どこで生まれても“ハーフ”はつらい。24歳の混血児ラッパーが「社会への怒り」を前向きに発信する理由。
日本で人種や国籍の異なる親から生まれた子ども(“ハーフ”と呼ばれることが多い)の数は年々増えている。2016年には日本人と外国人の間に生まれた子どもの割合は、日本人の出生数のうち約30人に1人(厚生労働省の数値を基に算出)だった。だが、見た目が“日本人らしく”ない人を「日本人ではない」とみなす日本人が未だ多い。2015年のミス・ユニバース日本代表に選ばれたアフリカ系アメリカ人の父親を持つ宮本エリアナに対して賛否両論が巻き起こったのも、その一例だ。だが“ハーフ”であることは、日本以外の国であっても簡単ではないという。
「黒人」と「白人」のはざまで生きる、“混血児”ラッパー