米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF&ASIA)2022』のアワードセレモニーが、6月20日に明治神宮会館で開催された。本映画祭の最高賞である「ジョージ・ルーカス アワード」はダニア・ブデール監督の『天空の孤高(Warsha)』が受賞。グランプリとなった「オフィシャルコンペティション supported by Sony」の優秀賞の他2作品とノンフィクション部門及びアニメーション部門優秀賞が、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となる。グランプリ発表を経て、本映画祭代表の別所哲也は、「ストーリーテリング、映像、演技のすべてにおいて素晴らしい作品。1つ1つの瞬間および感情がとても細やかに描かれており、観客を作品の世界へ引き込む圧倒的な美しさと力強さを持った作品であった」とブデール監督へ賞賛をたたえた。別所によるオープニング挨拶からセレモニーはスタート。本年は、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoは、レッドカーペット前に設置したオンラインスペシャルトークスタジオから中継で登場。MCとして青木源太、望月理恵が登場し、会が進行された。セレモニー中の壇上には、『MIRRORLIAR FILMS Season4』から山田孝之と水川あさみ、オフィシャルコンペティション supported by Sonyの審査員として奥田瑛二、渡辺真起子、玄理。東京都と映画祭がコラボレーションして制作したショートフィルム『サムライソードフィッシュ』には作品に出演している飯島宏騎、マーティ・フリードマン、パラアスリートの川原渓青。ホッピーハッピーアワードのプレゼンターには、第1回受賞監督による制作作品『犬島犬子』に出演した小川紗良が登壇。他にも、日本博主催・共催型プロジェクトとして映画祭が制作したショートフィルム『おかあの羽衣』に出演した服部樹咲、川島鈴遥、池田航、映画監督の河瀬直美監督。Cinematic Tokyo(シネマティックトーキョー)部門では主催者の小池百合子東京都知事らがゲストとして登場した。小池都知事は「受賞した監督の皆さんおめでとうございます。 先日都庁で優秀賞について発表しましたが、このフェスティバルが、数多くの才能ある映像クリエイターを世界に送り出す“きっかけ”になれば良いなと思っています。そして、 映画は人々の心の繋がりを深める力がございます。相手の個性や考え方を尊重しながら繋がることができる社会を目指して、アジアの豊かな伝統や文化、芸術に期待していきたいです」とコメント。次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となる「オフィシャルコンペティション supported by Sony部門」の3部門(インターナショナル/アジアインターナショナル/ジャパン)と、ノンフィクション部門、アニメーション部門の受賞発表ののち、ジャパン部門を受賞した吉田真也監督を壇上に招き、公式審査員を務めた奥田、渡辺、杉野希妃、玄理、奈良橋陽子、樋口真嗣監督ら7名が登壇。同じく審査員を務めたパスカル・フォール、ハッサン・ファジリ、ユン・ジェホ監督はオンライン中継で登場した。審査をした感想を聞かれた渡辺は「審査は割とスムーズに進み、受賞した『迷惑なクマ』は静かだけど熱い思いが伝わってくるのを感じました。その地域の問題だけではなく、多くの人へ語りかける美しい作品になっていたと思います。審査員全員一致でこの作品を選出しました」とコメント。ソニーグループ株式会社の小堀弘貴も登壇し、「家族や友人との様子だけでなく、移民や難民からの視点を含めたり、社会的に不安定な中で現実に起きている悲しい出来事から希望を見出す力強さを感じられる作品が多くありました。また、スマートフォンの作品では15歳の方の作品もあり、これからのさらなる活躍を楽しみにしています」とクリエイターにエールを送った。「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperiaでは、世界72の国と地域から応募のあった602作品のうち、15のノミネート作品から選ばれた受賞者を発表。審査員の奥田は、審査した感想を問われると、「スマートフォンでの撮影だということを微塵も感じさせない作品が数多くありました。例えスポンサーが見つからなくても、スマートフォンを駆使して撮れば、全く遜色ない作品が作れるのだと思えたくらいでした。映画制作者として徹底してリハーサルを行い、スマートフォンで全方位から囲んだような撮影をすれば、通常1億円かかるシーンもスマートフォンだけで完結できるのだと強く感じました」と答えた。東京の多彩な魅力をショートフィルムにして発信する「Cinema Sports Project(シネマスポーツプロジェクト)」として、東京都と映画祭がコラボレーションし制作したショートフィルムが『サムライソードフィッシュ』。作品に出演した飯島、川原、フリードマン、作品を手がけた洞内監督が登壇。MCから、映画の後半に100mをワンテイクで全力で泳ぎきったことに関して触れられると、飯島は「作品に入る前にパラアスリートの様子を見に行き、“速さ”のみでなく“力強さ”、また“泳ぎ切る”という己との戦いを感じました。実際の撮影では、75m超えたあたりから体が痺れてきて、『やばいな』と思ったのですが『死んでもいいや』と思いながら泳ぎ切りました。今回、そんな“力強い”梶木エイスケ役を演じることができ、多くの皆さまに観てもらえることが大変嬉しく思います」と、主演にかけた想いを熱く語った。初めて映画に出演したパラアスリートの川原は、「今回初めて映画に出演させていただいてすごく緊張していましたが、障害と葛藤する役柄は自分と重なる部分が多く、自分にしかこの役はできないんじゃないかと思って演じました。短編映画だからこそのフレーズや1つ1つの想いが脚本から感じられ、こんな熱い映画でこの役を演じられて良かったと思っています」とコメント。フリードマンは、本作品が東京の魅力を発信する映画ということで、「東京は未来的な部分がありつつ、昔の魂を味わえる街だと思っています。そして、常に飽きさせない街であり、昔に対してのリスペクトを含めて全体的に絶妙なバランスが取れた街だと思います」と東京の街について語った。また、最後には藤岡真威人からビデオメッセージで「この作品が世界中の目に触れて、東京都やパラアスリートの素晴らしさが伝わればいいなと思います」とコメントが寄せられた。本作品は、映画祭YouTubeにて多言語で配信中となっている。「HOPPY HAPPY AWARD」では、プレゼンターとしてホッピービバレッジ代表取締役社長の石渡美奈とともに、ホッピー ハッピー アワード第1回受賞監督による制作作品『犬島犬子』に出演した小川が登壇。「わたし自身がおじいちゃん・おばあちゃん子で、温かい気持ちで作品に携わることが出来ました。また、撮影をした岡山県の犬島は、建築や豊かな自然含めてとても素晴らしい場所でした」と、笑顔で語った。また、石渡は「当社2代目の社長が伝えていたのは、家庭があってこそいい仕事が出来るということでした。しかし今、社会では家庭を大切にするということが疎かにされているかと思います。そんな中、今回受賞作品を拝見して、家族の繋がりを瑞々しく描写した、今の社会に伝えるべきメッセージを持っている作品だと思いました」とコメントを寄せた。『犬島犬子』はショートフィルム専門のオンラインシアター「ホッピーハッピーシアター」で公開を予定している。アニメーション部門からは、審査員を務めた筧昌也監督、真瀬樹里が登壇。真瀬は「長編映画と違う難しさは、限られた短い時間の中できちんと伝えたいことを凝縮して伝えられているか、またどこを引き算して作品にするかが、ショートムービーの楽しさだと考えています。今回の作品は、1つのエンターテイメントとして、最初からお客さんを惹きつけるテンポ感や最後まで世界観にひきつける吸引力を感じました」と審査の際に注目したポイントを話す。また、審査員でアワード主催者のデジタルハリウッド大学学長の杉山知之は、ビデオメッセージで「今回は表現技術とアートディレクションが素晴らしく例年にも増して、甲乙つけがたかったです。コロナ禍が3年目になり全世界が不安定のなかウクライナでの戦争がおこったことで、社会問題をとらえた作品に大きく共感を覚えました。グランプリになり得る作品が10作品以上あり、様々な見方ができて考えさせられるものが多かったです」と総評を述べた。日本博主催・共催型プロジェクトとして映画祭が制作したショートフィルム『おかあの羽衣』に出演した服部、川島、池田が、平一紘監督と共に登壇。本作が初主演の服部は作品に臨んだ意気込みとして、「私が演じたのは、世の中に嫌いなものが多くて不満だらけという役ではありましたが、反抗しながらも家族に対する暖かい感情があるので、そこを感じて頂けたらいいなと思いながら演じました。初主演ではありましたが、スタッフの方も温かく、あまり気負わずに肩の力を抜いて出来たので、みんなで作品を作り上げた感覚があります」と語った。『おかあの羽衣』は、映画祭YouTubeで配信中だ。『MIRRORLIAR FILMS Season4』からは、山田、水川、GAZEBO監督、伊藤主税プロデューサーが登壇。山田は、シーズン4に関して「ほとんどの作品はもう撮り終えていますが、9作品をどう並べていくかをこれから考えていく予定です。今までと変わらず、個性豊かな作品が沢山揃うことになると思います!」とコメント。普段は演じる側の水川が初監督を務めたことに触れられると、「凄く貴重な経験でした。1番身近で知っていると思っていた“監督”という職業のはずなのに、こんなにも知らない部分があったのかという発見が多くありながらも、楽しんで務めることが出来ました」と話し、自身の作品に関して「ある男性の日常をテーマにし、“日常に転がる喜びや悲しみは自分の受け取り次第で感じる世界が一変する”というストーリーです。ある男性というのを、1番気を遣わずに演出できると思った自分の夫・窪田正孝に出演してもらいたく、オファーしたところ快く受けて頂きました(笑)」と説明しました。最後に山田が「シーズン1から1年かけてひと段落しましたが、様々な人が参加してくれてショートフィルムの可能性を表現できましたし、僕らも改めて実感できました。新しいものに挑戦するということが、さらに広まれば良いなと思うし、“映画人“の輪をもっと広めていきたいです」と意気込みをアピールした。さらに、株式会社Coin Post代表取締役CEO各務貴仁、映画監督の太一から、暗号通貨を題材にした社会派サスペンス映画『THE RHETORIC STAR』について発表。NFTを活用した映画制作にも取り組んでいる本プロジェクトについて別所は、「Web3.0時代の映画制作の形として注目している」とコメント。続いて、「今後も引き続き、SSFFとしてThe Rhetoric Starの皆さんと一緒にNFTを映画にどう活用していけるか、セミナーという形で皆様にご提案できればと思います」と紹介した。また、講談社は「1000万円差し上げますから映画(ショートフィルム)を作りませんか?」というキャッチフレーズのもと、世界中から企画を募集し、映像製作を行うプロジェクトを発表。本気で世界を目指すというコンセプトのもと、本映画祭がプロジェクトの運営をサポートする。登壇した講談社 代表取締役社長 野間省伸は「創業以来、小説家、漫画家をはじめとしたクリエーターを発掘し、支援し、育成し、一緒に作品作りをしてきました。近年テクノロジーの進化やSNSの利用発展と共に作品が作りのハードルが下がり、誰でも作品作りがしやすい世の中になってきたと思っていますので、昨年始めたゲームクリエイターズラボと同じように、新しい才能を世の中に出すことを支援できるのは、大変喜ばしいことだと感じています」とプロジェクトにかける思いを語った。最後に、グランプリ=ジョージ・ルーカスアワードとしてオフィシャルコンペティションsupported by Sonyインターナショナル部門優秀賞受賞『天空の孤高(Warsha)』(ダニア・ブデール監督)の受賞が発表され、セレモニーのフィナーレには、公式審査員、MIRROR LIAR FILMSや各プロジェクトのメンバー、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoが壇上に集合。別所は、「5000以上の作品と120の国と地域からこの映画祭に作品が集まったこと、改めてフィルムメーカーに御礼を伝えたいです。今日から25周年に向けて、動き出します!来年に向けて応援をよろしくお願いいたします!」と感謝の言葉を述べ、LiLiCoは、「哲也さんに誘われて約15年前から関わるこの映画祭、どんどん大きくなっていますね。25周年を迎える来年は、大きなパーティーが出来る世の中になっていると良いなと願っています!」とコメントし、アワードセレモニーを締めくくった。なお、ベストアクターアワード(ジャパン部門)は千葉雄大監督『あんた』の伊藤沙莉に決定。「内に秘めた感情が徐々に染み出るような繊細な演技から複雑な気持ちを一言で爆発させる力強い演技までキャラクターの感情をよりリアルに表現していた」ことが受賞理由になった。今回の受賞に伊藤は「千葉さんの作品でこの賞を頂けたことが本当に心の底から嬉しいです。 あんたとあんたの関係性はとても素敵ですしそれを描いた千葉さんも素敵です。 有難く頂きつつ、 この賞はシェアハピです。 「あんた」を生んでくれてありがとう」とコメントを寄せた。SSFF&ASIA 2022 アワードセレモニー日時:2022年6月20日(月)16:30~19:30場所:明治神宮会館(東京都渋谷区代々木神園町1-1)ゲスト(敬称略):【登壇】全体進行:青木源太、望月理恵、別所哲也(SSFF&ASIA代表)【登壇】小池百合子東京都知事(Cinematic Tokyo部門)【登壇/中継※】樋口真嗣監督、渡辺真起子、奥田瑛二、杉野希妃、奈良橋陽子、玄理、パスカル・フォール(※)、ハッサン・ファジリ(※)、ユン・ジェホ監督(※)、ソニーグループ株式会社クリエイティブセンターブランドインキュベーショングループ統括課長・小堀弘貴(ノンフィクション部門&オフィシャルコンペティションsupported by Sony発表、授与)【登壇/中継※】奥田瑛二、杉野希妃、ハッサン・ファジリ(※)、ソニーグループ株式会社小堀弘貴(スマートフォン映画作品部門supported by Sony’s Xperia発表、授与)【登壇】飯島寛騎、川原渓青、マーティ・フリードマン、洞内広樹監督(シネマスポーツプロジェクト『サムライソードフィッシュ』)【登壇】小川紗良、ホッピービバレッジ株式会石渡美奈代表取締役社長(ホッピーハッピーアワード発表、授与)【登壇】真瀬樹里、筧昌也監督(アニメーション部門)【登壇】服部樹咲、川島鈴遥、池田航、平一紘監督(日本博主催・共催型プロジェクト{『おかあの羽衣』)【登壇】河瀬直美監督(東京2020オリンピック)【登壇】山田孝之、水川あさみ、GAZEBO監督、伊藤主税プロデューサー(ミラーライアーフィルムズ)【登壇】株式会社Coin Post 代表取締役CEO各務貴仁、太一監督、別所哲也(新プロジェクト『ザ・レトリックスター』発表)【登壇】講談社代表取締役社長野間省伸、別所哲也(講談社シネマクリエイターズラボ supported by ShortShorts発表)
