう語るママたちの断乳・卒乳」
2019年03月01日私は結婚前まで、子どもと関わる仕事をしていました。『私は怒らないお母さんになれる』という何の根拠もない自信を持っていました(当時の私をぐーで殴りたい(笑))。しかし、実際子どもができてみると、そんな自信は見事なまでに粉々に粉砕。自分が思い描いていた子育てとは、大きくかけ離れた現実がそこにはありました。3人の子宝に恵まれるも、常に余裕がなく…イライラした状態が続き、そんなイライラを抑えきれず子どもにぶつけてしまうこともありました。当時の私はまさに鬼そのものだったと思います。自分のふがいなさに、毎晩子供達の寝顔を見ながら号泣。そんな時に、保育士をしている夫に教えてもらったのが、『抱きしめること』の大切さでした。お母さんだって完璧な人間じゃない。イライラするときだってある。そんな時は、正直に『怒りすぎてごめんね』と言って、子どもを抱きしめてあげるといい。それから私は、毎晩子ども達を、抱きしめるようになりました。この『抱きしめる』習慣は、5人生まれた現在も続いています。 ↑ウーマンエキサイトベストコミック大賞はこちらから!
2019年02月06日4歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。鬼は外~福は内~♪イラッイラッイラッイラッ、ママ切れる~♪(童謡「豆まき」のメロディーにのせて歌ってね)てなわけで、節分だろうがなんだろうが365日鬼になってる全国のお母さん達、こんにちはー!何を隠そう、私もやんちゃな兄弟に怒ってばかりの鬼ババアです(誰がババアや)。先日もこんな事がありました。それは幼稚園へお迎えに行った時の事。三男さぶろうを抱っこ紐で抱えながら、次男こごろうの手を引き、長男だいごろうを連れて駐車場まで歩いていました。その時…自由人たちが暴走!突然走り出すもんだから、オカン慌てて追いかける。その一方で長男だいごろうはマイペース。ちょっと進んでは空を見上げたり、道端に生える草花を愛でたり。「アンタは絵本の国の住人か」てくらいメルヘン男子。こごろうを見失ってしまわないよう必死に追いかけながら、だいごろうを急かすオカン。抱っこ紐で7キロほどのさぶろうを抱えながらの追走劇はアラサーの精神力をどんどんとむしばんでいった。なんとか駐車場についたが、疲れ切ったオカンは早く家に帰りたくてたまらなかった。しかし…タイミングゥゥゥゥッ!!だいごろうのオシッコ宣言により、来た道を3人子連れでとんぼ返り。なんでもっと早く言わないかなー!トイレを済ませてさっきと同じく自由に動き回る子どもたちを連れながら駐車場へと戻ってきた。やっと帰れる…と思いきや突然の椅子取りゲーム開始!どっちが前に座るかというしょうもない理由で兄弟喧嘩が始まった。その瞬間、オカンの内なる鬼が大暴れ。子どもたちに一喝した後、放心状態のまま家路についた。思い通りにいかない、言う事を聞かない。ただお迎えに行っただけなのに体力的にも精神的にも疲れ果てたオカン。そんな時目に飛び込んできたのはなにしてんねん。だいごろうはパンイチで変な歌をうたい、こごろうは室内で突然レインコートを着るという謎行動をしている。自由すぎる2人を見ていると「子育てなんて、思い通りに行くわけないか!」と思えて自然と笑顔になっていた。笑う門には福来る。オカンを鬼にかえるも福を呼ぶのも結局子どもたちなんだなぁと思った出来事でした。
2019年02月04日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「“怒らない育児”無理だった! 怒る&反省を繰り返した私が出した答え」 で、“子どもを怒ってしまうこと”に関してのアンケートを実施しました。どんなママだって、わが子を怒らず毎日を過ごしたいもの…。しかし、相手は子ども。親の望むどおりに動くことはまず無理だし、ビックリするようなことをしでかして、その日のスケジュールや大事なものをおじゃんにしてしまうこともあります。そんなとき怒らず、いつも冷静に対応できるとは限りません。感情的に怒ってしまって、あとから後悔してしまう…。どんなに穏やかなママでも、一度はそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。