#15 「肌荒れって美しい」。ニキビに美を見出した女性フォトグラファーが、世の中の“美の基準”を再定義する|GOOD ART GALLERY
をピックアップし、Sophie自身に語ってもらった。
ーEpidermisで、イギリスに住む様々な肌の女性20人を撮影、インタビューしたとのことですが、撮影の前と後、モデルたちに変化はありましたか?モデルたちのなかには、化粧なしで家から出たことがない、なんて人も少なくありませんでした。だからこそ、彼女たちにとって撮影に参加するのは勇気がいることだったと思います。はじめは緊張していたり、不安そうだったりした子も、撮影が終わったあとは、解放されたような気持ちになったり、自分が美しいと感じたり、力をもらったように感じたようでした。出来上がった写真にはポジティブな反応ばかりだったし、みんなとても気に入ってくれました。このプロジェクトに参加したことで、モデルたちはありのままの自分に対して前より自信がついたようでした。
-あなたが思う「美しさ」とはなんですか?ありのままの自分に自信を持っている人にはとつもなく美しい何かが秘められていると思っています。私はそれができていないから、そういう人を見ると「美しさ」とはこのことだな、と感じます。
-日本の読者たちに、今一番伝えたいことは何ですか?美しさはその個性によって祝福されるものであり、明らかに主観的なものでもあります。