2022年06月21日現在公開中のミュージカル・アニメーション『犬王』が6月13日から18日(現地時間)に開催された「アヌシー国際アニメーション映画祭2022」で、オフィシャルセレクションとして上映された。また、湯浅政明監督がさまざまなイベントに登壇。大熱狂の現地の様子をレポートする。本作は監督・湯浅政明×脚本・野木亜紀子×キャラクター原案・松本大洋×音楽・大友良英という豪華クリエイターが集結し、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描く“狂騒のミュージカル・アニメーション”。『平家物語 犬王の巻』(古川日出男著 / 河出文庫刊)を原作に、カリスマ性と歌唱力、そして野心を抱く主人公・犬王を人気バンド・女王蜂のボーカル担当・アヴちゃんが演じ、その相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)を実力派俳優・森山未來が演じる。世界最大規模のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」は、これまでにも『夜明け告げるルーのうた』が長編部門最高賞であるクリスタル賞を受賞、『日本沈没2020』がテレビシリーズ部門審査員賞を受賞するなど、湯浅監督にとっても縁深い映画祭のひとつ。アヌシーの観客が、湯浅監督の現時点での集大成となる『犬王』の上映をいかに待望していたか、その並みならぬ熱気は連日のイベントからもうかがえた。湯浅監督の登壇は30名限定のサイン会からスタート。激戦のサイン枠を勝ち取った来場者ひとりひとりからキャラクターのリクエストを聞き、会話も交わしながらイラストを添えたサインを描いていく。続いてのイベントでは、ミッシェル・オスロ監督(『キリクと魔女』)、ギレルモ・デル・トロ監督(『シェイプ・オブ・ウォーター』)、ジョー・ダンテ監督(『グレムリン』)、ジェニファー・リー監督(『アナと雪の女王』)、ジョルジュ・シュヴィッツゲベル監督(『ロマンス』)といった、世界の名だたるクリエイターとともに湯浅監督の姿が。実は、アヌシーにもハリウッドさながらの名声の歩道(Walk of Fame)の設置が決まり、そこに手形が設置される最初のクリエイター6人のうちの1人に選出されたのだ。野外の会場では和やかな雰囲気で石膏の手形が取られ、名監督らもにこやかな姿を見せた。左奥から、ジョー・ダンテ監督(『グレムリン』)、ジェニファー・リー監督(『アナと雪の女王』)、湯浅政明監督、ジョルジュ・シュヴィッツゲベル監督(『ロマンス』)さらに湯浅監督は、映画業界を代表する監督が、若手アニメーターや学生向けに行う「MIFAキャンパスマスタークラス」の講義を担当するゴッドファーザーとして登場。湯浅監督がアニメーションを志したきっかけに始まり、『マインド・ゲーム』、『ピンポン』、『夜明け告げるルーのうた』、『犬王』などの作品で使われている手法について、実際の映像を見せながら解説した。学生から「監督、脚本、絵コンテなどさまざまな領域を手掛けているが、一番得意なのは?」と問われると、監督は「それぞれの行程はそれぞれに楽しいので難しいが……。全体を切り盛りする調整が得意なのかもしれない。たとえば脚本で『こうしたい』と言ったことがさまざまな理由で実現できない場合、後の工程でどうそれを実現するか。脚本を書いている人、絵を描いている人、各パートに『何でこうなるんだ』と思う部分がある。それをどうにかする。ピンチを逆手にとって、寧ろより良い作品に繋げていくのがディレクターの仕事だと思っています」と回答。「今日は優秀な学生が集まっているが、国際的なコラボなどの可能性はあるか?」と聞かれたのに対し、「言葉がそんなにできないハードルはあるが、できるだけいろんな人と仕事がしたい、力のある人と仕事がしたいと思っています」と答え、会場を沸かせた。続く質疑応答のコーナーでは、2D・3D問わず各ジャンルから参加した若手クリエイターから多くの質問が寄せられた。「立体や実写に対する憧れは持っているので、いいなとなった部分は取り込むし、自分が今後立体や実写を撮ることもあると思います。逆に2Dのときは2Dにしかできないことを意識しています。『認識』って実は皆違うのに、同じだと思っている人が多いので、クリエイターは周りからいろいろ言われても、人の言うことは気にしない方がいい」、「作品を作るときはまず根源的なことを考えます。たとえば『アニメーション映画』は、『皆が暗いところに集まって、絵が描いてあるものを見て、何かを感じるものである』という風に。マンガを読む、読書をする、映画を見る、それぞれの行為の中で、見た人の中で何が起きているか?どの媒体にも長所と短所があるので、できるだけ長所を生かして短所をなくす作り方をしようと思っています」、「テーマがないとストーリーができない。自分がやっているテーマは、『解放されたい、自由になりたい』ということなのかもしれない。自分の考える『自由』を作品にしています」といった監督の言葉に、勇気づけられたクリエイターも多かったようだ。そしてフェスティバルの最終日には、朝からボンリューのメインシアターで『犬王』が上映された。前日に約300席の会場で行われた上映に加え、約1,000席あるメインシアターのチケットも発売とほぼ同時にソールドアウト。上映前に監督がステージに登壇すると、運よくプラチナチケットを手に入れた観客たちが万雷の拍手と歓声、指笛で迎える。監督が「ボンジュール!コマンサヴァ?」とフランス語で挨拶すると、「ウィーーー!サヴァ!」と、会場中に響く大合唱で返事が。ロックコンサートのような熱気の中、「またアヌシーに新作を持ってくることができて嬉しい。毎年楽しみな映画祭で、今年もいい時間を過ごしています」、「『犬王』は600年前の話だけど、ふたりの若い男性のミュージシャンがのし上がっていく話。一人は琵琶を弾いてバンドを組んでいく。もう一人は能を踊り、霊となって昔の人の逸話を語る。バンドで宣伝して、そのあと犬王が踊るという構成になっていて、それだけ理解していれば大丈夫!後半の音楽はノって楽しんで!」と挨拶した。上映中は「腕塚」などのライブシーンから手拍子が上がり始め、中盤のハイライトである「鯨」では会場中が「ドンドン・パン!」のリズムに乗り、作中の室町の観客と一体となった。エンドロールが始まった瞬間に拍手と喝采がわき、あわせて10分ほどのスタンディング・オベーションに。湯浅監督の「ホーム」であることを強く印象付け、今年のアヌシーを締め括った。『犬王』公開中
2022年06月20日デジタルシネマにフォーカスし、映像表現の可能性とエンタテインメント性を備えた作品を世界中から厳選し上映する国際コンペティション映画祭「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022」のラインナップ発表会見が6月15日、都内で行われた。第19回を迎える今年、俳優の寺島しのぶが国際コンペティション審査委員長を務めることになり「歴史を積み重ねた映画祭から、大きな才能が見つかり、花が開く過程で、審査委員長というのは、少しおこがましいですが、世界中から集まった若手監督の素敵な作品に出合えること、とても楽しみにしております」と期待を寄せた。99の国と地域から775本の応募があり、厳正なる一次審査を経て10作品がノミネートされた国際コンペティションでは、寺島をはじめ、映画監督の松永大司、釜山国際映画祭プログラム・ディレクターのナム・ドンチョルが審査にあたる。コロナ禍の困難な状況においても、世界の新鋭監督たちが必死に表現を模索し、制作を続けた個性あふれるラインナップが揃った。また、国内コンペティション審査委員長は、黒沢清監督、深田晃司監督らとのタッグで知られる撮影監督の第一人者、芦沢明子氏が務めることになり、「にぎやかに交流し、盛り上がりのある映画祭になれば。熱量のある映画に出合えることを期待しています。(出品者は)言い方は悪いかもしれないですが、この映画祭を利用し尽くして、どんどん伸びてほしい」と意気込みを語った。国内コンペティションには長編6作品、短編8作品がノミネート。荒削りだが、監督たちがやりたいことを詰め込んだ、趣もジャンルも異なる意欲作が集まった。若手映像クリエイターの登竜門として、過去には『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『さがす』の片山慎三監督など、日本映画界をけん引する監督を多く輩出しており、次世代を担う新たな才能誕生に期待が集まる。一昨年、昨年はコロナ禍の影響でオンライン開催となったが、今年は3年ぶりの現地開催が実現。オンライン配信も継続し、スクリーン上映とのハイブリッド形式で、世界中の若手監督による意欲作を発信する。オープニング上映は、本映画祭に縁が深い磯部鉄平監督の『世界の始まりはいつも君と』。また、ウクライナ支援を目的に、過去の国際コンペティションに選出されたウクライナ作品『この雨は止まない』『ラブ・ミー』の2本をリバイバル上映し、本企画で得た収入は人道支援に役立てられる。会見には寺島、芦沢氏をはじめ、大野元裕(SKIPシティ国際映画祭実行委員会会長/埼玉県知事)、八木信忠(映画祭総合プロデューサー)、土川勉(映画祭ディレクター)が同席。現地開催の復活に加えて、応募数の水準もコロナ禍以前に戻りつつあるといい、大野知事は「本映画祭に寄せられる期待の大きさをしております。(オンライン開催を通じて)30代以下の視聴者が増加するなど、良いこともございました。ぜひ、新しい才能を発見していただければ」とアピールした。取材・文・写真=内田涼『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022(第19回)』開催概要■会期:2022年7月16日(土)~7月24日(日)<9日間>■会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール(埼玉県川口市)ほか■内容:国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)ほか■主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会■公式サイト:
2022年06月15日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」が、長野・阿智村にて、2022年7月9日(土)から7月18日(月・祝)まで開催される。“日本一の星空”阿智村で楽しむ「短編映画祭」「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」は、俳優・別所哲也が、米国で出会った“ショートフィルム”を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いからスタートした国際短編映画祭だ。会場となる阿智村は、長野県の南端に位置する山あいの静かな村で、“日本一の星空”として認定されるほど美しい星空を眺められる場所。満点の星空のもと、上質な映画が奏でる贅沢な時間を楽しむことができる。上映されるのは、日本を含む世界の「先住民」や「地域の祭り」をテーマにそれぞれの文化の美しさを紹介するショートフィルムプログラム。そのほか、世界中から特別にセレクトした作品が一挙ラインナップする。【詳細】「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022 in 阿智 -日本一の星空映画祭-」開催期間:2022年7月9日(土)~7月18日(月・祝)会場:富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら住所:長野県下伊那郡阿智村智里3731-4料金:大人高校生 2,400円~、小中学生 1,200円~、幼児無料開催時間:17:30~20:00上りゴンドラ運行19:45~20:30映画上映<1>約45分20:30~21:00ライトダウンタイム20:45~21:30映画上映<2>約45分21:00~下りゴンドラ運行※ゴンドラ乗車時間は片道約15分。19:45~上映される映画を鑑賞する人には、17:30~19:00までのチケットを購入することを勧める。【問い合わせ先】阿智 昼神観光局TEL:0265-43-3001(9:00~17:30)
