“東京”が“東京”である理由
(Photo by Richard Schneider)
世界の都市に東京の風景を重ねあわせれば、違和感が残り、見慣れた東京のまちから広告を一掃すれば、それはそれでなんとなく寂しい。
大小問わず、世界の都市は、確固たるアイデンティティを確立しながら、そこに住む人々の暮らしに寄り添う。
「世界でも類を見ない広告の多いまち」
これが、“東京”が“東京”である所以なのかもしれない。
“広告”と聞けば、とにかく消費を煽るためのものと捉えられがちだが、それらはいつしか ”東京” のトレード・マークとなり、世界でも特異なまちの風景を創りあげた。
ときに、ノスタルジーを感じさせ、世の中の今を映し出し、来たる未来に思いを馳せるきっかけさえも与えてくれる、まちの広告。
クリエイティブな企みの祭典と捉え直してみれば、見慣れたまちの光景にも彩りが生まれてくるもの。
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東京ならではの楽しみ方を知れば、これであなたも東京通!
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