子育て情報『119の日に考えたい。松田直樹さんの魂を「#命つなぐアクション」へ。横浜F・マリノスの取り組みから学ぶ迅速な119番通報の方法』

119の日に考えたい。松田直樹さんの魂を「#命つなぐアクション」へ。横浜F・マリノスの取り組みから学ぶ迅速な119番通報の方法

皆さん知っていますか?11月9日は「119番の日」、救急車を電話で呼ぶときの「119番通報」について理解を深める日です。

サッカーにおいても、練習や試合時に急な疾患で倒れたときなど、救急車を呼ぶ必要がある場面もあります。119は身近なものなのです。いざというとき、迅速に救助要請ができるよう、日頃から正しく119番通報ができる心構えをしておきませんか。

そこで、横浜F・マリノスのホームゲーム開催日に救護体制サポートチームを率いる日本体育大学保健医療学部の小倉勝弘先生にお話を伺いました。スポーツ中の心臓突然死をなくすための「#命つなぐアクション」についても詳しくご紹介します。
(取材・文小林博子)

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目次

・「#命つなぐアクション」とは?
・スポーツ中の心停止は、決して他人事ではないことだから
・119番通報することを今、想定!記事上でシミュレーション
・ためらわず「119番通報」で大丈夫!
・救急車を待つ間にできること


119の日に考えたい。松田直樹さんの魂を「#命つなぐアクション」へ。横浜F・マリノスの取り組みから学ぶ迅速な119番通報の方法


■「#命つなぐアクション」とは?

119の日に考えたい。松田直樹さんの魂を「#命つなぐアクション」へ。横浜F・マリノスの取り組みから学ぶ迅速な119番通報の方法

「#命つなぐアクション」は、スポーツ時の突然死をなくすことを目的に行っているF・マリノスのホームタウン活動のひとつ©F.M.S.C.
「#命つなぐアクション」は、横浜F・マリノスが行っているホームタウン活動のひとつです。2011年に急性心筋梗塞で急逝された松田直樹さんの魂を継承していくべく、スポーツ時の突然死をなくすことを目的に活動しています。

その活動内容のひとつとして、日本体育大学保健医療学部のみなさんが、ホームゲーム開催時にAEDを携帯してスタジアム内を巡回。体調不良にになった来場者の救助活動を行っています。

この連携は2022年から実施しており、2024年10月までの間に55試合を数えました。幸いなことにAEDを使っての救助は行ってはいませんが、熱中症や怪我など救護が必要になった方々に対し迅速な対応ができているそうです。この活動のおかげで、試合を楽しむことを前提に「安心・安全なスタジアム」を提供できています。

119の日に考えたい。松田直樹さんの魂を「#命つなぐアクション」へ。横浜F・マリノスの取り組みから学ぶ迅速な119番通報の方法

日本体育大学保健医療学部救急医療学科の学生と救急救命士資格を持つ大学院生/教員のみなさん。
松田さんの背番号である「3」の赤いビブスを身につけています。©F.M.S.C.

そのほか、2021年には「背番号3」のオリジナルグッズの売上による利益全額を「#命つなぐアクション」(ホームタウンにおけるCPR(心肺蘇生法)・AEDの普及啓発事業)および、ホームタウンの子どもたちへのサッカー普及などの活動費用に充てたり、毎年、命日である8月4日付近のホームゲーム開催日には、「#命つなぐアクションカード」

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