IMP.影山拓也「すごすぎて現実とは思えない」 坂東玉三郎演出で舞台単独初主演!
僕は頭で考えるより感覚でやっているタイプ。以前共演した渡辺えりさんからは、セリフに緩急がないというご指摘を受けて『ヘタでもいいから自分が訴えかけるように言ってみて』と、キムラ緑子さんからは『うまくやろうとしちゃダメ、魂が大事だから』と言っていただきました。だから今も、気持ち…魂をぶつけることを意識して演じるようにしています」
物語は、生まれも境遇も違う3人の青年が、自分の夢を見つけるために星列車に乗車するというもの。
「自分らしさとか自分ってなんだろうってことだったり、夢がなかなか見つけられないと悩んでいる方にも観てほしいです。きっと勇気づけられる作品になっていると思うので。だって、僕が台本を読んで勇気をもらっちゃいましたからね」
劇中には往年の名曲が挟まれ、歌唱シーンもある。影山さんはIMP.でも曲の重要なパートを担う豊かで伸びのある歌声の持ち主だ。
「玉三郎さんとの歌稽古の時に、発声法…息をどこに溜めて喉のどこで声を出すのかという仕組みまで詳しく教えていただきました。
家でもひたすらやっていますが、毎日続けていると、今できたかもしれない…と思う瞬間があって楽しいです」
自身は、ずっと夢見てきたものがようやく形になり始めたところだ。