くらし情報『この日がチャンス!願いが満ちる”十三夜”とは?【10月13~17日】』

この日がチャンス!願いが満ちる”十三夜”とは?【10月13~17日】

季節は「春夏秋冬」の4つだけではありません。日本には旧暦で72もの豊かな季節があります。およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。

「蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。

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「後の月」と呼ばれる十三夜の月
この日がチャンス!願いが満ちる”十三夜”とは?【10月13~17日】


十三夜は仲秋の名月(今年は9月15日)の1ケ月後、旧暦の9月13日の月です。ですから、いにしえの人々は十三夜のことを「後の月(のちのつき)」と呼んでいました。十三夜の月をながめる風習は平安時代に生まれ、十三夜は十五夜以上にいにしえの風流人に愛されていたそうです。

仲秋の名月の記事で、12本の柱のうち、1本だけ模様がほかの柱と逆さに彫られている日光東照宮の「日暮門(ひぐらしのもん)」をご紹介しましたね。「完璧なものは、その瞬間から崩壊が始まる」とされ、あえて1本だけ模様が逆さに彫られている逆柱。そのパワーのご利益か、日暮門は崩壊をまぬがれて今に受け継がれています。

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