2022年05月22日「オードリー・ヘプバーン映画祭 2022」が、2022年6月10日(金)から12日(日)まで東京・二子玉川ライズにて開催される。オードリー・ヘプバーンの人気映画を特集上映「オードリー・ヘプバーン映画祭」は、“銀幕の妖精”オードリー・ヘプバーンの人気作を上映する映画上映イベント。2019年の初開催に続き、待望の2回目となる。109シネマズ二子玉川にて行われる上映会では、『ローマの休日』、『おしゃれ泥棒』、『シャレード』、『マイ・フェア・レディ』、『パリの恋人』といった5作品を特集上映。長きにわたって愛され続けてきたオードリー・ヘプバーンの代表作の数々を、大スクリーンで楽しめる。写真のパネル展示また、上映会に加え、iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズではオードリー・ヘプバーンのパネル展を実施。映画祭にて上映される作品を中心に、オードリー・へプバーンの出演作の数々を写真展示を通じて紹介する。コラボメニュー&ティーサロンイベントもさらに、二子玉川エクセルホテル東急では、「オードリー・ヘプバーン映画祭2022」開催を記念して、6月1日(土)から6月30日(日)までコラボレーションメニューを用意。オードリー・ヘプバーンが好んだと言われる「スパゲッティ アル・ポモドーロ」にアレンジを加えて提供する。加えて、6月12日(日)にはティーサロン企画「オードリー・アフタヌーン」を事前予約制で実施。「オードリー・ヘプバーン映画祭」のナビゲーターを務める映画評論家・清藤秀人のトークイベントとともに、オードリー出演作品にちなんだ特製スイーツを楽しめる。【詳細】BS10スターチャンネル presents オードリー・ヘプバーン映画祭 2022開催期間:2022年6月10日(金)~12日(日)※チケット詳細は公式ホームページに記載。会場:109シネマズ二子玉川、iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ、二子玉川エクセルホテル東急住所:東京都世田谷区玉川1-14-1■特別上映場所:109シネマズ二子玉川料金:各回1,500円(料金一律/全席指定) ※特製ポストカード付『ローマの休日』6月10日(金) 17:00~/6月11日(土) 13:40~/6月12日(日) 12:20~『おしゃれ泥棒』6月11日(土) 11:10~/6月12日(日) 17:05~『マイ・フェア・レディ』6月11日(土) 16:05~/6月12日(日) 9:00~『パリの恋人』6月10日(金) 21:45~/6月11日(土) 9:00~『シャレード』6月10日(金) 19:25~/6月12日(日) 14:45~■パネル展&イベント開催期間:6月10日(金)~12日(日) 10:00~19:00 ※10日は15:30~場所:iTSCOM STUDIO&HALL二子玉川ライズ※入場無料■特別コラボレーションメニュー「スパゲッティ・アル・ポモドーロ」日程:6月1日(土)~6月30日(日)会場:二子玉川エクセルホテル東急 「The 30 th Dining Bar」TEL:03-3707-7200時間:ランチタイム11:30~14:00(L.O.14:00)/ティー&ディナータイム 14:00~21:00(L.O.20:00)料金:ランチタイム セット 2,500円/アラカルト 1,900円 ※サービス料込■ティーサロン企画「オードリー・アフタヌーン」開催日時:2022年6月12日(日) 15:00~16:00 ※要事前申し込み場所:二子玉川エクセルホテル東急 30階 大宴会場「たまがわ」内容:ナビゲーター清藤 秀人によるトークイベント、「オードリー・ヘプバーン~名声に隠された本当の姿」オリジナルスイーツ&コーヒー料金:1人 5,000円 ※サービス料込予約方法:2022年5月16日(月)10:00~電話予約(二子玉川エクセルホテル東急 TEL:03-3707-7200) ※定員に達し次第、受付終了【問い合わせ先】スターチャンネルカスタマーセンターTEL:0570-013-111(受付時間10:00~18:00 年中無休)
2022年05月16日「新宿東口映画祭2022」が、東京・武蔵野館/シネマカリテにて、2022年5月27日(金)から6月9日(木)まで開催される。“映画の街”で「新宿東口映画祭2022」“映画の街”新宿で、1990年代のヒット作から2010年代の映画作品、さらにTVアニメも大型スクリーンで楽しめる「新宿東口映画祭2022」が行われる。期間中は、邦画・洋画問わず選りすぐりの作品がセレクトされ、武蔵野館・シネマカリテにて特別上映。中には、35mmフィルム上映で、デジタル上映とは一味違った映像美が楽しめる作品も用意する。ラインナップは、ティモシー・シャラメ主演、第90回アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『君の名前で僕を呼んで』や、ソフィア・コッポラ監督の長編監督デビュー作『ヴァージン・スーサイズ』、80年代のアイルランドを舞台に若者の青春物語を描いた映画『シング・ストリート 未来へのうた』、朝井リョウ原作の映画『桐島、部活やめるってよ』など。また、1990年代に公開された『学校の怪談2』、窪塚洋介出演の『GO』『ピンポン』など、懐かしい邦画作品も揃っている。アニメーション作品からは『若おかみは小学生』、台湾発『幸福路のチー』をピックアップ。「サイボットロボッチ」「一ツ星家のウルトラ婆さん」などの特別上映されるTVアニメにも注目だ。【詳細】新宿東口映画祭2022開催期間:2022年5月27日(金)~6月9日(木)会場:・武蔵野館住所:東京都新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3F・シネマカリテ住所:東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F上映作品・スケジュールは、公式HP:を確認。
2022年05月12日東宝株式会社と「TikTok」がタッグを組んだ映画祭「TikTok TOHO Film Festival」の第2回の開催が決定。公式アンバサダーに磯村勇斗が就任した。同映画祭は、縦型の映画製作をきっかけに新たなクリエイターを発掘することで、映画業界を盛り上げることを目的として昨年にスタート。これからの映像・映画業界をさらに活性化し、新しい方向へと動かすクリエイターとの出会い、その可能性を支援していくプロジェクトだ。昨年の映画祭では、およそ2か月の応募期間に5,000本以上が投稿され、受賞作品と応募作品の総再生回数は6億6千万回を超えた(5月12日時点)。本日より動画作品の公募を開始する第2回の開催で公式アンバサダーを務める磯村さんは、「今回の主旨を聞き、アンバサダーとして未来のクリエイターとなる方々を是非応援したい。一緒に映画界を盛り上げていきたい。そう強く思いました。なので、今回アンバサダーに就任させて頂けるのはとても嬉しく、ありがたいことです。今から皆さんの作品を観るのが楽しみです」とコメント。さらに、昨年、公式アンバサダーを務めた北村匠海が、グランプリ受賞者と共に新作短編映画の製作に関わるプロデューサーに就任することも決定。磯村さんは「はじめお話を聞く前に、北村匠海くんから『いっそんにバトンを繋ぎたい』と連絡がありました。その時点で僕は『断る理由がない』と思いました」と連絡を取っていたことを明かしている。なお、今回の開催では、グランプリ・観客賞のほかに、「サードアイ賞」「テクニカル賞」の2つの賞が新設される。「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式は8月、都内にて実施予定。(cinemacafe.net)
2022年05月12日音に特化した映画上映イベント「“音”で楽しむ!109シネマズ名古屋映画祭≪ライブ音響上映≫」が、2022年5月27日(金)から31日(火)までの期間で開催される。“音”で楽しむ、109シネマズ名古屋のライブ音響映画祭開催期間中は、本イベントのためにライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器を劇場内に特設。邦画・洋画・アニメ問わず、様々なジャンルから選りすぐった作品の音の臨場感を、大迫力・ライブ感覚で楽しめる。シリーズ最新作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』注目作品の一つは、劇場版シリーズ25作目となる映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』。『名探偵コナン ゼロの執行人』でその人気が社会現象となった安室透を中心とする“警察学校組”のメンバーが重要人物として活躍する、シリーズ最新作だ。『ボヘミアン・ラプソディ』や『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!』など14作品このほか、伝説のロックバンド・クイーンの名曲の数々を文字通り爆音で堪能出来る『ボヘミアン・ラプソディ』、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』、ワルキューレによる圧巻のライブシーンに注目の『劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!』、名作ミュージカル『キンキーブーツ』など、全14作品がラインナップする。開催概要「“音”で楽しむ!109シネマズ名古屋映画祭≪ライブ音響上映≫」開催期間:2022年5月27日(金)〜31日(火)会場:109シネマズ名古屋料金:作品によって異なるチケット発売:・109シネマズ名古屋 WEB販売 5月13日(金)0:00〜・109シネマズ名古屋劇場窓口販売 5月13日(金)劇場 オープン〜 ※但し各回、残席がある場合に限る。<上映作品>■名探偵コナン ハロウィンの花嫁■ボヘミアン・ラプソディ■グレイテスト・ショーマン■SING/シング:ネクストステージ【日本語吹替版】/【日本語字幕版】■劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン■劇場版マクロスΔ 絶対 LIVE!!!!!!■劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト■アイの歌声を聴かせて■テン・ゴーカイジャー■仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル■キンキーブーツほか14本
2022年05月09日バーチャルな世界で学園生活を楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、春の学園祭『2022皐月祭』を実施します。ユーザーイベントの祭典・春の学園祭『2022皐月祭』には、50のユーザー団体および企業が出展いたします。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、春の学園祭『2022皐月祭』の出展団体をお知らせします。キャラフレ - charafre.net : キャラフレ|2022皐月祭春の学園祭『2022皐月祭』■ 開始/終了日程5月14日(土) 21:00 ~5月29日(日) 21:00□ 開会式5月14日(土) 21:00~□ 閉会式5月29日(日) 21:15~出展団体のご紹介運動場テントブース・ひななプロジェクト・ネコミミクオリティーズ・歴史研究部・「みんなで育てるキャラフレ」同盟・合同会社 ナノダイナミクスエアロスペース・翔栄モード研究所・辻蔵さんが好きなことをするサークル・CCA~シュシュエール~・CSSSWWML(タブン…カメ研?)・クイズ研究会・スクリプト研・shining life・Aⅲ’s(アイス)・カリッシュ事務局・「GCC」・伊東温泉フロンティアーズ・合同福祉サークル 「Angie」・舞龍総合事務局・いいね!プロジェクト推進委員会校舎内部活ブース・ねこねこ写真館・童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪共催・ミニゲーム制作同好会・翔愛学園鉄道友の会・愛を求めるハリセンうさぎ団(アムド)・「学校」「虹の足」制作委員会・翔愛さんぽ倶楽部・天文部&天文部・七夕イベント製作委員会・TMG (Towahara Music Gallery)・CRF48・ナッツ&プティン部・写真同好会・翔栄交通研究会・ぱんだんすを広める会・キャラフレインディーズ (CFI)・ハピネス事務局・オリジナルイラストの会・なっとう部・ネットラジオDJ部・ゆどうふ・一条 蜜希(キャラフレユーザーアイドル)・ストーンマニア協会・黒ノ州~クロノス~・765プロダクション・天使研究会(仮)・Ranampia事務所・おいでよ♪なぞ部・小梅Adv・ゆかり王国 翔愛支部・小説部(black of the cafe)ステージイベント・開会式終了直後~23:00|CSSSWWML(元…カメ研?)