「人が何よりも興味深い」。スケートボード界のレジェンドアーティストが“人を描いて”、現代人に伝えたいこと
それで特に気に入ったものには色を塗るんだ。それからヨーロッパで僕のアートを売ってくれているアートディーラーによると、有名なイタリアの美術批評家が僕の展示を見て「modern impressionism(現代の印象派)」だと言ってくれたらしい。辞書で定義を調べると、確かにうなずけるなと思って。印象派ではジェスチャーのように大胆な線が使われているし、僕はそれを使った現代アーティストだからね。それがだんだんしっくりきているよ。
ー今回展示されているGREENROOMは、ビーチと海の環境を守るための活動を行っていますが、それはご自身の普段の活動と関連していますか?うん、関連しているね。僕はビーチシーンや海にいる鳥の作品をよく作っているし、それはどれも僕にとって意味のあるものなんだ。サーフライダー・ファウンデーションっていう、水やビーチの保全活動をしたり、使い捨てのプラスチック製品を使わないよう呼びかけたりする国際的なNGOと僕の絵のコレクションを作ったこともある。
それを売った利益で団体がビーチをきれいにしたりしているんだ。僕もいつもはウォーターボトルを持ち歩いているんだけどね、今回の旅には持ってきていなくて、ペットボトルの水を買ったんだ…本当はよくないんだけど。