「レジ袋もパッケージも一切はありません」。“瓶のポルノ”が楽しめるアメリカのスーパーマーケット。
食料廃棄が世界的に問題視されていることは知っているが、あまり自分のこととして危機感を持っていない、そんなあなたに問いかけたい。「ここ1週間で何枚のビニール袋を受け取りましたか?」私たちが日々何気なく受け取っているビニール袋は立派な環境破壊の原因となる。プラスチックなどの不燃ゴミは、ゴミ埋立場に運ばれ有毒なガスを排出している。大きな地球のことを考えるために、まずは小さな一歩を。今回は小さくて大きな一歩を踏み出した夫婦が始めた「瓶のポルノ」がキーワードのスーパーマーケットを紹介する。
左がリンジーで右がジェシー
この店では、新鮮な地産物、スムージー、ナッツ、調味料といった食料品から、石鹸や洗剤、天然のコスメ道具などの生活用品まで、幅広い商品を提供している。一般的なスーパーマーケットと違うのは、これら全ての商品が個別包装されていないという点だ。梱包がないことに加えて、このシステムの環境への他のメリットを挙げるなら、自分が必要な量だけ選べるという点だ。
例えば、一人暮らしの人が大容量の食品や調味料を手に入れても、使い切らずに腐らせて捨ててしまうことがあるだろう。それを、このZERO marketなら自分の必要な量だけ瓶に詰めればいいから、買いすぎてしまうということがなくなるのだ。