・5月15日(日)22:00〜23:00|Ranampia・5月20日(金)22:00~23:00|CCA~シュシュエール~・5月20日(金)23:00~23:59|ネットラジオDJ部・5月21日(土)21:00~22:00|童謡・唱歌友の会♪&Classical Music友の会♪・5月21日(土)22:00~23:00|TMG (Towahara Music Gallery)・5月21日(土)22:00~23:00|ひななプロジェクト・5月21日(土)23:00~24:00|CRF48withあまなっ党・5月22日(日)21:00~22:00|ストーンマニア協会・5月22日(日)22:00~23:00|ハピネス・5月22日(日)23:00~23:59|カリッシュ・5月27日(金)22:00~23:00|ゆかり王国・5月27日(金)23:00~23:59|天使研究会(仮)・5月28日(土)21:00~22:00|アイドルユニット「瀬崎汐菜」・5月28日(土)22:00~23:00|キャラフレインディーズ(CFI)・5月28日(日)23:00~23:59|765プロダクション以上 全50団体が出展ショッピングモール「テーマくじフロア」にて、『アメリカンダイナー』販売2022年5月6日(金)17:00~ショッピングモールの「テーマくじフロア」では、学園祭の模擬店で活躍しそうな、ウエイトレス/ウエイター風衣装『アメリカンダイナー』が販売開始です。1回200コインでトップスやボトムス、靴・アクセなどのアバターアイテムが当たります。※お買い求めには、コイン(有料ゲーム内通貨)が必要です。テーマくじ『アメリカンダイナー』キャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。学園生活コミュニティ「キャラフレ」キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月06日アニメーション制作会社「スタジオコロリド」が、設立10周年を記念したオンライン映画祭を開催。同社制作の作品7本をYouTubeにて期間限定配信する。温もりのある、親しみやすいビジュアルと、ダイナミックな映像演出を特徴としたアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」。最新作となる映画『雨を告げる漂流団地』は、「Netflix」にて全世界独占配信と劇場公開が予定されている。今回の映画祭では、第42回日本アカデミー賞にて優秀アニメーション作品賞を受賞した初の長編映画『ペンギン・ハイウェイ』や、「Netflix」で配信され世界30か国以上で再生回数の多い映画ランキングTOP10に入った、志田未来、花江夏樹ら出演の『泣きたい私は猫をかぶる』。久保帯人原作の映画『BURN THE WITCH』など、7本を期間限定配信する。『ペンギン・ハイウェイ』さらに期間中は、これまでの作品に出演したキャスト陣からのコメントや、監督・スタッフ描き下ろしのスペシャルイラストなどが、スタジオコロリド公式Twitterアカウントにて公開される予定だ。「スタジオコロリドオンライン映画祭」は5月6日(金)、7日(土)開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ペンギン・ハイウェイ 2018年8月17日より全国にて公開© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会泣きたい私は猫をかぶる 2020年6月18日よりNetflixにて全世界独占配信© 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会BURN THE WITCH 2020年10月2日より2週間限定イベント上映(C) 久保帯人/集英社・「BURN THE WITCH」製作委員会
2022年04月23日2022年、第30回を迎えるLGBTQ映画の祭典「レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」が、7月、シネマート新宿ほかにて開催されることが決定した。「レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」は、LGBTQなどのセクシュアル・マイノリティをテーマにした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクトし上映。1992年より30年続く、日本のLGBTQコミュニティの中で最も歴史あるイベントのひとつであり、LGBTQ映画に特化した国内でも数少ない映画祭。また、当映画祭の企画・運営は全てボランティアスタッフが担っている。1992年に中野サンプラザの研修室で第1回目の映画祭が開催された際には、地域住民から「文化教育施設である中野サンプラザで、“いかがわしい”映画を上映している。とんでもない!」とクレームの嵐だったという。それから30年。少しずつではあるが、セクシュアル・マイノリティに対する社会的認識は変化しはじめ、差別のない社会に向けて前進していると日々感じられるようになってきた。記念すべき第30回を迎える今年は、シネマート新宿、シネマート心斎橋(大阪)、スパイラルホール(表参道)の3会場にて計14日間にわたり開催。昨年に引き続き大阪での開催に加え、コロナ禍になる前年(2019年)までメイン会場だったスパイラルホールでの開催を復活。上映作品の発表は6月中旬を予定している。(text:cinemacafe.net)
2022年04月22日本年度の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が、7月28日(木)~8月1日(月)5日間でオンライン開催、夕張市でのリアル開催を7月29日(金)~31日(日)の3日間で開催予定。この度、映画祭のキービジュアルが公開された。3年目となるオンライン動画配信サービス「Hulu」と、昨年から開設した映画祭公式オンデマンドの2つの配信サービスに加え、夕張市での現地開催も加えたハイブリッド形式をとる今回。日本や韓国、台湾、アメリカ、イギリス、ドイツ、スペインなど20か国から762作品の応募があり、4月に締め切った2大コンペティションの部門重複を除く応募総数は昨年比約1.5倍となった。本年のキービジュアルは、札幌在住の画家・モリケンイチの描き下ろし。誰しもが体験する映画がはじまる前のワクワクと、ファンタスティック映画ならではの怖いもの見たさが入り混じった劇場の雰囲気に溢れている。モリさんは同ビジュアルについて「今回描いた絵柄のイメージには、多くの映画人たちがこのコンペにかける想いと、数多くの作品が伝え続けてきた映画の魔法に期待する、映画ファンたちの想いを重ねて表現しています。日本のファンタスティック映画が積み重ねた歴史の上に、新たな魅力が付け加わるかもしれないというワクワクするような予感が伝わってくれるといいなと思います」とコメントしている。期間中は配信とリアルでコンペ選定作品の上映のほか、様々な企画も準備中だという。「第32回 ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022」は7月28日(木)~8月1日(月)Hulu&映画祭公式オンデマンド上でのオンライン開催、夕張市内でのリアル上映(リアル上映の日時、開催場所は調整中)予定。(cinemacafe.net)
2022年04月20日動画配信サービス「U-NEXT」が、札幌国際短編映画祭、知多半島映画祭、関西クィア映画祭との連携を発表。本日4月18日(月)より、札幌国際短編映画祭、知多半島映画祭のノミネート作品が配信スタートした。これまで「U-NEXT」では、東京国際映画祭、下北沢映画祭、東京学生映画祭、未体験ゾーンの映画たち、TOKYO青春映画祭など、全国の映画祭と連携してきた。そして今回新たに、札幌国際短編映画祭、知多半島映画祭との連携をスタート。関西クィア映画祭とは2年目の連携となった。札幌国際短編映画祭では、世界各国から集めた30分以下の短編映画を上映。第16回となる2021年は、世界105の国と地域から2960作品が集まり、その中から厳然された112作品を上映。「U-NEXT」では、ノミネート作品の中から8作品を配信する。また知多半島映画祭は、2011年、知多半島への強い思いとともに立ち上がった映画祭。全国からショートフィルムを募集して優秀作品を上映しており、今回は、これまでにノミネートされた作品の中から5作品を配信予定。そして、「クィア」を切り口に「性」をテーマにした映像作品を上映する関西クィア映画祭からは、2021年に開催された映画祭で上映した作品を配信する。(cinemacafe.net)
2022年04月18日女優の中村静香が17日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催せず、今回、感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに開催された「国際通りレッドカーペット」。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、映画祭のゲストや関係者ら133人がカーペットを歩いた。上映作品『てぃだ』に出演する中村は、中前勇児監督らと参加。デコルテや二の腕部分がシースルーになった黒のドレス姿で観客を魅了した。同映画祭への参加は今回が初めて。「初めての参加だったんですけど、お祭り気分でにぎわっていていいですね。沖縄大好きなので来られてよかったです」と笑顔で語った。2009年にスタートした「沖縄国際映画祭」は、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典。第14回となる今年は、4月16日~17日の2日間、オンラインコンテンツも交えて開催。沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり、沖縄を舞台にした作品を那覇市・桜坂劇場にて上映し、本土復帰50周年企画展示も実施する。
2022年04月17日「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントが17日、沖縄・那覇の国際通りで行われ、大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、女優の中村静香やアイドルグループ・AKB48の武藤十夢、お笑いコンビ・ガレッジセールらが笑顔でカーペットを歩いた。映画祭のゲストや関係者が集結するレッドカーペットは、新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催せず。今回、感染予防・拡大防止に努め、3年ぶりに「国際通りレッドカーペット」を開催した。『てぃだ』に出演する中村静香、『愛のゆくえ』の長澤樹と窪塚愛琉、『おかあさんの被爆ピアノ』のAKB48・武藤十夢、『風の中のピアノ』の元NMB48・太田夢莉、『ある公務員~益田岩船伝説~』の元NMB48・福本愛菜、『ワンダフル旅行社』の中西悠綺らが登場。『紫』よりロックバンド・紫も参加した。芸人たちもイベントを盛り上げ、沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(ゴリと川田広樹)、スリムクラブ(真栄田賢、内間政成)、大西ライオン、島ぜんぶでおーきな祭り 宣伝芸人の宮川たま子らが登場。吉本興業の大崎洋会長、岡本昭彦社長、落語家の桂文枝、タレントの西川きよしもレッドカーペットを歩いた。2009年にスタートした「沖縄国際映画祭」は、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典。第14回となる今年は、4月16日~17日の2日間、オンラインコンテンツも交えて開催。沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり、沖縄を舞台にした作品を那覇市・桜坂劇場にて上映し、本土復帰50周年企画展示も実施する。
2022年04月17日俳優の窪塚洋介の長男で俳優・モデルの窪塚愛流が16日、「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」で行われた映画『愛のゆくえ』制作発表に、女優の長澤樹、宮嶋風花監督とともに登壇した。宮嶋監督は、「第10回クリエイターズ・ファクトリー」において、『親知らず』でグランプリを受賞。さらに、「クリエイターズ・ファクトリー」歴代受賞者による商業デビューをかけたワークショップを勝ち抜き、商業映画での監督デビューを果たす。『愛のゆくえ』は、孤独な少年少女が愛を探し続ける物語で、主人公・須藤愛を長澤樹、愛の幼なじみ・伊藤宗介を窪塚愛流が演じる。撮影は今年1月に北海道で実施したという。この日の制作発表でフッテージ映像がお披露目され、初めて見た窪塚は「皆様方と大きいスクリーンで、監督と長澤さんと一緒に見られたことを心の底からうれしく思っています」と感激していた。また、窪塚は本作について「この作品の題名にもある通り、愛……僕はこの世界中の人々、この世界に生きている動物すべてに愛は備わっていると思う。でも愛と宗介は、その愛が未完成で形にもなっていない状態で、いろんな人に会って、いろんな人からいろんな愛をもらって、それを自分の愛にする映画だと思っています」と紹介。さらに、「僕自身、初めての映画祭で、すごくワクワクして、楽しみにこの日を待っていました。そしてこうやって皆様方と『愛のゆくえ』についてお話しすることができてとてもうれしく思っています」と映画祭初参加の喜びを述べ、「多くの方々に見ていただきたいと思っていますので、ぜひご覧ください」と呼びかけた。『愛のゆくえ』は、2023年公開予定。
