くらし情報『難民にならざるを得なかった人々のリアルとは。“観なかったことにできない映画祭”が今秋、日本で無料公開』

難民にならざるを得なかった人々のリアルとは。“観なかったことにできない映画祭”が今秋、日本で無料公開

日本に住んでいると、世界に多く存在する「難民」について考えることは少ないかもしれない。しかし、だからといって問題を知らなかったことにしていいのだろうか。そんな難民問題について知る良い機会になるのが、来月末から東京をはじめとする日本各地で開かれる、難民を題材にした映画のみを上映する映画祭だ。12回目を迎える今年のテーマは、「観なかったことにできない映画祭」。これはまさに日本国内の難民問題への関心の低さに対する危機感からつけられたものだと考えられる。

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9月30日から開催される「国連UNHCR 難民映画祭2017」で上映される作品には、フィクションもあればスマートフォンで撮影した最前線のものまでさまざま。どれも難民が置かれた過酷な状況や行き場のない怒り、絶望、そしてそのなかで見出す希望などが描かれており、注目すべき作品ばかりだ。ここでは、そのいくつかをピックアップして紹介する。


『シリアに生まれて』
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