くらし情報『p.11 「捨てないで、よかった」。“人の命を救うゴミ”で作られた高性能バッグとは。|『GOOD GOODS CATALOG』』

p.11 「捨てないで、よかった」。“人の命を救うゴミ”で作られた高性能バッグとは。|『GOOD GOODS CATALOG』

「これはゴミだから捨てよう」。何気なくゴミ箱に捨てているそれは、果たして本当に「ゴミ」なのだろうか?この写真のバックが、実は「ゴミ」として処分されるはずだったエアバックだと聞いて、驚く人も多いのではないだろうか。

目次

・命を救うエアバッグに、命を吹き込むプロジェクトって。
・「新しいもの」よりも「新しい価値」が大事。


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車のエアバッグを再利用し、バッグなどのプロダクトを製造する工程。

命を救うエアバッグに、命を吹き込むプロジェクトって。

廃棄された車の部品は、そのほとんどがリサイクルされているが、実はエアバックとシートベルトだけはそのまま廃棄されてしまっている。そこで、“人の命を守ろうとしてきたもの(AIRBAG)に新しい命を吹き込み、再び世の中に戻す(BACK)”をコンセプトに、REBIRTH PROJECTは車のエアバッグの再利用に着目し、バッグなどのプロダクトを開発してきたバッグブランド『yoccatta TOKYO』とコラボレーションプロジェクトを立ち上げた。廃車解体施設で取り出されたエアバックは、工場に送られ人の手で一つひとつ縫製を解く作業から始める。特殊な方法で縫われているため、この作業だけでも30分を要する。
そして、エアバックに付着した油や汚れを一度洗浄し、乾燥させて、特殊なミシンで丁寧に縫い合わせる。

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