2022年04月16日「第1回宮下公園映画祭」が東京・渋谷区立宮下公園で2022年4月29日(金)から5月8日(日)まで開催される。野外映画上映イベント「第1回宮下公園映画祭」湘南エリアの初夏の風物詩となった野外映画上映イベント「逗子海岸映画祭」が、ミヤシタパークの屋上にある渋谷区立宮下公園に初上陸。2022年のゴールデンウィーク期間中に、「第1回宮下公園映画祭」を開催する。『ボヘミアン・ラプソディ』『万引き家族』など人気映画を上映緑の芝生が心地よい渋谷区立宮下公園で上映されるのは、国内外の有名作品や心温まるヒューマンドラマ。世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ『ボヘミアン・ラプソディ』や、監督・是枝裕和が手掛け、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの愛情を描いた『チョコレートドーナツ』、漫画家・五十嵐大介の名作コミック『海獣の子供』をアニメ映画化した作品などを、夜風が気持ち良い夕刻に上映する。キッチンカーやメリーゴーランドなどまた、日中はキッチンカーやビアガーデン、フリーマーケット、DJ、ライブ、アクティビティなどを展開。クラフトビアダイニング「SCHMATZ」によるクラフトビールとドイツ料理が楽しめるほか、「逗子海岸映画祭」のシンボルの1つにもなっているメリーゴーランドも設置される。【詳細】「第1回宮下公園映画祭」開催期間:2022年4月29日(金)~5月8日(日)開催場所:渋谷区立宮下公園住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10開催時間:11:00~22:00(L.O. 21:30)シネマ上映:19:00~21:00※作品により上映時間は多少前後する※諸事情により開催内容を変更する場合がある入場料金:一般 1,000円(小学生以下無料)<上映作品>・4月29日(金)『ボヘミアン・ラプソディ』・4月30日(土)『海獣の子供』・5月1日(日)『LION ライオン~25年目のただいま~』・5月2日(月)『ソウルパワー』・5月3日(火・祝)『チョコレートドーナツ』・5月4日(水・祝)『燃えよドラゴン』・5月5日(木・祝)『ロード・オブ・ドッグタウン』・5月6日(金)『万引き家族』・5月7日(土)『Akira’s Project "TWIN PEAKS"』・5月8日(日)『Play with the Earth』
2022年04月15日湯浅政明監督アニメーション映画『犬王』が、世界最大のアニメーションの祭典「アヌシー国際アニメーション映画祭2022」のオフィシャルセレクションとして招待、上映されることが決定した。湯浅政明監督×脚本:野木亜紀子×キャラクター原案:松本大洋×音楽:大友良英が集結した本作は、室町の知られざるポップスター【犬王】から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描く狂騒のミュージカル・アニメーション。昨年のヴェネチア国際映画祭でのワールドプレミア、トロント国際映画祭での北米プレミアを皮切りに、これまで、国内外10か所以上の映画祭に選出されてきた。また、過去に本映画祭で最高賞となるクリスタル賞、TVシリーズ部門審査員賞を受賞している湯浅監督が、MIFAキャンパスのゴッドファーザー(Mifa Campus Patron)に就任することも明らかに。同映画祭では毎年、アニメーション界を代表する人物が、若手アニメーターや学生に向けた特別なマスタークラスを開催しており、ギレルモ・デル・トロ、リチャード・ウィリアムズ、ノラ・トゥーミーら世界の名だたる監督たちが任命されてきた。今回この大役を、日本人映画監督では初めて担うこととなる。今回の決定を受けて湯浅監督は「今年もアヌシーに参加できること、そして、皆さんと最新作『犬王』を一緒に観れることを楽しみにしています」と期待を寄せ、「MIFAキャンパスのゴッドファーザーとしてお招きいただき有難うございます。若いアニメーターの方に自分の話をするのはあまり得意ではないですが、もし聞きたいと思う方がいらっしゃれば、お話したいと思いますし、逆に皆さんのお話も聞きたいと思っています。そういった機会があることを大変嬉しく思っています」とコメントしている。なお、映画の舞台となる京都では、4月21日(木)より「京都国際マンガミュージアム」にてキャラクター原案の展示も開催される。(cinemacafe.net)■関連作品:犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partners
2022年04月13日「第1回宮下公園映画祭」が渋谷区立宮下公園(MIYASHITA PARK 屋上 芝生ひろば)にてGWに開催されることが決定した。50年以上の時を経て、渋谷のランドマークとして長く愛されてきた宮下公園が、ハイブランドファッション・呑み屋横丁に・ライフスタイルホテル・レコードショップ・ギャラリー・スケートパークなど、多様なものが交わって新しいカルチャーを創り出す次世代のあそび場として生まれ変わった。そんなエリアで新たに開催されるのが「宮下公園映画祭」。多くのファンを惹きつけてきた逗子海岸映画祭が、コロナ禍での充電期間を経ての開催復活と共に同時開催を決定。日中は、キッチンカーやマーケット、ビアガーデン、フリーマーケット、DJ、ライブ、スポーツ、アクティビティを楽しみ、黄昏に染まる日没からは、空の下での映画体験が楽しめる。映画上映作品は、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ『ボヘミアン・ラプソディ』をはじめ、インドで迷子になった少年がのちにGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を映画化した『LION ライオン~25年目のただいま~』。全米各地の映画祭で観客賞を多数受賞した、育児放棄された子どもと家族のように暮らすゲイカップルの愛情を描く『チョコレートドーナツ』。『ボヘミアン・ラプソディ』ブルース・リーの代表作のひとつに数えられる『燃えよドラゴン』のディレクターズカット版。第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督作『万引き家族』などがラインアップされている。『万引き家族』なお、4月13日(水)18時より入場券付き映画鑑賞券を先行販売する。「第1回 MIYASHITA PARK FILM FESTIVAL」(MIYASHITA PARK映画祭)は4月29日(金)~5月8日(日)渋谷区立宮下公園にて開催。CINEMA上映:19時~21時※作品により上映時間は多少前後する場合も(cinemacafe.net)■関連作品:チョコレートドーナツ 2014年4月19日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開© 2012 FAMLEEFILM, LLCLION/ライオン〜25年目のただいま〜 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.ボヘミアン・ラプソディ 2018年11月9日より全国にて公開© 2018 Twentieth Century Fox海獣の子供 2019年6月7日より全国にて公開©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
2022年04月13日2021年秋に東京と大阪で開催され、反響を呼んだ「10万分の1秒の音響映画祭」が福岡で開催されることが決定した。名作から大ヒット音楽映画、ライブ映像作品など豪華ラインナップを、4月25日(月)に福岡県福岡市に新しくオープンする「TOHOシネマズ ららぽーと福岡」のプレミアムシアターで一挙上映する。映画にとっての要である“音”を、「10万分の1秒」単位までこだわり抜いたのが、TOHOシネマズのハイエンドシアターであるプレミアムシアター。映画館には多くのスピーカーが設置され、その位置関係により観客の耳に届く音には本来あるべき音の位置と僅かなズレが起きる。音は1秒間で約340m進むことから、1/1000秒でも34センチの音のズレが起きるのだ。プレミアムシアターでは音響の専門家が10万分の1秒単位まで徹底的に音響調整したことで、スピーカー同士の音の遅延を極限まで解消した“滲みのない音”の「真」の音響を体感できる。上映作品は、これまで音響で注目された邦画・洋画・ジャパンアニメなど、様々なジャンルの作品をラインナップ。「実物大νガンダム立像」が入口に立つ、ららぽーと福岡ならではの作品として、『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ』をプレミアムシアターにて上映。また、福岡先行上映となる『劇場上映版 チェッカーズFINAL TOUR【リマスター版】』を、10万分の1秒の音響映画祭のラインナップとして上映する。上記作品を含む、全11本の作品を一挙上映。ぜひ、この機会に自宅では再現できない最高峰の「映画音響」を体感してほしい。■10万分の1秒のこだわり/NAOKI氏、ジーベックス・コメント僕達の住むこの世界には、普段人間が気付くことのない無数の「音」が存在します。人間の耳ではとらえにくいと言われている12kHzより上の高音域は普段無音のように感じますが、実はこの高い周波数帯域にこそ、森林浴などで感じることの出来る、木々がさえずるような癒しの音の成分や、自然界で聞ける雨、風の澄み渡った音の奥行きの成分が含まれています。僕達人間が感じている「静寂」は、実は無音ではなくて「音」なんです。この劇場では、今まで映画館では不要とされてきた高い周波数帯域の「静寂」を、切り捨てることなくサウンドとして表現しています。セリフの後ろに埋もれていた背景の静けさや、劇中伴奏のオーケストラの演奏空間の広がりまで全てをよりリアルに体感することが出来ます。また、これまで映画館のような大劇場では、無数のスピーカーが同時に音を奏でることによる「音のズレ」が常に音響技術の課題となってきましたが、この劇場では、音楽界のレコーディング技術のノウハウを導入することによりスピーカー同士の音の遅延を極限まで解消しています。「音」は秒速340メートル。複数のスピーカーからの客席までの距離が34センチ違えば千分の1秒の「音のズレ」が発生して音が滲む原因となります。これまでの映画館の音響調整でも、千分の1秒単位の公式を当てはめたデジタル処理とスピーカー位置の距離計算による音の遅延補正は行われてきましたが、この劇場では、「人の耳」による調整により「音のズレ」は10万分の1秒以内抑えられています。これにより、大劇場であっても、上映中全ての音が目の前でピタリと止まり、繊細な音はより繊細に、力強い音はよりいっそうの迫力をもって皆さんの耳に届くようになりました。自然界の音に近い「自然な音」と、映画製作者の表現したかった音により近い滲むことのない「忠実な音」で、次世代の映画音響をお楽しみください。皆さんと同じ映画ファンとして、このプロジェクトに関われたことを光栄に思います。LOVE PSYCHEDELICONAOKI■NAOKI TOHOシネマズ立川立飛のプレミアムシアターを音響調整した際のインタビュー映像【開催情報】「10万分の1秒の音響映画祭 in ららぽーと福岡」期間:2022年4月25日(月)~4月30日(土)劇場:TOHOシネマズ ららぽーと福岡 プレミアムシアター(スクリーン3、4)<料金>●特別料金一般・大学生 1,300円、高校生以下 1,000円※シネマイレージ会員:一般・大学生 1,100円、高校生以下 900円※一部作品で上記とは異なる料金設定の作品がございます(割引券、招待券使用不可)『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』3000円均一『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』 大人(大学生以上)3,300円、中高生 2,200円、小学生以下(3歳以上)1,100円、大人・小学生以下セット 3,900円※ムビチケ使用可『劇場上映版 チェッカーズFINAL TOUR【リマスター版】』一般発売 2,500円(税込)<チケット発売日>TOHOシネマズインターネットチケット販売:各作品の上映日2日前より※シネマイレージ会員の早期購入(上映3日前、21時からの購入)対象TOHOシネマズ HP: ※下記の作品は、チケットぴあ にて販売チケットぴあ での販売後、残席のある場合はTOHOシネマズインターネットチケット販売にて発売する。・『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』・『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』販売期間:4月16日(土)10:00~4月23日(土)23:59チケットぴあにて販売: ※「劇場上映版 チェッカーズFINAL TOUR【リマスター版】」は下記よりご購入ください。【上映ラインナップ】・4月25日(月)ラ・ラ・ランド/機動戦士ガンダム逆襲のシャア/機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ・4月26日(火)セッション/グレイテスト・ショーマン/ボヘミアン・ラプソディ・4月27日(水)滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie/ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”・4月28日(木)劇場版響け!ユーフォニアム誓いのフィナーレ/劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン・4月29日(金・祝)劇場上映版 チェッカーズFINAL TOUR【リマスター版】・4月30日(土)機動戦士ガンダム逆襲のシャア/機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ※上映日時は変更になることもございます。
