【私が巨デブになったわけ】マジかよ、ストレス!気付けば職場はセクシーパブ!? ~人生の負のロイヤルストレートフラッシュ物語~
と思うものだから泣けてくる。現実逃避せんとばかりに鏡張りの壁に目を背ければ、ピンクのメイド服姿の自分が映る。
それまで積み重ねた27年の人生が、音もなく蒸発していくようでした。
仕事に甲乙を付ける気はありません。しかし、いかに自分が「○○会社勤務」などそれなりの“肩書”のおかげで、さも一丁前な顔をできていたかを思い知らされたのは事実です。
さらに当時は人間関係も恋も趣味も、全てがうまくいかない状態。仕事も私生活もどん底、まあ、誰もが一度は通るであろう“負のロイヤルストレートフラッシュ”ですが、上京への不安も加わり、私はどんどん混沌(こんとん)の世界に落ちていったのです。
深夜3時に終業し、6時間後にはまた仕事。
話す相手などなく、完全に孤独。心の隙間を埋める方法は、もはや「食」しかなく、毎日深夜にラーメンを食べて1カ月で5kgほど体重が増えたと記憶しています。
そして心を前向きに切り替え……られませんでした私の話はニッチな例かもしれませんが、ストレスなどで食に救いを求めてしまう方はいらっしゃるのではないでしょうか。結局、上京後も私は体重が増え続け、そして、30kgのダイエットを行いましたが、前向きになって解決したわけではありません。