#14 現代社会で軽視されがちな“感情”の大切さをアートを通じて思い出させてくれる「ビジュアル哲学者」|GOOD ART GALLERY
世界中の社会派なアーティストを紹介するBe inspired!のシリーズ「GOOD ART GALLERY」。今回編集部は、とあるビジュアル哲学者に東京・神保町のカフェで落ち合った。彼女の名はBUCKLEY(バックリー)。ニューヨークとLAを拠点に活動するビジュアルアーティストである。
“to hold with one’s whole self is to behold being held in wholeness” 2018. FOR JAPAN & AARON
ーまず改めて、東京はどうでしたか?長年の夢が叶って東京に来られました。想像以上でした。もう東京を離れたけれど、今でも「和」、「秩序」、「尊敬の心」、そして「静けさ」を私のなかに感じています。東京に触れて、私は深く変わりました。大都市でも平静を保ち、個人の責任を重んじ、集団のバランスへ献身的でいられるという素晴らしい例が東京だと思います。この街で生み出されたアニミズム*1、優美、そして詩的な考慮。東京を尋ねるとは、まるで一流のアーティストに出会うようなものです。私はこれからも常にこの経験を人生に反映させるでしょうし、東京から学んだことを崇め続けるでしょう。