“子どもを怒ってしまうこと”は多くのママが抱える悩みですが、気軽にママ友に話せない&聞けないテーマと言えるかもしれません。そこで、今回はママたちが日々どんなことで子どもを怒っているのか。また、どんな状態だと怒ってしまいやすいのかを、アンケートから探っていきます。■“怒ってしまった”ことに自己嫌悪するママたち今回のアンケートで、「子どもを怒りすぎてしまい反省することはありますか?」との質問をしたところ、「よくある」が69%、「たまにある」が26%で、合計すると「ある」と答えた人が95%にものぼったことになります。Q.子どもを怒りすぎてしまい反省することはありますか?よくある 69%たまにある 26%ほとんどない 4%全くない 1%その他 0%コメントでは、「ささいなことなのに怒りすぎてしまう」「怒り出すとコントロールがきかなくなってしまう」といった声が多く集まり、ママたちが自分を責め、どうにかしたいと思っていることがわかりました。■悲劇のヒロインタイプのママの場合ちゅいママさんは、次男くんが生まれたばかりのときに、なかなか遊んであげられない長男くんのために公園に行こうとしたら断られたため、怒ってしまったと言います。このエピソードには、「うちもあります!」の声が多数。わが子のために良かれと思ってやった行動を拒否され憤慨するママ。「あなたのために、私を犠牲にしてまで…」とはいかないにしても、悲劇のヒロイン気取りは、子どもにとっては迷惑でしかないのでしょうか。もしそうだとしたら、親としてはやっぱり悲しいです!自分が子どものために昼間がんばって準備段取りしたことをぶち壊されたとき、いつも過剰に怒鳴りつけてしまいます。子どもからしたらママが勝手にやったことに過ぎないでしょうし、望んでないかもしれません。でも過剰に怒るときって、日々のささいなことが積もり積もってるのもあるんです。毎日同じことを注意し、本人も一応謝ってくるけど、またすぐ同じことをする。そんな毎日に疲れているんだろうな、と自分なりに分析しています。でもその対処法は現在進行形の私にはまだ見つけられていないのが現状です。はぁぁ~「私ががんばってこうしてあげるのに、なんであなたたちは言うことを聞かない?」。まさに、子どもにとってはありがた迷惑(笑)。息子たちを支配しようとしていたんだと思う。私はがんばっているのに…。子どもたちの成果は私の成果。子どもたちが悪いことをしたら、いつも一緒にいる母親の育て方が悪いから…そんな意識が無意識に働いていたんだと思います。■スケジュール完璧主義ママの場合ママたちがどんなときに子どもに怒ってしまうのか、コメントから見ていきましょう。まずは「スケジュールどおりいかないとイライラしてしまう」ママ。朝、出かける準備の時間に、子どもを怒ってしまうママはとーっても多いのではないでしょうか?なかなか起きない、何度注意しても準備が進まない、前日に用意すべきものができていなかった…。もう毎朝噴火です!4歳双子の男×男の母です。朝の自分の出勤時間にあわせての保育園の準備のときに、朝寝起きが悪いうえに行動が遅かったり、出した朝食が気に入らなかったりすると、ついつい焦りでイライラして怒ってしまいます。怒れば保育園に行くまでも不機嫌になり、良いことないのはわかってる。自分も朝弱いくせに、子どもには大人げなく「アプリのオニが来る!」とか恐怖心を利用してしまいます…。悪いなぁと思いながら。夜の就寝時間も遅く、なかなか寝ないと、楽しく終わりたい一日の終わりに泣かせてしまうことも。あー本当に反省します。時間に追われているとき。幼稚園の送迎のバスが来る、病院の予約の時間、寝かせる時間、などなど…。「この時間までに●●しなくてはいけない」と言うときに限って、出かけない、準備をしない、準備が遅い、できる準備を自分でしない…そんなときに怒り過ぎてしまうことがあります。■子どもへの理想が高すぎママの場合子どもは自分とは違う人間だとわかってはいる。でも自分の子どもだからこそ期待することも大きく、母親である自分の言ったことを素直に聞ける子を“いい子”だと思い込んでしまうこともあるのではないでしょうか。そんな自分が想像したわが子と現実がかみ合わないときに怒ってしまうパターンも…。長男2歳、次男が生まれてから1年間は本当に長男を怒ってしまっていました。