「キュウリへの愛」が起業の道へ。ゼロウェイスト・ピクルスで社会を豊かにする男たち。
を起業することとなった。その年のファーマーズマーケットのシーズンに向けて数ヶ月試行錯誤し、お披露目したプロダクトは即完売。そこで本職はやめ、立ち上げた会社一本でやっていく決意をしたそうだ。その後、ちゃんとした仕事場としてのキッチンを見つけ、毎週100時間以上働いた結果、現在ではコロラド州をメインに500店舗にプロダクトを置いているそうだ。彼らのこだわりのピクルス作りはキュウリを切るところからパッケージのラベル貼りまで全て手で行う。そんなアットホームさと確かな味でコロラド州の人に認められた。
もったいない精神で生まれたベストセラー商品
でも彼らのヒットのきっかけとなった商品は実はピクルスではなく、トマトジュースとタバスコでお馴染みのブラッディメアリー。このベストセラー・ドリンクは、「もったいない精神」から生まれたそうだ。ビジネスが安定し始めると、タイラーとジャスティンははピクルスを作る過程でゴミとなっていく食材に心を痛め始めた。彼らは毎週約136kgもの生ゴミを捨てなければならなかったのだ。そこでピクルス用に漬けていたキュウリの残りの汁を使ったドリンク、ブラッディメアリーを思いつく。これがあっという間に人気になり、今では店の看板商品だ。