くらし情報『#9 男の子か女の子か、どちらかじゃないとダメって誰が決めたの?21歳の「性別のない」アーティスト。| GOOD ART GALLERY』

#9 男の子か女の子か、どちらかじゃないとダメって誰が決めたの?21歳の「性別のない」アーティスト。| GOOD ART GALLERY

確か、こんな感じだった。これは自分についてうまく説明できてるフレーズだと思ったんだよね。社会やメディアや人々は個人が「どんな見た目じゃないといけないか」「どんな風に感じるべきか」「付き合いのなかでどんな人でいるべきか」を見た目で判断する。誰も裸になることはできない。それはドレスの一部だから(自分の性別を理由に人から期待されることが必ずある)。このフレーズがあった章に(記憶力悪いからたぶんだけど)、女性がどう社会に見られるかによって、時代ごとに絵が異なるって話もあった。でも最初はエイジェンダーでいることは辛くて混乱した。人に「彼女は」って女性の三人称を使われるたびに精神的にも身体的にも荒らされたような気持ちになった。
家族がサポートしてくれないのも、苦痛。でも自分について知らなかったことを知れたから幸せと言えるかもしれない。社会に押し付けられることなく、自分らしくいられていると思うし。

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All images by Akina Arakaki unless otherwise stated. Text by Noemi MinamiーBe inspired! 
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