「選択格差がない日本社会」を目指し、ある企業がはじめた“中・高卒のヤンキー”と企業をつなげる制度
人生の大きな決断の一つ、職業選択。大学生は、就職活動を通し自由に企業に話を聞きに行き、自分に合った会社を探すことができる。しかし、大学に入っていない、中卒・高卒者の就活状況はかなり制約に縛られていることを、あなたは知っているだろうか?また、制度的な制約に加え、中・高卒者へのネガティヴなイメージがさらに企業の受け入れのハードルを高くしている。人間の働く能力は学歴によって大きく変わるのか。若者の挑戦したいという思いを遮断してしまう、今の学歴中心の就職市場は、彼らのチャンスを無慈悲に奪っているのではないだろうか。この不公平を減らすべく立ち上がったのが、中・高卒者限定の「ヤンキーインターン」プロジェクトである。
インターン生は食事や住まいなど、生活インフラが無償で提供され、英会話学習や各業界人の講義を聞いたり、実際に営業の仕事を実践するなどして半年間の研修を行う。人生の選択肢を幅広く提示し、消去法ではなく自分の意思で選択した道を歩んでもらうことが目標だ。
ヤンキーインターン参加者の右からbefore、after①
ヤンキーインターンを提供する株式会社ハッシャダイは、「中・高卒者の存在が認知され、仕組みが定着し、ハッシャダイが不要になる世の中こそが、僕たちが目指す世界」