2022年04月12日南沙良が主演を務め、共演に大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏と豪華キャストを迎えた映画『この子は邪悪』が、世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるポルト国際映画祭にて審査員スペシャルメンションを授与された。本作は、『嘘を愛する女』や『哀愁しんでれら』などクオリティの高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品を映画化。過去の事故により心に深い傷を負った心理療法室の院長の娘と、母の心神喪失の原因を探る青年が出会い、次第に恐ろしい出来事へと巻き込まれていく…。この度、ポルトガルの都市ポルトで開催されたポルト国際映画祭において、本作はファンタジー部門審査員スペシャルメンションを授与された。1980年に始まったポルト国際映画祭は、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれ、シッチェス・カタロニア国際映画祭やブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられる。ファンタジーやホラー、SFなどのジャンル映画に特化し、過去には『セブン』(1996)、『キューブ』(1999)、『パンズ・ラビリンス』(2007)など数々の名作を輩出。近年では同じく「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」作品の『ゴーストマスター』(2020)が、昨年度はJホラー『樹海村』が最優秀作品賞を獲得しており、本年度も多数の邦画作品がノミネートされるなかでの審査員スペシャルメンション授与となった。本作の監督・脚本を務めた片岡翔は「この作品は脚本に3年かけ、完成までに4年の月日がかかりました。途中何度も挫けそうになることがあったけれども、素晴らしいスタッフとキャストに恵まれて出来上がった作品です。ポルト国際映画祭で上映させて頂き、そのうえ素敵な賞まで頂き本当に幸せなことだと思っています」と喜びをコメント。また、「このような時期でなければ、ぜひ現地に行って自分の映画を観たかったと残念に思いますが、これを機にまた新たな作品でポルト国際映画祭に参加できたら嬉しいです」と次回作への意欲ものぞかせた。本作で心理療法室院長の娘である花を演じるのは、初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』でブルーリボン賞をはじめ数々の新人賞を受賞し、若手実力派として注目を集める南沙良。共演には、昨年CDデビューを果たし、俳優としても活躍の場を広げ今作が映画単独初出演となる大西流星(なにわ男子)。また、映画『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』からドラマ「真犯人フラグ」まで話題作に出演する桜井ユキ、『極主夫道 ザ・シネマ』やドラマ「桜の塔」、放送中のドラマ「マイファミリー」など幅広い役柄を演じている玉木宏らが出演する。『この子は邪悪』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:この子は邪悪 2022年全国にて公開予定(C) 2022「この子は邪悪」製作委員会
2022年04月11日アニエスベーでは、今年も「京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE 2022」をサポートします。国内で開催される数少ない国際的な写真祭として知られる本祭は、今年で開催10周年。この記念すべき年に、アニエスベーでは、琵琶湖疏水記念館で開催されるフランスのフォトジャーナリストSamuel Bollendorff(サミュエル・ボレンドルフ)の写真個展「人魚の涙」をサポートしています。「アニエスべー 京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE 2022」1974年生まれのサミュエルは、1999年から2010年までフォトジャーナリズムやドキュメンタリーフォトを中心とした写真家のコレクティブOEil Public Agencyのメンバーとして活動をし、フランスのルイ・リュミエール校で写真技術を学びました。パリの美術学校で学ぶことで、作品の形式美についてより造詣を深めると共に審美眼を身につけ、その後フリーランスフォトグラファーとして、病院、学校、警察、刑務所などの社会問題を取り上げたドキュメンタリー作品を発表しています。その一方で、環境汚染など目に見えない問題にも取り組んでおり、2018年には世界を一周。化学、鉱業、原子力産業など、21世紀に人間によって汚染された世界各国の地域に焦点を当てた作品「Contaminations」を制作し、何十年、何百年にもわたって生物の生息に適していない地域に変えてしまった救いようのない産業汚染の事例を取り上げています。Samuel Bollendorff(サミュエル・ボレンドルフ)は、アニエスベーが創設しサポートし続けている、海洋探査船タラ号プロジェクトのレジデンスアーティストの一人でもあります。ヨーロッパの主な河川9本とその河口が接する海のマイクロプラスチックの調査を行った2019年に、タラ号に乗船し、その後作品を発表。本個展でもその作品の一部を展示します。(C)Samuel Bollendorff(C)Samuel Bollendorff■京都国際写真祭 KYOTOGRAPHIE 2022/Samuel Bollendorff「人魚の涙」展示会期:2022年4月9日~5月8日会場 :琵琶湖疏水記念館※詳しくはKYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトをご確認ください。 ■イベント情報1. トークセッション “The Future is Ours”日程 :2022年4月10日 10:00~11:30会場 :Noku Hotel B1F登壇者:サミュエル・ボレンドルフ/日比野克彦(アーティスト/東京藝術大学学長/タラ オセアン ジャパン 理事)/シルバン・アゴスティーニ(海洋学者/タラ オセアン ジャパン 理事)/(司会)パトゥイエ・由美子(タラ オセアン ジャパン 事務局長)※定員あり/下記サイトで、事前ご予約のみにてご来場を承ります。※詳しくは、KYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトで順次アップデートされます。 2. サミュエル・ボレンドルフによる「人魚の涙」解説ツアー日程:2022年4月9日 14:30~15:30会場:琵琶湖疏水記念館※定員あり/下記サイトで、事前ご予約のみにてご来場を承ります。※詳しくは、KYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトで順次アップデートされます。 サミュエル本人が「人魚の涙」展で展示している全作品を解説。より本展を理解し楽しめる貴重な機会です。3. 対談:サミュエル・ボレンドルフ×ルシール・レイボーズ(KYOTOGRAPHIE共同設立者/共同ディレクター)日程:4月17日 17:00~18:30会場:八竹庵(旧川崎家住宅) 2F イベントラウンジ詳しくは、KYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトをご確認ください。 4. サミュエル・ボレンドルフ マスタークラスコンセプトープロジェクトが構想からかたちになるまで日程:4月16日 11:00~18:00会場:Noku Kyoto※有料/詳しくは、KYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトをご確認ください。 ■限定商品トートバッグ 3,190円(税込)アニエスベーの一部店舗及びKYOTOGRAPHIE OFFICIAL STANDにて4月15日から発売!アニエスベーのハンドライティングで!“J’aime Kyoto…et J’aime Kyotographie”とプリントされた特別なデザインです。■琵琶湖疏水記念館にアニエスベーのポップアップカフェが登場アニエスベー ポップアップカフェKYOTOGRAPHIE 2022会期中4/8~5/8の期間限定で、琵琶湖疏水記念館にブルーボトルコーヒーが運営サポートをするアニエスベーのポップアップカフェが登場!テラスで営業されるこのカフェで春の暖かな日差しを浴びながら、KYOTOGRAPHIEや京都巡りの休憩にご利用ください。■「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」期間中に、サミュエルも乗船したタラ号のイベントが京都市内にて同時開催>>>詳細はこちら 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月08日野外映画上映イベント「第11回逗子海岸映画祭」が、2022年4月28日(木)から5月8日(日)まで、神奈川・逗子海岸で開催される。湘南エリア初夏の風物詩「逗子海岸映画祭」湘南エリアの初夏の風物詩となった人気イベント「逗子海岸映画祭」は、海岸という絶好のロケーションで映画を上映する屋外型の映画祭。3年の充電期間を経てのカムバックとなる今回も、普段は何もない静かな逗子海岸に野外映画館が出現。クリエイターたちが手作りする会場で、映画上映を中心に様々な企画が行われる。『チョコレートドーナツ』『真夏の夜のジャズ』など多彩な上映作品注目の上映作品は、育児放棄された子どもと暮らすゲイカップルの愛情を描いた『チョコレートドーナツ』、ジャズ界最大の音楽フェスティバル「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」に迫ったドキュメンタリー映画『真夏の夜のジャズ』、インドで迷子になった少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を描いた『LION ライオン~25年目のただいま~』など。名作映画からドキュメンタリー映画、ここでしか観られないオリジナルの映像作品、逗子海岸映画祭らしいマニアックな作品まで、多彩な作品が上映予定だ。日替わりフードコートや毎年賑わうバザールもまた、会場には、日替わりで楽しめるフードコートや毎年賑わうバザール、ここでしか体験できない砂浜のスケートランプ、現代美術家・栗林隆によるアート作品の展示&体験、野外ヨガ、思い出を写す写真館、海辺のメリーゴーラウンドなど、映画上映以外にも様々な企画が楽しめる。開催概要「逗子海岸映画祭」開催期間:2022年4月28日(木)〜5月8日(日)会場 : 神奈川県逗子海岸開場:土・日・祝 11:00~22:00/平日15:00~22:00(4/28(木)は17時開場となる。)映画上映:19:00~入場料金:一般 2,500円、中学生以下無料(※中学生は要学生証)※4月28日(木)初日のみ一般 1,000円定員:1日1,000人※人数限定・チケット予約優先※チケットなどに関する詳細は公式WEBサイト(より
2022年04月07日本屋大賞受賞の傑作ベストセラーを広瀬すず・松坂桃李のW主演で映画化した『流浪の月』が、韓国で開催される全州国際映画祭にて上映されることが決定。監督の李相日、撮影監督のホン・ギョンピョも現地参加することが分かった。本作は、2020年本屋大賞を受賞した、凪良ゆうによる同名小説を原作に、誘拐事件の“被害女児”とその事件の“加害者”とされた青年の限りなく稀有な関係性を描く。このたび、本作の出品が決定したのは第23回全州国際映画祭(開催期間:4月28日~5月7日)の<ワールドシネマ>部門。同映画祭の<ワールドシネマ部門>は、その年の最も重要なフィクション映画とドキュメンタリー映画のためのノンコンペティション部門であり、現代のトレンドを代表する作品を上映する。日本映画の『流浪の月』に韓国の著名スタッフが参加していることからそのハイブリットさが評価され、ワールドシネマ部門にふさわしいとして出品が決定した。同部門には昨年、『すばらしき世界』(監督:西川美和)が出品されている。全州国際映画祭は、2000年にスタート。世界のインディペンデント映画やオルタナティブ映画を数多く紹介する国際映画祭として注目を集めており、また幅広い年齢層の映画ファンが参加することでも知られている。期間中は、賞を競い合うコンペティション部門をはじめ、<ワールドシネマ>や<シネマフェスト>、<ミッドナイトシネマ>などの非コンペティション部門もあわせて、韓国内外の作品が数多く上映される。同映画祭へのこれまでの出品邦画作品には、『アジアの天使』(監督:石井裕也)、『蜜蜂と遠雷』(監督:石川慶)、『Red』(監督:三島有紀子)などがあり、日本映画への期待と人気の高さをうかがわせる。『流浪の月』を、韓国の観客がどのように受け止めるのか、またゲストたちとどのような交流が生まれるのか。上映日の盛り上がりにも期待したい。『流浪の月』は5月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:流浪の月 2022年5月13日より全国にて公開(c)2022「流浪の月」製作委員会
