魚離れ、「食べたいけど食べられない」がホンネ!? 「ほぼ1000人にききました」が調査結果を発表。
くらしにまつわる旬の話題やちょっとしたトピックをオレンジページが読者アンケートでリサーチする、「ほぼ1000人にききました」。水産庁が発表した『水産白書』によると、2022年度の魚介類の1人当たりの消費量が1960年の調査開始以来最低に。魚離れが叫ばれて久しいものの実際のところはどうなのかを、オレンジページが国内在住の成人女性1226人に調査。ふだんどのくらい食べているかや、魚を食べる頻度がなかなか上がらない理由などが明らかになりました!
【ダイジェスト】
魚を食べてはいるけど頻度は低め。「もっと」へのハードルは値段の高さ
人気なのは通年手ごろな価格で買えて、食べ方のバリエーションが豊富な魚
子どもの魚の好き嫌いは、家庭での夕食のスタイルに関連あり!?
■ 魚を食べてはいるけど頻度は低め。「もっと」へのハードルは値段の高さ
家で調理したもの、中食、外食を問わず魚を食べる頻度で最も多かったのは「週に1〜2日」で42.4%。「週に1日以上」の人は合計で82.5%と高い割合ですが、「週に3日以上」になると、途端に40.1%と半数以下に。家庭での魚の調理の頻度も、「週1日以上」の合計は73.7%ですが、「週3日以上」だと32.3%にダウンします。一方で、もっと魚を食べたい、家族に食べさせたいと思う人は75.3%と多数。「魚は栄養価が高い/体にいい・健康にいい」ので「積極的にとりたい」という人は9割を超えていて、魚に対する評価は高いといえます。しかしその反面、3年前と比べて魚を食べる頻度が上がったという人は2割止まりで、6割近い人は「変わらない」と回答。
どうなったらもっと魚を食べたくなるかでは「価格が安くなる」65.2%がトップで、値段の高さが食べる頻度が上がらない要因の一つになっているもよう。
「魚の値段がどんどん高くなり、頻繁に食べられなくなった」(30代・ゲコ助)といった切実な声もありました。
■ 人気なのは通年手ごろな価格で買えて、食べ方のバリエーションが豊富な魚
家でよく調理する魚は複数回答で「鮭」が82.4%と断然トップ。2位は「さば」66.2%、3位は「ぶり」49.6%でした。それぞれを選ぶ理由としては「鮭は一年じゅう安価で手に入りやすく、調理もしやすい。味も家族全員が好きなので」(50代・Sun)、「鮭は焼き魚、ホイル焼き、ムニエルなどアレンジしやすい」