#004 熱血は響かない。冷めてる世代の「さとり・エシカル」、始まる。| INHEEL岡田の「リアル・エシカル」
といわれる1990年に生まれた若者を中心とした「さとり世代」は、言葉選びでも熱に弱いのかもしれません。 ただ、熱血ではないからといって関心や意志がないわけではもちろんありません。「青く静かに燃える炎は赤い炎よりも温度が高い。それと同じように冷めてるように見える若者も、実は熱く燃えるものを心に持っている事があるんすよ」、と20代前半の友人が教えてくれました。 だったら彼らに向けた新しいメッセージの発信の仕方やコミュニケーションはどうなるのでしょう?
キーワードは「共感」より「納得」
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「熱に弱い」世代に届けるため、これからは感情に訴えて「共感」を得るのに加え、しっかりと説明をして「納得」を得るというアプローチが必要なのかもしれません。共感より納得、精神論より理論、夢より現実。熱血系のアプローチではなく、あくまで淡々と説明をする。実はそんなアプローチのエシカルファッションが最近アメリカで人気を博しています。
(引用: EVERLANE )
そこで使われるのは、「ラディカルトランスパレンシー」という言葉。極端なまでに情報公開をするという意味で、ファッションの文脈では主にコスト構造を公表していくことを指します。