2022年04月01日翔愛学園の生徒になって楽しむオンラインコミュニティ「キャラフレ」では、毎年恒例の『学園祭』イベントを実施します。キャラフレが最も盛り上がる年2回の学園祭『2022皐月祭』は、5月14日から5月29日までの期間限定イベントです。ゲーム開発を手がける株式会社エイプリル・データ・デザインズ(本社:東京都世田谷区。代表取締役:濱田功志。以下、エイプリル。)は、ブラウザで手軽に楽しめる、多人数参加型学園コミュニティ「キャラフレ」( にて、春の学園祭『2022皐月祭』開催の日程をお知らせします。春の学園祭『2022皐月祭』キャラフレの学園祭とは翔愛学園の生徒になって楽しむ学園生活コミュニティ『キャラフレ』では、2010年のサービススタートより、年に2回の『学園祭』イベントを実施しています。通算24回目となる今回の学園祭は、バーチャルな学園内でユーザー同士が集まって行っている部活動やサークル活動の中でアイデアを出し合って、創作ストーリーやミニゲームを発表したり、オリジナルアイテムを配布するものです。昨年の11月に行われた秋の学園祭では55団体もの出展がおこなわれ、たいへん賑わいました。今回も団体ごとに得意分野を活かした、個性豊かな出展ブースが並ぶことでしょう。『キャラフレ』は、基本プレイ無料・アイテム課金のブラウザゲームで、どなたでも手軽に登録し、すぐに楽しんで頂けます。今なら、すでに活動中の部活に参加して、学園祭を創る活動にも間に合います。新型コロナ禍のこの時期に、ご自宅のPCやスマートフォンから学園祭を気軽に体験してください。2022皐月祭 日程2022年5月14日(土) 21:00 ~ 5月29日(日)21:00キャラフレ - charafre.net : テントブース出展募集皐月祭期間中は運動場にテントを張り、特設ブースを設けています。特設ブースでは学園を卒業したOB・OG生やカレッジ生徒を中心としたサークルによる出展と、企業や外部団体による期間限定アイテムの販売や交流会、コンテンツ配信をおこないます。※テントブース出展に関するお問い合わせ: info@charafre.net 運動場特設テントブースキャラフレとは『キャラフレ』は、webブラウザで動作する学園生活コミュニティゲームです。プレイヤーはオンライン上の仮想学園、『翔愛学園』の生徒となり、ゲーム内のキャラクターや、ゲームに参加する他のプレイヤーとの出会いを通じて、学園生活を疑似体験することができます。webブラウザで動作するため、特別なアプリケーションをインストールする必要が無く、ノートPCやタブレット、スマートフォンでも快適に遊ぶことができます。キャラフレの特徴・「多人数同時参加型2Dアドベンチャーゲーム」という、独自システムを開発・採用。・2Dアドベンチャーゲームのシステムと多人数参加型オンラインゲームのシステムを融合。・“天使の羽”を集め、無料ポイントと交換。・チャット未経験者でもコミュニケーションを楽しめるゲームチャット。・豊富で個性的な登場人物。・たくさんの髪型や表情、細かく描き込まれたコスチュームなどで個性を演出。タイトル概要サービス名称:キャラフレURL: 対応ブラウザ:Microsoft Edge、Chrome、FireFox等主要なブラウザに対応価格:基本無料プレイ・アイテム課金開発:株式会社エイプリル・データ・デザインズ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月31日5月28日(土)に公開される映画『犬王』がフランスで行われた第49回アングレーム国際漫画祭にて日本の作品として初めてプレミア上映とアート展を同時開催。さらにあわせて開催された湯浅政明監督登壇のトークイベントの様子をレポートする。本作は監督・湯浅政明×脚本・野木亜紀子×キャラクター原案・松本大洋×音楽・大友良英という豪華クリエイターが集結し、室町の知られざるポップスター「犬王」から生まれた物語を、変幻自在のイマジネーションで描く“狂騒のミュージカル・アニメーション”。「平家物語 犬王の巻」(古川日出男著/河出文庫刊)を原作に、カリスマ性と歌唱力、そして野心を抱く主人公・犬王を人気バンド・女王蜂のボーカル担当・アヴちゃんが演じ、その相棒となる琵琶法師・友魚(ともな)を実力派俳優・森山未來が演じる。1974年から開催され、フランス最古の漫画関連イベントとして“漫画界におけるカンヌ”とも評される第49回アングレーム国際漫画祭が3月17日から20日(現地時間)に開催された。3月18日(金 / 現地時間)にはCinéma CGRにて『犬王』プレミア上映が実施され、超満員の約400名の観客を前にフランスで初めて本作が上映されると、まるで作中で犬王や友魚を囲む民衆のように曲に合わせて手拍子や足でリズムをとっている観客も見られ、上映終了と共に大きな拍手が巻き起こった。続いて湯浅監督が登壇するQ&Aイベントが実施されると、本編を見終わったばかり観客からは続々と質問の挙手が。『犬王』は室町時代の設定でありながら音楽にロックやヒップホップなど現代の音楽を使ったことについて監督は「当時の人たちがびっくりしたであろう音楽を鳴らしたという設定で、もっと極端に変わった曲を設定することが必要でした。」と明かした。特に室町時代の資料があまりないために時代背景がわかりづらかったという苦労も語りつつ「何万人の人が何百年、何千年といたら、ヒップホップやロックのようなことも誰かがやったはずだと僕は思います。今自分たちが知っている歴史の中に、いろんなことがあったかもしれないという可能性をもっていろんなダンスを入れています。」と時代にとらわれない発想で現代の音楽を取り入れたことを明かした。特に影響を受けた音楽を問われると「人々が新しい音楽を聴いて熱狂するところはビートルズが出てきた時の印象を参考にしました。また、今回は音楽よりも先にムービーが必要だったので、自分の好きな曲をイメージしてムービーを作りました。ビートルズやクイーン、エルビス・プレスリー、ディープ・パープル、ジミ・ヘンドリックスなどイメージしたシーンもあり、そこに『犬王』の歌詞が歌われているイメージでムービーを作って、そのムービーに合わせて後から音楽をつけてもらっています。」と、まるでライブ会場に来ているような一体感のある映像と音楽の制作過程に観客たちも納得の表情だった。さらに観客から、監督自身が犬王と友魚のどちらに似ているか聞かれると、湯浅監督は「どちらかというと友魚ですが、犬王みたいになりたいと憧れています。」と笑顔を見せた。翌19日(土 / 現地時間)にManga Cityにて開催されたトークイベント『マンガが動き出す時』は、イベント開催前から会場がすぐに満席になり、立ち見で参加する観客も出てくるほどの人気に。約200人の観客を前に登壇した湯浅監督は、その熱気に押されつつ、『犬王』制作のきっかけを問われると、竹内プロデューサーから小説を渡されて提案があったことがきっかけと明かしつつ「原作の小説のお話自体も面白かったのですが、古川さんが「平家物語 犬王の巻」の前に「平家物語」の現代語訳を書かれていたんです。源氏に負けて消えていった平家の話を、琵琶法師たちが伝えて現代に残っているのが「平家物語」。その、平家の話を伝えた琵琶法師や能楽師の話も歴史上消えていってしまった。これを古川さんが小説にして、我々がさらにアニメにするのが面白いと思ったんです。」とその提案を快諾したことを明かした。さらに、フランスでも人気の高い「鉄コン筋クリート」、「Sunny」、「竹光侍」といった作品を手掛ける漫画家・松本大洋を起用したことについて「原作の表紙を描かれていたこともありますが、僕はいつも松本さんと仕事がしたいと思っていたんです。」とラブコール。その魅力を「『犬王』に必要な、リアルなテイストと存在感、人間の奥深い印象、伸びやかなフォルム、それでいてひょうきんな感じも混ぜて描いて頂ける松本さんのデザインが、作品にも、自分の感性にも合うと思いました。」と語ると、フランスの熱いアニメ・漫画ファンたちも興奮の表情を見せた。一方で、本作で描かれる犬王と友魚の関係は湯浅監督と松本のようだと問われると「大きな意味では松本さんは同じ方向を向いていると感じていますが、僕は松本さんのことが大好きなのですごく緊張するんです。松本さんも気遣ってくれていました。」と笑顔で語りつつ、「今後もっとガッツリと二人で作品を作れたらいいなと思います。」と今後にも期待を持たせる発言も。そのほかにもトークイベントでは、湯浅監督が幼少期に少女漫画から影響を受けたという話や、最近読んだ漫画に「銀河の死なない子供たちへ」やフランスに来る飛行機内で読んだ「タコピーの原罪」が興味深かったという話も飛び出し、会場に詰め掛けたファンたちを魅了しつつイベントは大きな拍手に包まれながら終了した。また、第49回アングレーム国際漫画祭の開催期間中に、L’Alpha Médiathèqueで実施されたアート展『湯浅政明&松本大洋犬王のアート』ではフランスでも熱烈な支持を受ける漫画家・松本大洋による『犬王』キャラクターデザイン原画を世界で初めて展示。プレミア上映とアート展が併催されるのは、日本の作品で『犬王』が初めてとなり、展示3日間には約5000人の来場客が押し寄せ、その緻密な制作素材に魅入っていた。アート展では、そのほかにも湯浅監督自身が手掛けた設定画も展示されており、実際にアート展を訪れた湯浅監督は「キャラクター原案や設定画に加えて、松本大洋さんが沢山描いてくださったイメージボードや、劇中でも参考にした薩摩琵琶の現物なども展示しており、フランスの皆さんにも『犬王』の世界を楽しんで頂けてとても嬉しいです。」と、フランス現地の人々に語る様子も見られた。『犬王』5月28日(土)より公開
2022年03月22日ヴェネチア国際映画祭に正式出品されたアフガニスタン映画機構(Afghan Film)初の女性会長、サハラ・カリミ監督作品『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』が、2022年5月6日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開することが決定しました。またあわせてポスタービジュアル&監督コメントも解禁されました。キービジュアル■『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』について2021年8月、イスラム原理主義組織タリバンによって制圧されたアフガニスタン。カブール掌握後初の記者会見で、タリバンの報道担当幹部は女性の権利は「シャリア(イスラム法)の枠組みの中」で尊重されると発表したが、その真意はまだ明かされない。世界が懸念する中、本作ではカブールで生きる、リアルな彼女たちの生活が映される…。義父母の面倒を見ながら家事に追われる孤独な妊婦。7年間浮気し続けた夫と離婚を決意するも、妊娠が発覚した高学歴のニュースキャスター。妊娠したと同時に姿を消した恋人がいながら、いとこのプロポーズを受け入れた18歳の少女―年齢、生活環境、社会的背景が異なる3人のアフガニスタン女性が初めて直面する人生の試練をそれぞれ描いたオムニバス・ドラマ。本作はアフガニスタン映画機構(Afghan Film)初の女性会長を務める新鋭、サハラ・カリミの長編監督デビュー作にして、第76回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門出品となった。タリバン政権下になり、彼女たちにどんな影響があるのか、さらなる試練を考えずにはいられない…。アフガニスタン・タリバン政権が女性権利の向上に取り組む“女性問題省”を廃止した今、世界が注目する、アフガニスタンを舞台にした女性たちのドラマ。■公開日決定・ポスタービジュアル&監督コメント解禁このたび、5月6日(金)からの全国順次公開が決定にあわせ、ポスタービジュアルが解禁となりました。また本作の監督・共同脚本のサハラ・カリミよりコメントが届きました。<監督・共同脚本 サハラ・カリミ コメント>伝統に縛られた社会での生活を変えようとしている同胞の女性たちについて語ることは、アフガニスタン出身の女性映画製作者としての私の使命です。アフガニスタンの多くの町や村を回り、ハヴァ、マリアム、アイーシャのような女性たちの実話を見つけました。ハヴァはアフガニスタンの主婦、マリアムは知的で学のある女性、アイーシャは中産階級のティーンエイジャーです。彼女たちは家父長制社会に屈服しないように努めています。彼女たちの選択は、あらかじめ決められた人生への抵抗です。私が目指したのは、何年も声を出すことができずにいたけれども、運命を変える覚悟ができた女性たちの人生について語ることです。<監督・共同脚本 サハラ・カリミ プロフィール>1985年生まれ。イランのアフガニスタン難民二世。15歳の頃、2本のイラン映画に出演。これをきっかけにスロバキアで映画を学び始め、映画監督として博士号を取得。その後30本以上の短編映画やドキュメンタリー映画を制作し、国際映画祭で多数の受賞実績を持つ。10年間、短編映画やドキュメンタリーを制作した後、カブールに戻る。制作したドキュメンタリー映画 2本が国際的成功を収め、ARTE FranceとBBCで放送。本作は、カリミ監督の長編処女作であり、アフガニスタンの女優を起用し全編カブールで撮影。【『明日になれば~アフガニスタン、女たちの決断~』概要】●あらすじアフガニスタンの首都カブール。妊婦のハヴァは認知症を患う義母の世話をしながら、家事に追われる日々を送っている。身重の彼女を気遣うことなく、用事を言いつける義父と、連日のごとく友人を自宅に招き入れる夫。そんな彼女の唯一の喜びは、お腹の中にいる子どもと話すことだけだった。一方、ニュースキャスターのミリアムは結婚していた7年もの間、浮気三昧だった夫と離婚しようとしていたが、妊娠していることが発覚する。復縁を懇願する夫ファリードにうんざりしながらも、仕舞い込んでいたウエディングドレスを手にするミリアム。そして、結納の日を迎えたアイーシャには家族に言えない秘密があった。問題を解決するため、友人のマルジェに協力を仰ぐアイーシャだったが、そのためには多額のお金が必要だった。彼女たちが時同じくして向かった場所とは……。●クレジット・キャストハヴァ :アレズー・アリアプーアマリアム :フェレシュタ・アフシャーアイーシャ:ハシバ・エブラヒミ・スタッフ監督 :サハラ・カリミ脚本 :サハラ・カリミ、サミ・ハシブ・ナビザダ撮影監督 :ベッフルーズ・バドロージュ録音 :アスカール・アーブグーン録音監修 :モハマッド・レザー・デルパク編集 :マスタネー・モハジェル音楽 :サバ・ネドイ、アリ・タヴァコリプロデューサー:カタユーン・シャハビ、サハラ・カリミ原題:Hava, Maryam, Ayesha配給:NEGA2019年/アフガニスタン・イラン・フランス/カラー/16:9/83分/ペルシャ語、ダリ語公式サイト: Twitter : Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月20日『トップガン マーヴェリック』の世界プレミアが、カンヌ映画祭で行われることがわかった。オフィシャル・セレクション枠での上映。映画祭では、トム・クルーズのキャリアを称える特別のイベントも予定されているという。今年は、クルーズが『遥かなる大地へ』でカンヌを訪れてから30周年となる。コロナのため、公開が何度か延期された『トップガン マーヴェリック』は、5月27日(金)に日米同時公開される。監督はジョセフ・コシンスキー、共演はマイルズ・テラー、ジェニファー・コネリーら。文=猿渡由紀『トップガン マーヴェリック』5月27日(金)公開
