p.4 「フェアトレードでは救えない人々」に手を差し伸べた北欧No.1のスムージー会社、froosh。|『GOOD GOODS CATALOG』
また、frooshのトレード・マークであるお洒落なガラス製のボトルにも保存料などを使わなくても美味しさを保てる秘密が隠されている。一般的に使用されるプラスチックの場合、密閉されていても長い時間をかけて空気は通過し、その結果フルーツは酸化してしまう。そのため酸化を防ぐために酸化防止剤と言う添加物が使われているのがプラスチックボトルの現実。frooshはガラス瓶を使用して密閉することによって、スムージーのクオリティを保ち、フル ーツの酸化も防いでいるのだ。しかも、環境にもガラス製のボトルの方が良いことをみなさんは知っているだろうか?プラスチックと違い、ガラス瓶はもし誤って海に落ちても、長い年月をかけて砂になる。環境を第一に考慮し、froosh はガラス瓶を選んでいるという背景もある。
生産地への新しい“支援のかたち”
また、frooshの製品は生産者にフェアなトレード(取引)を行っている。フェアトレードと呼ばれる商品によくあるのが、商品の購入ごとに生産者に寄付金が送られ、金銭的に生産者をサポートすることだ。
しかし、この仕組みだと、金銭的な支援を受ける体制に慣れてしまい生産者の自立ができず、本質的な問題の解決にならないという声もある。