さらに、地球全体の人々が日本と同じ生活をするとしたら、地球が2.9個必要となる。
つまり、1月から1年が始まって4月には地球1つ分と同じ程度の「資源」を使ってしまっており、これは世界平均の2倍にも近い数字だ。
ちなみに、資源の大量消費国として悪名高いアメリカの生活を全世界がすれば、年間で4.8個の地球がなければ資源の再生ができない。
地球が1つでは、とても生活を維持できないほど、先進国に住む私たちは日常生活で大量の「資源」を使っている。
(Photo by Earth Overshoot Day)
<各国の生活を地球全体がした場合、地球何個分で資源を再生できるか>
同じグラフの1番下に書かれているインドの生活を全世界がすれば、地球は1つ分以下で足りる。
しかしながら新興国であるインドでは環境汚染が問題となっており、消費している資源の量が日本などと比べて少ないとはいえ、環境資源に対する対応をしなければ今後の資源の消費量が上がっていくことが予測される。
(Photo by Yu Diving)
こんな状況のなか、環境問題への対応は各国政府が推進していくべきものとして考えられており、昨年パリで成立したパリ協定が微かにでも指針として役割を果たせばいいと、グローバル・フットプリント・ネットワークは述べている。