2022年03月18日大阪から優れたアジア映画を届ける《第17回大阪アジアン映画祭》(以後OAFF)が、20日(日)まで梅田ブルク7、シネ・リーブル梅田、大阪・福島のABCホールで開催されている。昨年も「特別注視部門」で上映された『ブータン 山の教室』が、劇場公開され、日本時間の28日(月)に開催されるアカデミー賞でも国際長編映画賞にノミネートされるなど、アジアン映画祭で上映された作品が後に劇場公開され、ヒットするのは映画ファンなら周知のはず。17回目を迎える今回は、計77作品と映画祭史上最大規模の出品本数で開催。そんな多種多様な作品について、過去に同映画祭で審査委員も務めたこともあり、毎年映画祭に通っている映画評論家のミルクマン斉藤さんが、暉峻創三プログラミング・ディレクターにインタビュー。世界初上映の23作品を含め、ほとんどが日本初上映となる作品だけに、このインタビューは必読です!後編は、特集企画《Special Focus on Hong Kong 2022》や《台湾:電影ルネッサンス2022》や特別注視部門の中の短編などをご紹介!──香港映画ですと、OAFF常連監督アモス・ウィーの『僻地へと向かう』がありますね。暉峻:これも海外初上映なんですが、クオリティ的にはコンペティションに入れても全然良い出来なんです。これと『私のインド男友』の2本で、今年はカーキ・サムという男優を発見する年になるんじゃないかと思います。十代の後半から映画に出ていた人なんですけど、あまり今まで目立ってなくて、『僻地へと向かう』は久々の主演作ですね。香港って狭い都市のようで、意外に僻地と呼ばれるところがいっぱいあって、僕らが知っている香港とは全く違う、見たことのない香港ばっかり映るんですよ。ひとりの男とそれを囲む5~6人の女の話で、女たちがみんな僻地にいるんですよ。そういうところを訪ねていくという話。──それは香港映画好きにとっては楽しみです。威勢のよさそうな作品だと『黄昏をぶっ殺せ』がありますね。暉峻:香港も今すごい高齢化社会なんで、最近いくつか老人ものがアート系も含めてあるものの、だいたい介護されないと生きていけないとかなんです。でも、この映画の老人は超元気なんですね。現役バリバリで。人生の黄昏の時期にさしかかったけど、もう一暴れしてやる!みたいな映画で。この映画の主役はパトリック・ツェーで、ニコラス・ツェーのお父さん。85才くらいですけどアクションも披露していて、香港電影評論学会大奬で最優秀男優賞を受賞したんです。女優もファン・ボーボーら往年のスターが出ていますし、そんな人たちが最後に大活躍する映画ですね。『四天王』──映画祭のリーフレット見ただけでけっこう毒々しいのがベトナム映画の『椿三姉妹』。暉峻:確かにある意味狂っている。映画祭入選なんてことは考えないで作られた映画に違いなくて、純粋に大衆向けなんですけど無茶苦茶面白い。タイ映画『四天王』も海外に出るのは初めてで。絶対普通は映画祭で上映されないようなタイプ。昔、香港映画で「古惑仔(こわくちゃい)」もの(ストリートの少年チンピラ映画)が流行ったじゃないですか。あの路線なんですよ。タイではかなりの人気者が出ていて、ものすごくヒットしたんですが、この人気者たちがどう見ても高校生に見えない(笑)。大人時代も同じ人が演じているんですけど、高校生時代はかなり無理があるかもしれないです。──OAFFでは毎回充実している台湾映画ですが、今年はどうですか?。暉峻:『一人にしないで』には、まだ表には出ていない売りがあって。最近チャン・チェンが新人監督を育てようというコンセプトで作った映画制作会社の作品なんですよ。ですから事実上、彼のプロデュースといえる作品ですね。ただ、映画の中に本人が出てくることは一切ない。『修行』はどっちかというとアート路線ですね。ただ、台湾映画ファン的に言うと、チェン・シャンチーがヒロインで、相手役がチェン・イーウェン。『クーリンチェ少年殺人事件』や『エドワード・ヤンの恋愛時代』に出演していたエドワード・ヤンの門下生が主演をしている映画なんです。──ちょっと珍しいところでは、シリーズドラマの第一話、ってのがありますね。『縁起良き時(第1話)』。暉峻:台湾のキャッチプレイという向こうでは有名な配信サービスとHBO Asiaが組んで作ったんですが、まだ配信前なのでワールドプレミアになります。フォーマットとしては映画じゃないんですけれども、圧倒的に台湾映画界の有力者を集めて作っています。プロデューサーがホウ・シャオシェンで、監督は『台北暮色』のホアン・シー、そして主演がリー・カンション。シルヴィア・チャンも出ていて、どうやら彼女は全部のエピソードに出るらしい。台湾映画界の超注目の人たちが集まってこういうシリーズドラマを作るというのは、台湾政府的にも期待がかかっているみたいですね。──’82年のクラシック作品がデジタル・リマスターで上映される『女子学校(デジタル・リマスター版)』は?暉峻:自分が知る限り、レズビアン題材を扱った台湾映画でこれが一番古いもの。この映画に関してはもう一個動機として揺り動かされたのがミミ・リーって監督なんですね。台湾映画に詳しいつもりだったんですけれども、今まで意識したことがなく、台湾でもほとんど忘れられていた監督で。1946年生まれなのでホウ・シャオシェンとほぼ同世代、『光陰的故事』や『坊やの人形』で台湾ニューウェイヴが現れたのと同時代の作品なんですよ。監督が自分で持っているプリントをフィルムアーカイヴに寄贈して、それでデジタル修復が完成したんです。『二度と一緒にさまよわない』──今年は例年になく短編が多いですよね。横浜聡子特集も含めると、なんと9プログラム。お客さんもずいぶん入っていますもんね。暉峻:自分も含めて、映画祭で何を見ようかとなった時に、ついつい短編プログラムってスルーしちゃうじゃないですか。でも今年だけは絶対にスルーしない方が良い。短編が傑作揃いなので。さっきの続きで言うと、タイの作品で『理想の国』というのがあるんですけど、これもレズビアン題材で。どの映画にも共通しているのはレズビアンを特別なこととして扱ってないということですね。インドの『母のガールフレンド』もタイトル通りです。──台湾の短編は毎年紹介されますが、総じてレヴェルが高いですねえ。暉峻:よくご存じで。『三月的南国之南』は台湾の歴史を描いている作品で、現在と過去を短い時間の中で現実を反映して作っている作品で、すごいスケール感があります。『凪』の監督は香港の人で、更に面白いのが言語はほとんど日本語なんですね。台湾を舞台に、おそらく香港の情勢を嫌ってやってきた女と日本人の男の出会いがあって恋愛物語になるというような話なんですけれど。直接的に香港情勢を語ってはいないけれど、背景にはそういうことも密かに示している。──そういえば今、世界中が注視しているウクライナ映画もありますね。暉峻:『二度と一緒にさまよわない』ですね。監督はモスクワで映画を勉強したウクライナ人、出演者もウクライナ人なんだけど、話は完全にトルコで展開するんです。一方で、短編だけれども有名人が出ている映画もあって、『バグマティ リバー』はクロージング作品にも出ている阿部純子で、こちらは主演作。監督は日本人ですが、全編ネパール撮影ですね。『アウトソーシング』は監督が坂下雄一郎(『決戦は日曜日』等)だし、俳優も前野朋哉に小川紗良。──短編だけじゃなく、長編も日本映画が例年より多いですが。暉峻:インディ・フォーラム部門でまだ無名な監督の作品がわりと入っていますけど、ざっくり言えば無名な監督の作品ほど面白いものがいっぱい。例えば『スイッチバック』とか。ワークショップ的に作られた作品なんですけれども、監督の才能は紹介しておきたいと思ったので。冒頭の数ショットだけでもぜひ見てみていただきたい。『ランダム・コール』は大神田リキって言う監督ですが、シカゴ生まれのハンガリー系アメリカ人なんですよ。NHKの朝ドラ「おちょやん」にも出演の渋谷天笑、『ひとくず』の上西雄大監督らが出演した、完全な日本語映画です。──面白いですねえ。そうしたボーダレス感こそがOAFFの最大の魅力で。楽しみにしています!暉峻創三プログラミング・ディレクター第17回大阪アジアン映画祭3月20日(日)まで開催中会場:梅田ブルク7、ABCホール、シネ・リーブル梅田、国立国際美術館[問] 大阪市総合コールセンター(なにわコール)06-4301-7285取材・文/ミルクマン斉藤
2022年03月12日3月18日(金)から3月24日(木)にかけて、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催される『TBSドキュメンタリー映画祭 2022』のアンバサダーに、爆笑問題の太田光が就任。本日3月11日に、ヒューマントラストシネマ渋谷と同じビル内にある東京カルチャーカルチャーにて開かれた会見イベントに太田が登壇した。『TBSドキュメンタリー映画祭』は、TBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベント。国内だけでなく世界を震わす作品をテーマに、昨年は22作品を制作。2回目となる今年は、エンタメから政治、戦争、コロナ禍にまつわるものまで幅広い11作品がラインナップされている。社会情勢や時事ネタを盛り込んだ鋭い切り口のネタで多くのファンを獲得している太田。今回の11作の中で印象に残った作品に、『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』『石破茂・嫌われた正論 10人の証言』の3作を挙げる。『戦争の狂気』は、危険と隣合わせの取材を続ける須賀川拓記者がイスラエルとガザを徹底的に歩き、証言を集め見えてきた理不尽かつ残酷な現実に迫る作品。特に上映中は緊張しながら観ていたという太田は、イスラエルがガザに投下したロケット弾の様子を語り「画に力があった」と熱弁。日々取り沙汰されているロシアのウクライナ侵攻に触れ、「若い人はまさか21世紀になってこんな戦争が起こるなんてと言っているけど、このパレスチナ問題もずっと続いていて。今はちょうど停戦してるけどこんな爆撃が続いてたんだって、知らない若い人たちには観てほしいですね」と思いを語った。さらにドキュメンタリー映画を観るときの基準を聞かれた太田は、「今起きていることと全ては繋がっている」と話し、再び世界が注目しているウクライナ情勢に触れながら、「一見関係ないように見えて、石破さんにしろ、ももクロ(『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』)ももしかしたらそうかもしれないけど、全部今の現象に繋がってるという意味ではどこが入り口でもいいと思います」と話す。デートにオススメな作品には、「石破さんじゃないですか。カップルで観てほしい。新たな恋の形じゃないでしょうか」と集まったマスコミ陣を笑わせていた。太田が企画・演出を担当した『笑う超人 立川談志×太田光』は、立川談志の落語を様々な角度から撮影したある種のドキュメンタリーのような作品。太田は最初から流れが決まっている映画よりも、膨大な素材があるドキュメンタリーの方が構成の部分で難しいと感じたらしく、「ドキュメンタリー撮ってる人ってこれをずっとやってるんだ、どこを選ぶのかを判断するのは難しいなと思ったね。フィクション以上に編集が難しいな」と自身の経験から、ドキュメンタリー作品へのリスペクトを述べた。取材・文・写真=渡辺彰浩「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」3月18日(金)〜3月24日(木)7日間ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)ほか全国順次開催上映作品(全11作品)『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』監督:立山芽以子(c)TBSテレビ『人生クライマー ~山野井泰史と垂直の世界〜』監督:武石浩明(c)TBSテレビ『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~』監督:酒井祐輔(c)TBSテレビ『だから私は前を向く 萌々花20歳』監督:山本一雄(c)TBSテレビ『石破茂・嫌われた正論10人の証言』監督:中島 哲平(c)TBSテレビ『完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙』監督:武田一顯、松原由昌(c)TBSテレビ『戦争の狂気 中東特派員が見たガザ紛争の現実』監督:須賀川 拓(c)TBSテレビ『日の丸 ~それは今なのかもしれない~』監督:佐井大紀(c)TBSテレビ『池袋母子死亡事故 「約束」から3年』監督:守田哲(c)TBSテレビ『ライブで歓声が聞こえる日 コロナ禍に抗う音楽業界』監督:川西全(c)TBSテレビ『さっちゃん最後のメッセージ 地下鉄サリン被害者家族の25年』監督:西村匡史、神保圭作 (c)TBSテレビ
2022年03月11日