子育て情報『「みんなの育休研修」受講有無で育児参画に差を確認 ~受講者、未受講者それぞれについて調査を実施~』

2023年3月31日 11:00

「みんなの育休研修」受講有無で育児参画に差を確認 ~受講者、未受講者それぞれについて調査を実施~

を受講していただくことで、育児に対する参加意欲やパートナーとのコミュニケーションに対する意欲が高まる可能性が示唆されました。今後も引き続き、企業や自治体に対して「みんなの育休研修」を実施していくことで、男性の育児休業の取得促進や男性育児の質的な向上に貢献してまいります。

■研修プログラム監修者コメント

「みんなの育休研修」受講有無で育児参画に差を確認 ~受講者、未受講者それぞれについて調査を実施~

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大妻女子大学 准教授 田中俊之(たなか としゆき)博士

育児・介護休業法の改正に伴って、男性の育児参加に注目が集まっています。6歳未満の子どもがいる家庭で、夫の育児時間は、2001年には週平均で25分でしたが、2021年には1時間5分まで増加しました(『令和3年 社会生活基本調査』)。保育園の送迎をしたり、休日の公園で子どもと遊んだりする父親の姿は、いまや「当たり前」の光景です。ただし、妻の育児時間は3時間54分ですから、夫婦間で大きな負担の偏りがあります。もちろんこの問題の背景には仕事の忙しさがあるとは思います。その一方で、「自分の方が稼いでいるのだから」と開き直る、あるいは、「なんとなく面倒で妻に任せてしまう」といった男性もいるのではないでしょうか。

「みんなの育休研修」が父親の子育てに対する意欲に好影響を与えたという調査結果は、知識の習得と実践によって母親頼みの育児が克服される可能性を示しています。乳児期から父親が子育てに主体的に取り組むことによって、母親の負担が減りますし、何より子どもとの良好な関係が築けるはずです。「みんなの育休研修」がより多くの方に届くことを期待します。

■企業向け両親学級 「みんなの育休研修」を通じて貢献する「SDGs 17の目標」
本件は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると当社では考えています。

3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう

これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。

<参考情報>
●「みんなの育休研修」プログラム概要 (約60分)
(1) 「男性育休ってなぜ必要?」
育休制度、男性育休の必要性、育休取得者の体験談などを紹介する入門編。

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