子育て情報『我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定』

2023年12月22日 10:15

我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

公益財団法人日本城郭協会(理事長:小和田 哲男)は、株式会社ワン・パブリッシング(代表取締役社長:廣瀬 有二)と共催で教育事業の一つとして小学生・中学生を対象とした「第22回城の自由研究コンテスト」を開催しました。加藤 理文当協会理事を審査員長とする審査会にて選定を行い、文部科学大臣賞を各務 日乃さん(東京学芸大学附属世田谷小学校3年/東京都)と中村 潔敬さん(三郷市立彦成中学校3年/埼玉県)、日本城郭協会賞 鵜飼 壮さん(一宮市立萩原小学校6年/愛知県)と足立 晴音(獨協埼玉中学校1年/埼玉県)、ワン・パブリッシング賞 外林 海星さん(多賀城市立多賀城小学校6年/宮城県)と足立 晴音さん(日本城郭協会賞と同時受賞)を選出。以下優秀賞・佳作全体で小学生10名、中学生12名の受賞が決まりました。

表彰式は12月17日、パシフィコ横浜で開催された「お城EXPO2023」会場にて開催されました。
それぞれの作品名・受賞理由は以下の通りです。

我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

お城EXPO会場における表彰式記念撮影

■文部科学大臣賞(小学生の部)
<各務 日乃さん(東京学芸大学附属世田谷小学校3年/東京都)>
『ようがいの地にきずかれた世田谷城
西がわだけがなぜ弱い?! 世田谷線おほり説を立てる』

素朴な疑問から仮説を立て、地形図・陰影起伏図・古写真を調べ、さらに現地調査を実施し、ペットボトルを使った現地での実験など、多角的方法で証明しようとしていく過程が非常に素晴らしいと評価した。結論に至るまで解き明かしていく文章も秀逸で、読んでいて引き込まれる程だった。失われた城跡で、これだけの研究が出来るということを知らしめる大変素晴らしい作品である。


我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

文科大臣賞各務さん表彰
我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

各務さん作品

■文部科学大臣賞(中学生の部)
<中村 潔敬さん(三郷市立彦成中学校3年/埼玉県)>
『道庭城いざ復元』

曾祖父の「半田村」は元々「道庭村」との仮説を検証するために、明治以降の地形図や発掘調査資料を読み取り、現地調査を経て城の場所を特定することが出来た。道庭城を方形館として復元し、後世に伝えたいとして上手にまとめまで持っていけている。具体的な模型を作ったことも、評価の対象とした。

我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

文科大臣賞中村さん表彰
我が国最大の小中学生による『城郭』研究コンテスト 「第22回城の自由研究コンテスト」受賞者決定

中村さん作品

■日本城郭協会賞(小学生の部)
<鵜飼 壮さん(一宮市立萩原小学校6年/愛知県)>
『これからのお城の生きる道~名古屋城バリアフリー問題から考える
これからのお城のあり方や名古屋城木造再建について~』

極めて難しい課題を、あらゆる角度から徹底的に分析し、松本城など他5城を現地取材することで、より深めることが出来た。

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