米ハーバードの大学生が提唱。「苦手な人」と話すことがあなたの人生を「豊か」にする。
情報が溢れる現代社会は、一見すると昔に比べて多様な価値観に触れる機会が増えているように見える。しかし実際はその逆で、自分と合わない情報や合わない人と接するチャンスは減少しているかもしれない。ユーザーの関心が高い投稿を優先して表示するというSNSのアルゴリズムが導入されたことで、わたしたちは無意識のうちに自分が好む情報しか入手できなくなっているし、個人主義と謳われる現代では信念や思想が異なる人と関わらずに生活することもできる。このような世界は確かに居心地よいものかもしれない。しかし結果的にわたしたちは、思想の近い人たちの間でだけ頻繁に情報のやり取りを行い、外部と遮断された同質のコミュニティーの中で偏狭的な考えを強めているのである。いま必要なことは、自分と異質なものを早急に拒否することではなく、合わない人と積極的に話すこと、そして違いを理解しようと努めることではないだろうか?
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