0歳の次男に比べて、少しは言葉もわかりコミュニケーションが取れる分、年齢以上のことを求めていたのだと思います。でも3歳です。まだまだできないことだらけ。それなのに当時の私は、次男の育児でいっぱいいっぱいだったため、長男に多くを求め過ぎていたようです。申し訳ない思いでいます。いま3歳半の上の子に怒りすぎてます…。子どもは自分の意見をぶつけてくるけれど、それが大人の私からしたら効率的でないと思えたり。子どもには悪気はないけど、私の大切にしていたものを壊してしまったり、どこかで覚えてきた生意気な口をきいたり。以前は私の言うことを素直に聞く子だったのに、自分の世界や意見を持ち出すのでぶつかる。でも、それを素直に聞けずに怒りが湧いてくるのは娘を支配したいと思ってるってことなのかなぁ…と最近悩んでいます。子どもが生まれた頃は、「この子の人生はこの子の人生、別人格として尊重しなくちゃね!」と思っていたのになぁ■心に余裕がないイライラママの場合ママたちが怒ってしまうには、それまでの背景にいろんな原因が潜んでいる様子。ママの体調不良、睡眠不足や極度のストレス、子どもが抱えるトラブルや性格など…。余裕のなくなったママは、怒りやすくなってしまうようです。小学3年、1年、年中の3人兄弟プラス2歳の娘を子育て中です。怒りまくりです。朝から寝るまでずーっとイライラ…ガミガミ。立て続けに何かしら事件が起きるので、「叱るな」なんて、無理です。感情的になってしまうことばかりです。「何回、言えばいいの?」、「どうしたら、やってくれるの?、やめるの?」。暴れてケンカして、痛いと誰かが泣いて、またやり返して…。どんどんエスカレートしていくケンカ。「うるさーい! 外行ってやれー! 離れろー!」。ケンカしている声より大きな声で叫んでます。男子3人いたら、“怒って当たり前”になってしまいました…私の場合は、子どもを諭したり良い方向に導いたりするという目的ではなく、単なる感情のはけ口にしてしまっているのではないかと思うことが多いです。他の人には絶対にしないような態度や言い方をしてしまう。親という立場を利用して子どもに甘えているのだと思います。なのに子どもは健気に反省して親に応えようとしている。振り返り自己嫌悪に陥るのにやめられない悪循環です。■「●●するべき」に囚われるママたち。怒って後悔したときは子どもを怒ってしまうことに罪悪感を持つママのコメントの数々に、涙が出そうになった今回のアンケート。ママたちが、必死に、そして真正面から子育てに向き合っていて、だからこそつらい思いをしてしまうんだなと感じました。いま、まさにそれで悩んでいます。息子2歳半、長女7ヶ月です。「長男を優先しなきゃ」、「健康的なご飯を作らなきゃ」、「家をキレイにしなきゃ」、「怒っちゃダメ」。あれもこれもやらなきゃ! と気負いしているんだ。とこの記事を見てわかりました。ほんとにささいなことで怒っています。自分へのタスクが多すぎるんですね…感情的になり後悔することもありますが、クールダウンしたあとに必ず「さっきはごめんね。」と謝り、なぜ怒ったのか、子どもの気持ちはどうだったのかを話して仲直りをするようにしています。たとえ子どもが悪いことをしても、怒りすぎる(私の場合は感情的に怒る)ことはいけないし、こちらが悪いと考えますので、必ず謝ります。自分の気持ちを伝え、相手の気持ちも聞いて、寄り添い仲直りをすると、さらに子どもが愛おしく思います! 実際にそこまで感情的に怒ったのは(上の子5歳下の子3歳で)4〜5回くらいあると思います。ちゅいママさんは、「怒りたくないのに怒ってしまうから苦しいし悩むしつらいんです」と言います。そして、怒って反省して…を繰り返した結果、「“怒ってしまったこと”の罪悪感を捨てることにしました。怒ってしまったのなら落ち込まずに、明日のことを考えようと思うようになった」のだとか。怒らずにすめばいいけれど、怒ってしまうことだってある。もしかしたらママが怒っているのは、そんな自分自身を受け入れられない自分に対してなのかもしれませんね。「子どもを怒りすぎちゃった」、でもそんな自分をも受け入れられれば、もしかしたらいまよりもう少しだけよりよい関係が築けるかもしれない。あんまり反省しすぎて落ち込んでも、すぐに「怒るネタ」は発生します。少しずつ、明日へつなげていけたらいいですよね。Q. 子どもを怒りすぎてしまうことについて、ご意見やエピソードがあれば教えてください回答数:323アンケート集計期間:2018/12/6~12/10
