覚えてる？　今、「あまちゃん」に登場したアレが密かな人気

この丸いカタチ、最近あちこちで増えてます！

昭和を知らない世代にとっては新鮮さ、昭和に生まれ育った世代には懐かしさを感じさせる昭和レトロなモノや風景。今、そのひとつ“卓上100円占い器”が、密かに人気を呼んでいるというのです。

お若い読者はご存じない…かもしれません。昭和の時代、中華料理店や喫茶店、ドライブインなどに、お約束のように置いてあった、100円を入れてレバーをつまむと、星占いができるという球体のマシン。バブルの時代を経てすっかり姿を消したと思っていたら、なんと今、出荷台数が増えているらしい！

こちらを作っているのは日本でただ1軒、岩手県にある金属加工会社「北多摩製作所」。お話を伺うと、「36年くらい前に、弊社の社長が仲間と集まったとき、“何か儲かるもの、作りたいね”といって生まれたらしいです。うちは金型を作る、うちはプラスチックの部分を担当する…と盛り上がり、同席していた大学教授が“じゃあオレが占いの文を”となって完成したらしいですよ」とのこと。

高度経済成長期の、日本の技術の結晶だったわけですね…。年間ウン十万台の出荷があった時期もありましたが、バブル景気を機に人気は下降。