なぜ「ゲイ」が題材はタブーなのか。ある若手監督が「愛の普遍性を描いた映画」で日本人に訴えたいこと。
「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現在でも残っており、“アブノーマルなセックスシーン”が描かれているものばかりだと思う人も、残念ながらいるかもしれない。
だが、セクシュアルマイノリティを取り巻く多様なストーリー作品やドキュメンタリーを公開し、偏見をも払拭する映画祭が7月8日から開かれる。より多くのセクシュアリティを包括したいという思いを込められ、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」から名前を変更し、1年前に始まった「レインボー・リール東京」だ。
それに合わせてBe inspired!では、本イベントの見所のひとつである短編映画のコンペティションに参加する、注目の若手映画監督たちにインタビューを行なった。
第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作してきたシガヤダイスケ監督。レインボー・リール東京にはセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた卒業制作『春みたいだ』で入選している。
シガヤ ダイスケ監督(Daisuke Shigaya)