2019年01月10日■母がゲームに負けると意外なところから怒りが!?■母ガチ勢の娘がすごい剣幕でやってくる!息子も娘も今のところ、自分がゲームで負けてかんしゃくを起こしたことはありません。息子にいたっては「どうせ負けると思ってた」と後ろ向きです(これもどうかと思うのですが)。ただ娘が少々変わった(?)ことでかんしゃくを起こすときがあります。それは私がゲームに負けたとき! 今までどっちかというとパパ信者だったのになんだか最近、ママ信者になってきた娘。私が勝つと大よろこびなんですが、私が負けると息子に怒りだします。ママ大好きになってくれたのはうれしいんですが、愛がプレッシャーになり、コントローラーを握る手には汗が(笑)! 息子の手前もありますし、勝っていいのか負けていいのか複雑です…。
2018年12月28日子育てしていく中で「いかに自分の感情を上手にコントロールしていくか」というのは、誰しもがぶつかる課題ではないでしょうか。 頭では分かっているのにどうしても感情的に怒ってしまう。そして、寝顔を見ては「あぁ。。また今日も怒ってしまった」と反省する。明日こそは心穏やかにニコニコお母さんでいようと思ったのに、寝起き2時間で既に憤慨している現実。 私も何度このループを繰り返してきたかわかりません。 もちろん今でも反省する夜は山ほどあるのですが、自分の子育て史上いちばんその壁にぶつかったのは、長男が4歳、次男が0歳の頃だったように思います。 やはり子どもが1人から2人に増えたあとの1年間は色んな意味で試練の1年でしたね。■長男4歳、次男0歳の新年の抱負は「怒らない育児」!その年の1月1日にたてた抱負はズバリ、「怒らない育児」をすることでした。9月に次男が生まれた後予想以上に長男に対して厳しく叱る場面が増えたことにより、このままじゃいけないと自分の中で思っていました。新年の目標はもうこれしかない! と秒で決まりました。 よく言いますよね、怒ると叱るは違うとか、怒るは感情的だけれど叱るは論理的とかなんとか。 だから私も「怒らずに叱ろう」と怒らない育児を目指していた…いや、目指さなきゃと思っていたのかもしれません。一体どういう事で感情的になってしまうのかというと、本当に些細なことなんです。あとから考えたらどうでもいいようなこと。 それなのにその瞬間はものすごく譲れない大事な事のような気がして必死になってしまうんですよね。 ■子どもはなかなかこちらの思い通りには動かない…この日、私は長男を午前中から公園に連れて行ってあげたいと考えていました。ちょうど近くの公園で催し物がやっていて、次男もタイミングよく寝たので、ベビーカーに乗せてお散歩がてら遊びに連れていってあげたいと思っていました。 しかし、長男に声をかけると喜んで出かけるかと思いきや、 「テレビ(録画したEテレの番組)が見たい」と言い出すのです。 え!? いやいやいや、録画したテレビなら今見なくったって公園から帰ってきた後でも見られるでしょ? 先に公園に行こうよ! と声をかけるも長男は頑として譲りません。 私:「テレビはいつでも見られるから先に公園に行こう!」長男:「やだ! テレビがいい!」私:「なんでよ~~! 公園に先に行こう!」長男:「やだ! テレビテレビテレビィィーーーー!!!」 そしてここから鬼のような押し問答が始まりました(く…くだらない(笑))。テレビひとつでこんなにモメるなよっていう話なんですけど、私も長男もそれぞれに自分の主張を持ってるからなんですよね。 長男は公園に別に求めていない公園に連れていかれるよりも今この瞬間にテレビが見たいという思いと、私は私で、さっきまでEテレで朝のテレビを見ていたところなのに続けて録画番組を見せたくない、いつでも見られる録画番組じゃなくて今しか行けない催し物に行こうよという思い。 2つの思いが真っ向からぶつかり合い、しまいには私が長男を脅し始めます。 私:「じゃぁテレビ見終わっても公園に行きたいって言わないでよ!? わかった!? もうママ、公園行かないからね!! いい!?」 