オープンに“メンヘラ”になると「幸せ」になれる理由とは。
また、約1000人に行った調査では、自分のネガティブな感情について後ろめたさを感じていない人の方が精神的健康が高かった。さらに、150人に対して3分間自分の長所や特技について述べてもらうという課題を行った結果、ネガティブな感情を避ける傾向がある人はそれ受け入れている人よりも課題に対して困難を示し、不安レベルも高いという調査結果を示した(参照元:Emotion Researcher)。ネガティブな感情を押し殺すのではなく、その事実を受け入れ、オープンになることが大切である。これらの結果から、自身のネガティブな感情を受け入れることは精神的健康を維持する上で非常に大切だとわかった。ネガティブな感情や心の不調を感じることはごく自然なことで、相談してはいけないことではなのだ。
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