お…大人げない…(笑)4歳相手に何度も同意を求め、それでも長男が「わかった。テレビが終わっても公園に行きたいとか言わな~い」と約束したので、私はなかば呆れて&スネてテレビを見せる事にしました。 ところがどうでしょう。 録画番組を見終わるやいなや、長男が振り返りこういったのです。 どっひゃーーーーー!!!! さっきのあの押し問答は一体なんだったんじゃい!! 見終わったらコロッと気分変わって公園モードに!! さぁ~~これでまた私の怒りの炎再燃です!! 私:「さっき約束したでしょーーーーー!!!! だから言ったのにーーーー!!!!」 ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーー!!!(炎) さっきはテレビを見る見ないでモメましたが、今度は公園に行く行かないで大モメ。次こそは絶対に譲らない! 約束したんだから譲ってなるものか!! と母親の意地でどんなに泣こうが喚こうが公園には連れていきませんでした。 そしたらまぁぁ~~~うるさいことうるさいこと(笑) 公園に連れていってほしいと泣く泣く泣く泣く…!! 午前中をひたすら泣き続け、さんざん親子でもめ、昼からは雨が降ってきたので結局この日はどこもおでかけしませんでした。 ■私が当時、些細なことで怒ってしまったワケ…いや、今から考えたら何をこんなに私も意固地になってたんだろうと思います。録画のテレビ見たあとに公園に連れていってあげればよかったし、そんなに脅したり怒るようなことでもありません。 でも、当時の私の気持ちを振り返ってみると、なにもこの日急にどうしても公園に行きたくなったわけではないのですよね。 そこに至るまでには日々の小さな罪悪感がチリのように積もっていたんです。 次男が生まれてからというもの、長男にかまってあげる時間が少なくなって、何をするにも「ちょっと待って」と声をかけることが多くなりました。 外に遊びに行くにしても、0歳の次男を連れてのおでかけは準備も移動も大変なので、出かける機会も少なくなってきましたし、毎日心のどこかで「長男をまずは大事にしてあげなくちゃ」という焦りのような気持ちを抱えていました。 別に長男本人に「もっと公園に連れて行ってほしい」と頼まれたわけでもないのに、私の気持ちが1人で勝手に「もっと外に連れ出してあげなきゃ! たっぷり遊んであげなきゃ!」と焦っていたんです。 そんななかタイミングよく整った瞬間があったので、今日こそは長男を外に連れ出してあげたい! と思い準備万端頑張ったのに、寸前のところで当の長男本人に拒否され、「せっかく連れていってあげようと思ったのに!」という恩着せがましい思いがふつふつと湧いてきてしまい、 こんな結果になっちゃったんですよねぇ~~。あーぁ。大人げないですね。 ■ワンオペ、転勤族…とにかく余裕がなかったでもね、外野はならなんとでも言えますけれど当時の私は私ですごく頑張ってたと思うんですよ。4歳と0歳。坊ちゃん気質の長男とグズグズ一日中泣く赤ん坊の次男を連れて、見知らぬ土地で孤軍奮闘して、頼りになるはずの夫はほとんど不在で…。そんな中でもなんとかして「長男優先」「怒らない育児」「元気に外遊び」「手作りのご飯」とたくさんのノルマを自分に課していました。 子育てに対するノルマはたくさんあるのに現実は出かける事ひとつとっても、準備がものすごく大変で全く思い通りに進みません。次々と起こるアクシデント、舞い込む雑用、キリのないお世話…。 うまくいかない現実が空回りして、些細なことで怒りっぽくなってしまっていたんだと思います。■「怒ってしまうこと」にたいして、私が出した答えだから私は「怒っちゃダメ」とは思いません。怒りたくて怒ってる人なんて1人もいないと思います。怒りたくないのに怒ってしまうから苦しいし悩むし辛いんです。 だからいつからか私はまず「怒ってしまったこと」への罪悪感を捨てることにしました。怒ったっていい。怒ってしまったのならもうそれは落ち込まずに、明日のことを考えよう。 イライラする日だってあるし、イライラのしきい値が低い時期だってあります。人間だもの。 イライラもするし、カっと感情的に怒ってしまう時もあるでしょうが、あまり自分に厳しくしすぎず、こんな時もあるさと受け流して、また明日から頑張っていきましょう。
2018年12月06日